【選手名鑑】ルーク・ショー No.23【マンチェスター・ユナイテッド】

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こんにちはMasaユナイテッドです。

今回はユナイテッドのNo.23  ワールドクラスの左SB

ルーク・ショー

を紹介します!

*なおこの記事は2021年10月8日に一部内容を書き換えました。

以下項目です。

①プロフィール

選手名:ルーク・ショー
生年月日:1995年7月12日
国籍:イングランド
身長:181cm
ポジション:LSB,LCB
背番号:23
チームキャリア:サウサンプトン(12-13~)→ユナイテッド(14-15~)
利き足:左
契約終了年:2023年6月30日

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ロンドン南西部、キングストン・アポン・テムズ王立特別区で生まれたルーク・ショー。幼少期はジャンフランコ・ゾラに憧れるチェルシー信者として育ちました。8歳の時にはギルフォードにあるチェルシーの養成所でプレー経験がありますが、「小柄過ぎる」という理由でアカデミーには加入できませんでした。

2003年、9歳の時にサウサンプトンのユースチームに加入。2012年FAカップのミルウォール戦でトップチーム・デビュー。この時17歳でした。12-13シーズンプレミア昇格を果たしたサウサンプトンでチーム最年少プレミアデビューを飾っています。レギュラーとしてプレーした12-13シーズンはプレミア25試合に出場しました。

続く13-14シーズンは35試合2A(プレミア)の成績を残し、2014年4月にはPFA年間最優秀若手選手候補の1人に選ばれます。受賞は叶いませんでしたが、PFA年間ベストイレブンに選ばれました

2014年6月27日、ショーは推定3000万ポンドという10代の選手としては破格の移籍金でユナイテッドに加入しますしかし加入早々ハムストリングを負傷。14-15シーズンはリーグ戦わずかに16試合の出場にとどまります。15-16シーズンは期待が大きかったですが、9月15日のCLグループ・ステージのPSV戦でエクトル・モレノのスライディング・タックルを受け足を複合骨折。復帰まで11ヶ月を要する大怪我でした。

17-18シーズンはモウリーニョに冷遇されリーグ戦11試合のみ。18-19シーズンにようやくコンスタントに出場機会を与えられ29試合1G4Aを記録します。そして19-20シーズン、今年こそはと意気込んで臨みましたが3節で負傷。19歳のブランドン・ウィリアムズにポジションを脅かされますが、3CBに対応するなど最終的にはリーグ戦24試合に出場しました。

そして20-21シーズン。ショーはついにワールドクラスのSBとして覚醒します。アレックス・テレスというライバルの加入が刺激となり、特に攻撃面で進化。公式戦46試合1G6Aを記録。リーグ戦のキーパス71本はブルーノに次ぐチーム2位。チャンスメイク能力が開花したシーズンとなりました。

②プレースタイル

2-1ストロング・ポイント

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ショーの強みは戦術的柔軟性です。ラッシュフォード、マルシャル 、ポグバ など、左偏重になりがちなユナイテッドの攻撃陣を後ろから支え、時には自ら前線に飛び出していき、サイドでの数的優位を作ります。大外のレーンだけでなく、インサイド・レーンへの走り込みができるのも効果的。

更に、ビルドアップ時にはサイドで「逃げ口」としての役割をこなし、カウンターを受ける時はCBの様に最終ラインにいち早く戻って対応できます。持ち前の機動力を活かして攻撃的なSBとしても、守備的なCBとしても振る舞えるのがショーの最大の強みでしょう。

フィジカルの強さを活かしたスタンディング・タックルにも定評があります。181cmですがヘディングもまずまず強いですね。

そして、もっとも進化したのがチャンスメイク能力。20-21シーズンは、ブルーノに勝るとも劣らないチャンスメイク数をマーク。ユナイテッドの攻撃に欠かせない選手として、重要な地位を確立しました。

 2-2ウィーク・ポイント

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そんな成長著しいショーですが、弱点らしい弱点はなくなりつつあります。怪我がちという事が、もっとも大きな成長の足かせになっていましたが、20-21シーズンは大きな怪我なく公式戦46試合に出場しました。この事も、ショーが大きく飛躍した一因だと思います。

守備面でもスピード、強度、技術、どれも高水準でこなせるようになっており、左サイドのマグワイアやラッシュフォード、ポグバとの連携も問題ありません。敢えて言うなら、コンディションが整っていない時は、ディフェンス面での判断が的確でないシーンが見られます。無謀に飛び込みスペースを与えてしまったり、ドリブルでの仕掛けに後手を踏んだりなど...。まぁ、モウリーニョ時代に比べたら攻守両面で信じられない程進化したと思いますが...。

2-3課題

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怪我がちな体質も克服しつつあり、完璧な左サイドバックに近づいたショーですが、チャンスメイク数の割にアシスト数が物足りない印象です。20-21シーズンのアシスト数は、リーグ戦の6つだけ。キーパスを71本繰り出している割には物足りませんね。もちろんパスを受ける側が、ゴールに結びつけられていないということもありますが、セットプレー時のキックの質には少し疑問が残ります。

コーナーキックを任されているショーですが、球質はそれほど鋭いものではありません。このあたりは少し改善の余地があるかもしれませんね。

③エピソード

・ショーはユナイテッド加入時の14-15シーズンはエブラの後継者として背番号3を付けましたが、次のシーズンには23番に変更しています。23番はサウサンプトン時代につけていた番号で本人は「とても居心地の良い番号なんだ。引退までこの番号でいきたいね。」と言っています。ちなみに14-15シーズン23番を付けていたのはトム・クレバリーでした。

モウリーニョ前監督は、度々ショーを公の場で批判してきました。2018年3月のFAカップのブライトン戦では、前半のみで交代させられた上に、「ショーのパフォーマンスに満足できなかった」と公に発言。ハーフタイム中、ロッカールームでショーはモウリーニョに「なぜあなたはいつも僕をやり玉にあげるんだ」と感情的になっていたと報道されました。

・そんなモウリーニョに対して、ショーは「みんなはジョゼがこのクラブで何をしたか、すぐに忘れてしまうかもしれない。でも、彼は3つのトロフィーを獲った。多くのことをしてくれたんだ」と大人な発言。当時、私はショーへの風当たりが強すぎて、モウリーニョを好きになれませんでしたが、今思えばこの経験がショーを成長させたのは間違いないんですよね。本当にショーが嫌いだったのか、育成のためだったのかは今となってはわかりませんが、解説者になったモウリーニョは、「マグワイアはショーのカバーに奔走することになるだろう。」と言っていました...。

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・2020年1月のリヴァプール戦で0-2で敗れたユナイテッド。この試合「Sky Sports」で解説していたロイ・キーンは古巣の醜態に激怒。その矛先はなぜかウォーミングアップでショーがかぶっていた帽子でした。(下動画35秒~)ただのニットキャップなのですが、恐らく「大一番を前に防寒なんかしてるんじゃね~!」ってことだと思いますが、ショーってパワハラを喰らいやすいオーラが出てるんですかね??

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・18-19シーズンまでユナイテッドに在籍していたロメロ・ルカク。夏のキャンプ中にツイッターでユナイテッドの選手のランニングスピードのデータを公開しました。ショーは下位の成績だったので、それをバラされて不満を露わにしていましたが、その後インテルに移籍したルカクがCLで敗退し、ユナイテッドと同じELに転落してきたことに対して「おかえり」とツイートしてやり返しました。インテルに移籍してもELに戻ってきたねという皮肉的なニュアンスです(笑)。

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・度々太っていると批判されるショーですが、本人曰く「世間は僕が太ったということが出来る。だけど、自分の体についてわかっているよ。大きく見えるのは、もともと体が大きいからだ。ウェイン・ルーニーのようなタイプなんだよ」との事で【太っていない】という事だそうです。

・そんなユーモアのセンスがあるショーですが、2015年に負った足の大怪我では、足を切断する恐れもありました。PSV戦で負傷したショーは治療のため飛行機でイギリスに帰ろうとしたようですが、もし実行していれば血栓や腫れなどで足を切断することになっていたかもしれなかったそうです。

・ショーにはAnouska Santosさんというガールフレンドがいます。まだ結婚はしていないようですが、パーティーなどでは同伴で出席していますし、女の子も授かっています。実はスールシャール監督就任は彼女がショーに伝えたそうです。ショーはシャワーに入っていて携帯をチェックしていなかったと言っていました。

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Great night at the Player of the Year Awards! Well done to everyone who won an award! 👏🏼🏆

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👿まとめ

いかがでしたか?

貧弱な印象だったモウリーニョ時代から大きく成長し、名実ともに世界最高の左サイドバックに近づきつつあるショー。ユナイテッドにとってもショーの存在はとても大きいです。サイドバックが攻撃に要となるユナイテッドにおいて、ショーの進化はチーム力を押し上げる原動力になっていると言っても過言ではありません。

2021年で26歳となったショー。チームの中心選手の一人としてリーダーシップも発揮していって欲しいと思います。まだまだ進化が期待できるショー。どこまでいけるのか楽しみです。

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