イギリスへの憧れとマンチェスターユナイテッド

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初めましてMasaユナイテッドといいます。

私は2000-2001シーズンからマンチェスターユナイテッドを応援しています。

サッカーに興味のない方でも一度は名前ぐらいは聞いたことがあるかと思いますが、イギリスのフットボール(サッカー)クラブで、世界中にファンを持つメガクラブです。かつてはベッカムや香川真司選手も所属していたのでご存じの方も多いと思います。

このブログでは
マンチェスターユナイテッドのコラムやマッチレポート、移籍情報などを書いていこうと思っています。

ユナイテッドファンの方はもちろん、サッカーファンの方にも為になるブログにしていきますので読んでいただけるとうれしいです!

下記コラムは、2019年3月にnoteに掲載した記事をリライトしてます。
自己紹介も兼ねてますので、ぜひ参考にして下さい。

私はサッカーの経験もなく、マンチェスターに縁もゆかりも無いのですが、そんな私がなぜ応援しているのか、まずはその事を書いていこうと思います。

👿UKロックとfootball

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2000年、コンピューターの2000年問題や、世田谷一家殺人事件が起こり、モー娘や、サザンの「TUNAMI」がヒットした年、大学生だった私は音楽に夢中でした。友達とバンドを組み、大学にはロクに行かずに、来る日も来る日も作詞作曲をして過ごす日々。

ジャンルはUKロック。

高校時代からThe Beatlesが大好きで、それがきっかけでギターを始めたのですが、学生当時は「ブリットポップ」が全盛で、OASISやBlur、RADIOHEADを筆頭に次々新しいUKロックバンドが登場し、私を夢中にさせました。

リアムの歩き方や、デーモンの髪型、トム・ヨークの醸し出す負のオーラまで、彼らの一挙手一頭足がかっこよく見え、彼らのようになりたいと思っていました。

当時は

「日本なんてクソだ、日本の音楽もゴミだ」

という、ロックスターの鏡のような(笑)考えを持っていて、完全なイギリス至上主義者(失笑)。自分がここまでイギリスに憧れるのは、たぶん前世でイギリス人だったのだろうという根拠のない確信を持っていて、当時の友人達は呆れていたと思います。(何年か後に占い師に、あなたの前世は日本人です。と言われ愕然とします。)

そんな私だったので、UKロックのアーティスト達が、もれなくどこかのイングランドのサッカークラブのサポーターであるという事実に気付くのに時間はかかりませんでした。

OASISのギャラガー兄弟がマンチェスターシティのサポーターなのは有名ですが、The Stone Rosesのイアン・ブラウンはマンチェスターユナイテッド、Blurのデーモン・アルバーンはチェルシー、最近では、KASABIANが岡崎慎司選手が所属していたレスターシティのファンなのは有名ですね。

そこで私が下した決断は、私もイングランドフットボールを見て、どこかのサポーターになるというものでした。

👿アタッキングフットボールの衝撃

貧乏学生だった私は、CS放送の契約などできなかったので、イングランドの試合を見る機会がなかったのですが、WOWWOWを契約しているバイトの先輩に、試合の録画をお願いすることにしました。

当時のチャンピオンリーグに出ていたイングランドのクラブは、マンチェスターユナイテッド、アーセナル、リーズユナイテッドだったと記憶しています。すべての試合を録画してもらい、見ることにしましたが、ガンダムのモビルスーツの中で一番好きなのは

“ガンダム”

というミーハー気質の私は、見る前からシーズン連覇中で一番強く、一番有名なマンチェスターユナイテッドに心惹かれているのは拭いようのない事実でした。

確かに、ガナーズ(アーセナル)の華麗なボール回しや、Bad Boys軍団リーズのファイティングなサッカーも魅力でしたが、初めて見たマンチェスターユナイテッドの、圧倒的なアタッキングフットボールにOASISのLive Foreverを初めて聞いた時のような衝撃を覚え、すぐに虜になりました。

マンチェスターユナイテッドの選手たちは、これまでたまに見ていたJリーグとはまるで違う競技をしているように見えました。とにかく彼らはゴールを目指します。中盤の選手もバックの選手も、常にチャンスをうかがい、相対する相手マーカーをなぎ倒し、隙あらばペナルティボックスに侵入し、セカンドボールを拾い波状攻撃を仕掛けていました。

こうしてユナイテッドサポになった私は、翌2001-2002シーズンからCS放送の見れるマンション(無料だった)に引っ越し、ユナイテッドの試合をチェックし、プレステとウイイレを買ってきてユナイテッドを操り、愛読書は「ワールドサッカーダイジェスト」になりました。

👿ベッカムはスーパースター

2001-2002シーズンのマンチェスターユナイテッドは、前シーズンでプレミアリーグ3連覇の偉業を成し遂げ、4連覇に向けてオランダのPSVからルート・ファン・ニステルローイを獲得。最終ラインにも、スタムに代わり、ローラン・ブランを補強。中盤にはアルゼンチン代表のファン・セバスチャン・ベロンを加え盤石の体制で臨んだシーズンでした。

しかし、公式戦36ゴールを叩出したファン・ニステルローイの活躍があった一方、ベロンを加えた中盤が機能せず、リーグ戦もカップ戦も思うような結果が出ず、首位アーセナルから勝ち点10差の3位に甘んじる結果となってしまいました。

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01-02 ラインナップ

そんなシーズンでしたが、私はユナイテッドを応援し、ミーハーな私は当然ベッカムのファンになっていました。今でこそスコールズの凄さが分かりますが、当時のベッカムも半端なくスーパーな選手でしたね。

彼の右足から放たれるレーザービームのようなアーリークロスは機械のように正確で、数センチ手前の相手DFの頭には当たらないのに、すぐ後ろにいるファン・ニステルローイにはピンポイントで届くという手品みたいなシーンを何度も見ました。

私はそれまでノエル・ギャラガーのような猛者苦しい髪型だったのですが、2002年に控えた日韓ワールドカップに向けてベッカムヘアー(ソフトモヒカン)に変身。日本でベッカムの、そしてイングランド代表の雄姿を見るべくテンションを上げていきました。

しかし、記憶にある方もいると思いますが、ベッカムはワールドカップを控えた4月のチャンピオンリーグ(CL)で、デポルティボのドゥシェルのタックルを受けて足を骨折。ワールドカップに間に合うかギリギリの状態になってしまいました。結局何とかピッチには立ちましたが、本調子とは程遠い出来だったベッカム。それでもイングランドのユニフォームを着てテレビの前だったが応援したのは今でも良く覚えています。

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👿ユナイテッドという習慣

こんな感じで私はマンチェスターユナイテッドを応援し始めました。

あれから18年クラブにも色々なことがありました。ベッカムがクラブを去り、クリスチアーノ・ロナウドやウェイン・ルーニーがやってっきてCLを制覇し、香川もやってきて、ファーガソン監督が勇退し、暗黒時代に突入・・・

私もすべてのユナイテッドの試合を見てきたわけではもちろんありません。仕事中もユナイテッドのフォーメーションを考えている時期もあれば、ハイライトだけチェックして試合を見ない時期もありました。でもユナイテッドの情報をチェックすることは歯を磨くことぐらい当たり前の習慣としてずっとやってきました。

正直、ファギー(ファーガソン監督)勇退後のモイーズ→ファン・ハール→モウリーニョの3監督時代は見ていて辛かったです...。少なくとも、私が虜になったアタッキングフットボールはもはやありませんでした。見事に壊され、バラバラにされ、醜態をさらすチーム...。無気力にピッチに立つユナイテッドの選手たち...。

しかし、現在、ユナイテッドは復活しようとしています。

オーレ・グンナー・スールシャール監督のもとで。

*このコラムは2019年3月にnoteで公開した記事をリライトしています。

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