こんにちはMasaユナイテッドです。
今回はライバル探訪 リヴァプール編 Part2として、
過去の名勝負や、選手同士の因縁の対決。そしてクロップ・リヴァプールの戦術ポイントを紹介します。
Part1はこちら

以下項目です。
①過去の名勝負
両チームの対戦はいつだってエキサイティング!。まずは過去の名勝負を3つ紹介します。ただし、私が見た中でなので2000年代に限定させて頂きます。
第3位
14-15 3/22 アンフィールド
リヴァプール(⚽スタリッジ) 1-2 ユナイテッド(マタ⚽⚽)
マタが2Gを上げた試合。それ以上にこの試合はジェラードの秒での退場で有名です。前半14分にエレーラからの素晴らしいスルーパスを受けたマタが先制点。後半開始と同時にリヴァプールはジェラードを投入します。そしてピッチに入ってから
わずか38秒。
エレーラのスライディングをかわしたジェラードは、そのままエレーラの足を踏みつけます。これに対して主審のマーティン・アトキンソンはレッドカードを提示。一発退場になりました。キャプテンの退場に大いに盛り上がったのはユナイテッドサポです(笑)。
第2位
08-09 3/14 オールドトラッフォード
ユナイテッド(⚽ロナウド) 1-4 リヴァプール(トーレス⚽ジェラード⚽アウレリオ⚽ドッセーナ⚽)
ホーム、オールドトラッフォードでの衝撃の敗戦。
PKをロナウドが決めて先制するも、ヴィディッチがロングボールを処理しようとしたところを、トーレスに後ろからボールを奪われ同点にされます。その後エブラがジェラードを倒しPKを与え逆転され、さらにヴィディッチが退場。アウレリオにFKを決められ、ダメ押しにドッセーナに4点目を決められます。まさに崩壊したユナイテッド。オールドトラッフォードで4失点したのは17年振りでした。
第1位
10-11 3/14 オールドトラッフォード
ユナイテッド(ベルバトフ⚽⚽⚽) 3-2 リヴァプール(ジェラード⚽⚽)
ベルバトフのハットトリックで勝利した2010年の試合。前半終了間際にCKからベルバトフが決めて先制。後半にもナニのクロスにベルバトフがバイシクルで合わせ2点目!突き放します。しかしその後、エヴァンスがボックス内でトーレスを倒しPK。ジェラードが決めて1点返します。さらにゴール前のFKをジェラードに決められ同点に。手に汗握る展開は84分。オシェイのクロスにベルバトフがヘッドで合わせ勝ち越し!揺れに揺れるオールドトラッフォード!!大興奮のダービーでした。
Liverpool vs Manchester United | Top 5 Premier League Moments | Gerrard, Mata, Berbatov
②選手同士のバトル
この対戦カードでは、選手同士のマッチアップも見ごたえがあります。ダービーマッチでの因縁の対決を紹介します。
2-1 ヴィディッチvsトーレス
ビディッチは間違いなくワールドクラスのDFですが、フェルナンド・トーレスにはいつも手を焼いていた印象です。ビディッチはこの対戦最多の4回の退場をくらってます。上で紹介した2009年の試合でも、後ろからトーレスにボールをかっさらわれていますが、トーレスの狡猾な動きにビディッチは対応出来ない場面がよく見られました。
2-2 スアレスvsエブラ
2011年10月の対戦で、スアレスはエブラに対して人種差別発言をしました。VTRでも確認され、スアレスにはFAから8試合の出場停止処分がくだります。しかし、リヴァプールはチームとして、スアレスのTシャツを着用するなどして彼を支持します。そして2012年2月にオールドトラッフォードでの試合で再会する事になります。試合開始前の選手同士の握手の時、差出したエブラの手をスアレスは無視。握手を拒否しました。ユナイテッド側はファーガソンをはじめ、ファーディナンドらが激怒。まぁ試合終了後には、エブラがチームの勝利をスアレスのすぐそばでこれ見よがしに祝福しやり返していましたが...。この一件はリーグ全体で問題になりますが、結局スアレスが過ちを認め謝罪して収束しました。
2-3 ガリー・ネビルvsコップ
まずはこの動画をご覧ください。
— Gary Neville (@GNev2) 2020年2月29日
これは今シーズン28節のワトフォード戦で今期初黒星を喫したリヴァプールに対して、ガリー・ネビルがSNSでアップした動画です。シャンパンで祝杯をあげてユナイテッドファンを喜ばせました(笑)。
ユナイテッドの元キャプテンは大のリバプール嫌いで有名です。
2006年のダービーではファーディナンドの勝ち越し弾に、エンブレムにキスしながらコップの方に走っていき煽り、コップから大ひんしゅくを買いました。
他にはルーニーは、小さい頃からエバトニアン(エヴァートンファン)で、地元のライバルであるリバプールが大嫌いですし、逆にジェラードはユナイテッドが嫌いです。ジェラードはユナイテッド戦で得点を決めるとカメラにキスしに行くパフォーマンスでユナイテッドサポーターの心を逆なでします。
現在のユナイテッドのスカッドではネビルのように、リヴァプール嫌悪を前面に出す選手はいませんね。ただ、リバプール戦やシティ戦は普段の試合より気合の入っている選手は明らかに多いです。ラッシュフォードとか、ペレイラとか。今後ユナイテッドが復権し、リヴァプールと優勝争いできるようになれば、またマッチアップの激しいダービーが戻ってくるでしょう。
③クロップ・リヴァプール
04-05シーズンのCL決勝戦、イスタンブールの奇跡当時はベニテスが監督でしたが、その後ホジソン、ダルグリッシュ、ロジャーズと監督を変えてきたリヴァプール。現在チームを率いるユルゲン・クロップ監督は、2015年10月からチームを率いています。約4年を掛けてチームをここまで強くしてきました。クロップ・リヴァプールの戦術ポイントを4つのキーワードで紹介します。
3-1ゲーゲンプレッシング
クロップの代名詞とも言えるゲーゲンプレス。前線でボールを失ったと同時に、守備のスイッチを入れ、複数人でプレスを掛けボールを奪い返し攻撃に転じる戦術です。まだ相手の守備陣形が整わないうちにゴールに迫るので効果的な一方で、体力的に非常にハードな戦術ですが、クロップは数シーズン掛けてこの戦術をチームに浸透させてきました。昨シーズンまでは凄まじいまでの迫力でプレッシングをしていましたが、今シーズンはポゼッションする時間帯を上手く取り入れている印象です。これにより体力を温存できるのはもちろん、ゲーゲンプレスがより効果的になっていますね。
3-2 強力3トップ
サラー、マネ、フィルミーノの3トップ。
フィルミーノが引いて受けて、マネ、サラーがダイアゴナルにハーフスペースに走り込む形が18番。(この3トップは、07-08ユナイテッドのロナウド、ルーニー、テベスを彷彿とさせます。)今シーズンリヴァプールは66ゴールあげていますが。内38点をこの3トップで取っています(57.5%)。さらに3人で20アシスト。どうしても得点の多いサラーやマネに目が活きがちですが、この3人の中で代役不在なのがフィルミーノでしょう。彼のオフ・ザ・ボールの動きは相手ディフェンスにギャップを作り、そこをサラーやマネが突く。いわゆる「偽9番」の役割ですが、クロップ・リヴァプールの生命線と言えると思います。
3-3 両サイドバック
リヴァプールの両SB アレクサンダー・アーノルドとアンドリュー・ロバートソン。豊富な運動量と抜群のキック精度で今シーズン、アーノルド12アシスト、ロバートソン7アシストを記録しています。アーノルドは現在プレミア最高の右SBと言われたりします。そしてユナイテッドのワン=ビサカと比較されたりしていますが、タイプが違いすぎて比較は意味をなさないと思います。ただあのキック精度はライバルチームながらうらやましかったりします(笑)。いずれにせよ、この2人のリヴァプールの攻撃に対する貢献は絶大で、戦術のキーとなっています。
3-4 ファン・ダイクとアリソン
CBのファン・ダイクは2018年1月に、GKのアリソンは2018年7月にレッズに加入しました。17-18シーズン4位に終わったリヴァプールは38失点しています。2人が加入し本格稼働した18-19シーズンは2位でしたが、22失点でリーグ最少を記録しました。さらにCLも制覇。まさにこの2人がラストピースでしたね。チームとして穴がほぼなくなりました。ファン・ダイクは強い、高い、速いの3拍子揃った上に、パスの精度も高いという現在最強のCB。昨シーズン、ドリブルで一度も抜かれていないとして話題にもなりましたが、そのフィードも高性能。一撃で前線のマネやサラーにピンポイントパスを送ります。
👿まとめ
いかがでしたか?
ユナイテッドの最大のライバル、リヴァプールを紹介しました。
今シーズンのリヴァプールの強さは07-08のユナイテッドに似ていると思います。強力な3トップに、鉄壁のDF。中盤にハードワーカーを並べるところなど。ただレギュラー陣の質が高すぎてバックアッパーがやや心もとないのが今のリヴァプールの課題ですかね?そういった意味でも3トップに割って入れるよう南野に期待したいです!
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