こんにちはMasaユナイテッドです。
今回はユナイテッドのNo.5 キャプテンの
ハリー・マグワイア
を紹介します!
以下項目です。
①プロフィール
選手名:ハリー・マグワイア
生年月日:1993年3月5日
国籍:イングランド
身長:194cm
ポジション:CB
背番号:5
チームキャリア:バーンズリー(?~)→シェフィールド・U(09-10~)→ハル・シティ(14-15~)→レスター・シティ(17-18~)→ユナイテッド(19-20~)
利き足:右
契約終了年:2025年6月30日
マグワイアはシェフィールド出身です。地元のBrunsmeer Athleticというサンデー・リーグでサッカーを始め、その後バーンズリーに加入。16歳の時にシェフィールド・ユナイテッドのアカデミーに入団します。
2011年4月のカーディフ・シティ戦でトップチーム・デビュー。いきなりマン・オブ・ザ・マッチに輝いています。11-12シーズンにはチームは降格してしまいますが、主力として3シーズン在籍し166試合12Gの成績を残します。
14-15シーズン、当時プレミアに所属していたハル・シティに移籍。しかし3試合に出ただけで当時2部のウィガンにレンタル移籍します。15-16シーズンはハルに戻りますが、チームは降格。その後1年でプレミアに返り咲きますが、マグワイアは翌17-18シーズン、ハルの再降格に伴いレスター・シティに1200万ポンドで移籍します。レスターには2シーズン在籍し、76試合5G3Aの成績を残します。このレスター時代に大きく成長し、評価を上げイングランド代表の中心選手として2018ワールドカップに出場。スウェーデン戦ではゴールも上げましたね。
そして2019年8月5日、26歳の時にユナイテッドに移籍。移籍金はDF史上最高金額の8000万ポンドと報じられました。加入1年目から主軸として最終ラインを統率。公式戦55試合3G3Aを記録しています。2019年10月24日のヨーロッパ・リーグ、アウェイのパルチザン戦で初めてキャプテン・マークを巻き、以降アシュリー・ヤング不在時はキャプテンに任命。ヤングが移籍してからは第1キャプテンに就任しました。
続く20-21シーズンは52試合2G2Aを記録。チームの大黒柱としてフル稼働しました。
②プレースタイル
2-1ストロング・ポイント
マグワイアのストロング・ポイントは空中戦、フィジカル・パワー、冷静さの3点です。空中戦は194cmの長身を活かし守備、攻撃両面で力を発揮します。ロングボールはことごとく跳ね返し、敵陣でのコーナーキック時は相手の脅威となります。また体重100kgを誇り、パワーで負けることはほぼありません。というか、皆マグワイアとのフィジカル勝負は避けてリンデロフとマッチ・アップしにいきますね(笑)。
そして冷静さ。決してスピードがあるタイプではないですが、冷静に状況判断ができるので危ないスペースをいち早く見つけカバーリングやインターセプトができます。冷静に最終ラインを「統率」するという意味ではリオ・ファーディナンドに似ている部分もあります。
パスセンスも非凡なものがあります。サイドに中距離のパスを展開することもできますし、前線に楔のパスを打ち込むこともできます。ユース時代中盤の選手だったことも影響しているかもしれませんね。スペースがあればハーフウェイライン付近までドリブルでボールを持ち上がるのも特徴ですが、ユナイテッドに来てからは少し自重気味だと思います。
リーダーシップも素晴らしいものがあります。ロイ・キーンのように闘志を前面に押し出すタイプではないですが、ピッチ上では味方への指示出しを行い、ピッチ外でもチームをまとめる働きをしているようです(エピソードで詳しく書きます)。
2-2ウィーク・ポイント
マグワイアのウィーク・ポイントはやはりスピードでしょう。スピード勝負では分が悪いです。ユナイテッドの最終ライン設定が低めなのは、CBのスピード不足とデ・ヘアの守備範囲の狭さが影響しています。リトリート・ディフェンス時は問題ないですが、カウンターを受けやすい、敵陣でのポゼッション時はマグワイアのスピード不足には注意が必要です。
まぁこれだけ体重があってスピードもある選手ってそうそういないですけどね。その分パワーが売りなので仕方ない部分もあります。
2-3課題
現在27歳のマグワイア。これ以上能力が飛躍的に向上することはあまり考えられません。CLに出場して大舞台での経験値を増やし、より成熟したCBを目指していくのが次のステップでしょう。チームとしてタイトルを取り、名実共にワールド・クラスのディフェンダーになってほしいですね。
そのためにはマグワイアの課題ではないのですが、マグワイアの相棒を誰にするのかというのが結構重要なチームの課題となっています。ウィーク・ポイントでも書きましたが、なかなか1人だけで完璧なディフェンダーはいません。2人のCBのコンビネーションや補完性でユニットとしての完成度を上げる必要があります。
ユナイテッドの歴代で言えば、スティーブ・ブルースとガリー・パリスターのコンビ(ちなみにブルースは、マグワイアをハルに迎え入れた監督です。)やリオ・ファーディナンドとネマニャ・ビディッチのコンビがそうであったようにマグワイアにもそういった相棒が必要です。現スカッドではリンデロフと組むことが多いですが、リンデロフもスピードがあるタイプではなく、完璧な相棒とは呼びにくい状況です。
③エピソード
・8000万ポンドで移籍してきたマグワイアですが、同時にシティから週給27.5万ポンドという破格の給料を提示されていたそうです。それを断りユナイテッドを選んだマグワイア。現在のユナイテッドでの給料は週給18.9万ポンドです。
・シェフィールドのユース時代、ポグバやリンガードを有したユナイテッド・ユースと対戦し1対4の大敗を喫しました。この試合マグワイアは頭を強打、脳震盪で病院に運ばれますが、試合数日後マグワイアに非通知の電話がかかってきます。電話の主はアレックス・ファーガソン。ファーガソンはマグワイアの容態を気遣った後、こう言ったそうです。「君のプレーは素晴らしかった。もしこのままひたむきに努力を続ければ、きっと一流の選手になれる」この言葉がマグワイアにとってどれだけ励みになったか想像に難くありませんね。
・理想のパートナーは?という質問にマグワイアは「ファーディナンドかな。彼のスタイルをモデルにしようとトライしてきたし、彼のゲームを見て多くのことを学んできた。だからリオだ。リオはボールを最終ラインから運ぶ点においても、DFのレベルを引き上げたと思う。彼は僕の目を開かせたし、トップレベルのセンターバックにはこれが必要なのかと思ったよ」と答えています。
・19-20シーズン第26節のチェルシー戦で、マグワイアはユナイテッドでのプレミア初ゴールを決めていますが、チェルシー戦の前にマグワイアは家族にメッセージを送り、「今夜は得点を決めるよ。インスイングのコーナーを見ておいてくれ」とゴールを決めると宣言しており、実際そのようにゴールを決めました。この有言実行には訳があります。試合後スールシャール監督が「この試合の前に、とくに重点的に(セットプレーを)確認した。チェルシーの弱点であるように思えたからね。」と語ったように、ウィンター・ブレイクでセットプレーの練習を重点的に行ったそうです。自信があったのですね。
・2019年の夏、イングランド銀行は新50ポンド紙幣の人選を公募しました。それに対してあるフットボールファンがマグワイアを推薦しました。それも、2018年ワールドカップ期間中にホテルのプールでユニコーン型の浮き輪にまたがっているマグワイアの写真...(笑)。もちろん採用されることはなかったですが、ネット上では賛同する署名が5万件も集まり一時話題となりました。
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紙幣になった画像を見たい方はこちらのリンクからどうぞ!
New £50 note will feature a British scientist – BBC News
・ユナイテッドの選手たちは自分たちの給料を30%カットし、コロナ・ウィルスと戦う医療従事者(NHS)に寄付をしていますが、選手全員の合意を取り付けるのにマグワイアが一役買ったそうです。さすがキャプテンですね。
・ユナイテッドは19-20シーズンのウィンター・ブレイクにスペイン・マルベーリャでの合宿を行っていますが、ある夜マグワイアの発案でマルベーリャのセレブ・ホットスポット「La Sala」へ出かけることになりました。この事がチームの結束を高め、リーグ戦再開後の快進撃に繋がったと言われています。
・マグワイアには長年連れ添っているファーン・ホーキンスさんという婚約者がいます。2020年5月9日インスタグラムで第2子の誕生を報告。名前はパイパー・ローズ・マグワイアとの事。女の子です。おめでとう!キャプテン!
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・19-20シーズン、マグワイアはリーグ戦29戦すべてにフル出場しています。これはデ・ヘアとともに最多。さらにプレミアの全選手の中でインターセプト数53回で9位、クリア数は132回で10位の成績。空中戦勝利数は136回で7位、パス成功数は1553本で9位という好成績です。
👿まとめ
いかがでしたか?
ユナイテッドの新たなリーダー。ハリー・マグワイアを紹介しました。
エピソードをまとめていて印象的だったのは、ユナイテッドとの繋がりと、随所で発揮しているリーダーシップです。まさしくユナイテッドのキャプテンになるべくしてなった男。そういった印象ですね。
近い将来、マグワイアがトロフィーを掲げる姿を思い描いて応援したいと思います!
最後まで読んで頂きありがとうございました!気に入って頂ければSNS等で拡散、はてなブックマーク、コメントもお待ちしてます!よろしくお願いします!
コメント
3バックにしてあと一枚バイリーかワンビサカを使えばリンデロフ、マグワイアのスピード不足が解消されるのではと。
ワンビサカはかなり優秀ですが、強みは守備なので4バックで中途半端に攻撃参加させるより3バックで守備に専念させた方が良いのではと思う。
あかぷりお (id:akapurio)さん
コメントありがとうございます!そうですね!実際強豪相手の時は3バックで臨むことも増えてます。ショーは3CBの一角で目途が立ってきましたね。ワン=ビサカのCBもその内試されるかもしれません。