【選手名鑑】ビクトル・リンデロフ No.2 【マンチェスター・ユナイテッド】

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こんにちはMasaユナイテッドです。

今回はユナイテッドのNo.2  “アイスマン”こと

ビクトル・リンデロフ

を紹介します!

以下項目です。

①プロフィール

選手名:ビクトル・リンデロフ
生年月日:1994年7月17日
国籍:スウェーデン
身長:187cm
ポジション:CB
背番号:2
チームキャリア:ヴェステロースSK(2010~)→ベンフィカB(12-13~)→ベンフィカ(15-16~)→ユナイテッド(17-18~)
利き足:右
契約終了年:2024年6月30日

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スウェーデン第5の都市、ヴェステロースで生まれたビクトル・リンデロフ。5歳の時に郊外の小さなクラブ、IKフランケでサッカーを始め、13歳の時にヴェステロースSKに入団します。2011年にはスウェーデン2部リーグでレギュラーとして活躍。年間最優秀選手賞を受賞しましたがチームは降格しています。

そして2011年12月、ポルトガルのベンフィカへの移籍が発表されます。しかしまだ海外へ行く心の準備ができていなかった母親とリンデロフに配慮しローン・バックという形で半年間スウェーデンに残ります。そしてチームの昇格を手伝ったあと、2012年7月にベンフィカBに加入します。ベンフィカBでは12-13から15-16シーズンまでで96試合3G4Aの成績を残します。15-16シーズンの後半戦からトップ・チームに主戦場を移し、15試合に出場。CL(チャンピオンズ・リーグ)出場も果たします。16-17シーズンは32試合1Gの成績を残し、2016年12月にはUEFAが選ぶ2016年のチャンピオンズリーグでブレイクした選手ベストイレブンに選出されました。

活躍が評価され翌2017年6月10日、推定3500万ユーロの移籍金でユナイテッドに加入します。17-18シーズンはプレミア17試合の出場に留まりますが、18-19シーズンはレギュラーとしてプレミア30試合に出場1G1Aを記録しています。

そして19-20シーズンは29節終了時点で26試合1Gという成績です。

②プレースタイル

2-1ストロング・ポイント

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リンデロフの守備で優れているのは、前を向かせない守備、カバーリング、飛び込まないディフェンスの3つ。マッチアップしているFWに入る楔のパスに対しては、絶妙な間合で前を向かせないプレーが得意。出足鋭くインターセプトする事もあります。カバーリングもとても優秀。決して足が速い選手ではないですが、読みが鋭くいち早く危険なスペースをカバーできるのでそこまで問題にはなっていません。飛び込まないディフェンスは、ドリブルで仕掛けてくる相手の動きをしっかり見て、逆を突かれたり、不用意に飛び込んだりするシーンがほとんどありません。

リンデロフは頭脳と観察眼に優れたディフェンダーだと言えます。

足元の技術も、確かにCBの選手としては高いと思いますが、ユナイテッドでは極力リスクを犯さない事を心がけているのか、あまりフィードなども蹴りません。(良いキックできるんですけどね)ベンフィカ時代はFKを蹴るほどだったので本人もキックには自信があるはずです。

2-2ウィーク・ポイント

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リンデロフの弱点はデュエルでしょう。フィジカルがメチャクチャ強いというわけではないので、屈強なFWの選手に狙われる傾向にあります。さらにCBとしては上背がある方ではないので空中戦で負ける事もあります。3節のパレス戦では空中戦でリンデロフが競り負けた事で失点していますし、競り合いを避けるような動きをすることもありました。

フィジカルがとても需要なプレミアリーグにおいて、競り合いに強くないというのはマイナス・ポイントです。18-19と19-20シーズン、レギュラーとしてプレーしているリンデロフですが、絶対の信頼感がないのはこのことが影響しています。20-21シーズン、新たなCB獲得の噂も出ています。ナポリのクリバリなどの加入が実現すればリンデロフのレギュラーは脅かされる可能性があります。

2-3課題

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フィジカル面は、これでもユナイテッド加入当初より強くはなりました。リンデロフが改善するべきはメンタル面かもしれません。18-19シーズンはとても自信に溢れているように感じましたが、19-20シーズンはマグワイアの加入により、ディフェンス・リーダーではなくなってしまった感があります。

スウェーデン代表のパフォーマンスが素晴らしいのは、チームのリンデロフに対する信頼が厚いので、本人も自信を持ってプレーできている事が大きいです。ユナイテッドでは、デュエルの事もあり全幅の信頼とはいかず、本人も若干自信が無いように見える時もあります。

個人的にはリンデロフのような、ボールの扱いに長けたCBは好きですね。もっと足元のテクニックを前面に出して、組立の起点になっても良いと思います。マグワイアがいるので最終ラインの起点は難しいかもしれないので、アンカーでリンデロフなんてどうでしょう?一時バルサからの関心も報道されたように、リンデロフはポゼッション主体のチームの方が良さを発揮できるタイプなのかもしれませんね。

③エピソード

・リンデロフが生まれた1994年7月17日はワールドカップ・アメリカ大会の決勝戦ブラジル対イタリアが行われた日です。リンデロフが生まれそうな時に、父親は出産そっちのけでPK戦を見ていたそうです(笑)。

・リンデロフが最初に買ってもらったユニフォームは、ユナイテッドにも所属したフランス代表のファビアン・バルテズのものだったそうで、リンデロフはすっかり名GKになったつもりで遊んでいたそうです。その後母親の計らいでジダンのユニフォーム・キットをもらうと、すっかり気分はジダンになったそうです。

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・スウェーデン時代にはセントラル・ミッドフィールダーでプレーしていたリンデロフ。ベンフィカBではRBでもプレーしていました。(ユナイテッドでも4試合RBでプレーしています。)足元の技術の高さはスェーデン時代に培われたものですね。

・リンデロフをユナイテッドに連れてきたのはモウリーニョ前監督です。リンデロフもモウリーニョの事を慕っており、「彼が僕にしてくれたこと。叱責も、ハグも、すべてに感謝している。その瞬間は納得できなかったこともあるけれど、とてつもないカリスマ性には、リスペクトしかない。彼はすべてを勝ち取った。彼が何かを言ったら、耳を傾けなるべきだ」と言っています。

・2018、2019年のスウェーデン年間最優秀選手賞を受賞しているリンデロフ。これまで共にプレーした中で最高の選手に、ユナイテッドでも共にプレーした同国のレジェンド、イブラヒモビッチを挙げています。「彼は本当に偉大な選手だと思う。代表とクラブで共に彼とプレーできたのは幸運だよ。彼はベストプレーヤーだ」と語っています。

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・リンデロフは「Call of Duty」というシューティング・ゲームが大好きなようで、ある晩、奥さんのマヤ・ニルソンさんに睡眠薬を飲むように勧めたリンデロフ。なんと奥さんを早く寝かしつけ徹夜でゲームをしていたそうです。

・その奥さんのマヤ・ニルソンさんはスウェーデンの美容系インフルエンサーです。ベンフィカ時代から交際している二人は2018年5月に結婚。2019年3月には第1子となる男の子が誕生しています。

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Look at her. My beautiful beautiful WIFE❤️ Mr and Mrs Nilsson Lindelöf.

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・そのマヤさんのインスタグラムに。リンデロフの衝撃の姿が掲載されました。(下画像)リーグ中断中に新たな趣味を開拓か!?と思ったら、マヤさんがデザインを監修したスウェーデンの女性用カジュアルブランド『gina tricot』から新発売となる商品をリンデロフが着てお祝いとプロモーションを行ったようです。良い旦那さんですね。一安心しました(笑)。

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・19-20シーズン、リンデロフは相手のドリブルに合計13回対応しています。その内12回タックルを決めており、成功率は97%。抜かれたのは1回だけというNo.1スタッツを記録しています。もちろん、ワンビサカ とは回数が全然違いますが、ストロングポイントで挙げたようにドリブルへの対応能力の高さを示しています。

データ参照元:FBREF

👿まとめ

いかがでしたか?

レギュラーを任されながら、若干パフォーマンスにムラがあり、マグワイアの相棒として疑問符の付いているリンデロフですが、ユナイテッドではまだ本領を発揮できていない可能性もあります。

“アイスマン”と呼ばれ冷静さがトレードマークのように言われますが、たまに猛然とタックルを仕掛けてファンをどよめかせることもあり、熱い闘志を持っている選手だと思います。18-19シーズンには次期キャプテン候補になったほど。

ユナイテッドサポーターは闘志あふれる選手が大好きです。もっと熱く、自信を持ってプレーしてほしいですね!

最後まで読んで頂き本当にありがとうございます!

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