【アカデミー】マンチェスター・ユナイテッド U-18大特集【次世代のスター候補たち】

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こんにちはMasaユナイテッドです。

バスビー・ベイブス

ファギーズ・フレッジリングス

に代表されるようにユナイテッドのアカデミー(育成部門)は非常に優秀です。

19-20シーズンは若手の育成に定評のあるスールシャールが監督になった事もあり、アカデミーからのトップチームへの登用が増え(12名)、彼らはチームの中心選手として活躍しています。

今回は、そんな定評のあるアカデミーの紹介。

チーム編成として、一番上にトップ・チーム(プレミアリーグ)があり、その下にU-23(プレミアリーグ2)があります。その下にU-18(U-18プレミアリーグ)がありその下にユース・チームがあるという構造です。

今回はその中で18歳未満の選手で構成されるU-18のスカッドを紹介します。

この中から次世代のスターが誕生します!どんな選手がいるのか見ていきましょう!

以下項目です。

①19-20シーズンのU-18

1-1 リーグの概要

U-18プレミアリーグは12-13シーズンに「プレミア・アカデミー・リーグ」に代わって発足した、ファースト・チームとアカデミー間の選手の移行の支援を目的としており、18歳未満の選手(GKは19歳未満)のみ登録可能です。

参加チームはプレミアのチームが15チーム、チャンピオンシップ(英2部)のチームが9チームの合計24チーム北部リーグと南部リーグに分かれて、それぞれ12チームがホーム&アウェイで対戦する合計22節から成ります。(19-20シーズンはコロナウィルスの影響により5月1日でシーズン・キャンセルとなりました。)

北部リーグの優勝チームと南部チームの優勝チームは、中立スタジアムで決勝戦を行い、勝った方がシーズン・タイトル・ホルダーになります。18-19シーズンはダービー・カウンティーがリーグ制覇しています。

19-20シーズンの順位表です。

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U-18 シーズンテーブル19-20

出典:ユナイテッド公式

ユナイテッドは

7勝2分け7敗 勝ち点23の6位でした。得点は34、失点は32。

1-2 ユナイテッドU-18スカッド

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U-18 ユナイテッド・スカッド

19-20シーズンのU-18メンバーは上の通り。名前の日本語表記はオリジナルなので合ってるかはわかりません(笑)。

次にフォーメーション・ランナップ。

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U-18 ラインナップ

基本フォーメーションは4-3-3、もしくわ4-2-3-1。攻撃的にいくときは4-3-3。手堅くいきたいときは4-2-3-1を使っている印象です。U-18の監督はニール・ライアン。かつてユナイテッドでプレーしたジミー・ライアンの息子で、現役時代はアメリカでディフェンダーとしてプレーしていた人物です。

上のフォーメーション・ラインナップは出場数とポテンシャルから作ったオリジナルのものです。実際このイレブンで試合をしたわけではありませんのでご了承下さい。特にキャプテンでCBのメンギはU-18では4試合にしか出場しておらず、ほぼ上のカテゴリーであるU-23のチームで戦っていました。ですが、チームのキーマンなのでフォーメーション図には入れています。

また、背番号はアカデミー時代は固定ではありません。ポジションごとに番号が決まっており、スタメンの選手はそのポジション番号を付けるというシステムです。例えば図では8番を付けているメブリですが、4-2-3-1のトップ下で出場する場合は10番を付けるといった具合いです。

この年代は戦術的に戦うというよりは、個性を活かした戦い方をします。チームのディフェンスの要はテデン・メンギ。左SBのディバインは2018年にシティから移籍してきた選手で攻撃的なSB。質の高い左足のクロスを持っておりチーム最多の4アシストを記録しています。

中盤の要は副キャプテンのチャーリー・マッキャン。コベントリー・ユースからやってきたマッキャンはテクニックのある中盤の選手。そしてチーム1の有望株が夏にモナコからやってきたハンニバル・メブリ。さらにもう一人のクリエーターがマーク・ヘルム。中盤は屈指の陣容だと思います。

フォワードは期待されたフーゲワーフ(2019年アヤックスから移籍)がやや不発。代わって左WGのスウェーデン人FWエランガが7ゴールでチーム得点王になりました。非常にスピードがあり、シュートテクニックも高いウィンガーです。注目選手は次の項目でさらに詳しく取り上げますね。

リーグ戦のハイライト動画です↓参考までに。


U18 Highlights | Man City 1-2 United | The Academy

1-3 FAユースカップ

リーグ戦では6位と振るわないユナイテッドU-18ですが、FAユースカップは第6ラウンドに勝利し、準決勝まで駒を進めていました。4戦全勝でチェルシーとの準決勝に意気上がるチームでしたが、コロナウィルス蔓延の影響で中断に。ユナイテッドがユースカップの準決勝に駒を進めたのは11-12シーズン以来の事です(準決勝でチェルシーに敗れ敗退)。その前年の10-11シーズンのクラスにはポグバ、リンガード、そして天才ラヴェル・モリソン(現シェフィールドU)がいましたが、その年のFAユースカップでは優勝しています。

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未だにFAユースカップの残り試合の処遇は決定されていませんが、選手もニール・ライアンコーチも、そしてスールシャール監督やニッキー・バットアカデミー代表も試合が再開されることを熱望しています。6月に開催されるか、来シーズンの初めに組み込まれる可能性もあるようです。

②注目選手

2-1 テデン・メンギ

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生年月日:2002年4月30日
国籍:イングランド/アンゴラ
身長:183cm
ポジション:CB
利き足:右
成績:U-18プレミリーグ 4試合1G
プレミアリーグ2 15試合
期待値:☆☆☆☆☆

U-18のキャプテンながら、19-20シーズン、上のカテゴリーであるプレミアリーグ2で15試合に出場しているテデン・メンギ。U-23の中であってもパス成功率90%を誇り、デュエルではめったに負けません。

19-20ヨーロッパ・リーグのアスタナ戦ではベンチ入りも果たしました。コロナウィルスによる中断期間でユナイテッドはGPSを使ったスピード計測を行ったようですが、この結果ジェームズ、トゥアンゼベ、リンガードに次ぐ4位の成績だったのがメンギだそうです。スピードも、フィジカルも、キャプテンシーも、パス能力もあるCBがトップチーム・デビューするのもそう遠くないでしょう。

2-2 ハンニバル・メブリ

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生年月日:2003年1月21日
国籍:フランス/チュニジア
身長:182cm
ポジション:AM CM
利き足:右
成績:U-18プレミリーグ 9試合1G3A
プレミアリーグ2 5試合3A
期待値:☆☆☆☆☆

一目見たら忘れない特徴的なドレッド・ヘア―。ハンニバル・メブリが注目を集めるのはその見た目だけではありません。U-18の中でもピカイチの才能。2019年の夏、モナコからやってきたメブリは類まれなテクニックを持つMF

メブリもU-23で5試合プレーしており3アシストを記録しています。非常に視野が広く、中盤の低い位置から前線のスペースへロングレンジのスルーパスを通す事ができます。ドリブルにもキレがあり、相手を引きつけておいて、フリーの味方にパスを出すのが得意です。注目度No.1の若手選手。ポグバ の後継者として未来のユナイテッドを背負って立つ逸材です。

2-3 チャーリー・マッキャン

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生年月日:2002年4月24日
国籍:アイルランド/イングランド
身長:178cm
ポジション:CM DM
利き足:右
成績:U-18プレミリーグ 15試合6G2A
プレミアリーグ2 1試合
期待値:☆☆☆☆

メンギ不在時にはキャプテンを務める中盤の要チャーリー・マッキャンはスコールズ、キャリックの系譜。マッキャンもU-23で1試合出場している期待の選手です。中盤センターポジションで、ボランチ起用の時はパスでゲームを組み立て、1列前の時は積極的に前戦に上がっていきミドルシュートを放ちます。

上背はないですが、フィジカルも強く当たり負けしないこともあり、アンカーで起用されることもあります。Newポール・スコールズとして期待が高まります。

2-4 マーク・ヘルム

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生年月日:2001年10月21日
国籍:イングランド
身長:173cm
ポジション:AM CM RM
利き足:右
成績:U-18プレミリーグ 13試合3G4A
プレミアリーグ2 4試合
期待値:☆☆☆

メブリの影に隠れがちですが、マーク・ヘルムはU18の中で最もテクニカルな選手。U-23にも4試合出場しています。ザ・トップ下といった印象でドリブル、パス、FKに特徴があります。U-18では4アシストを記録しています。これは左SBのディバインと共にチーム最多の数字です。左足も使えるのも良いですね。

レスターとのU-18の試合で直接FKを決めましたが、キック・フォームが似ているのと背番号も10番だったことから、ウェイン・ルーニーの再来と話題になりました。こういうテクニカルなタイプはアカデミー時代は期待されても、トップチームまでたどり着かない事が多いですがヘルムには期待です!まずは20-21シーズンのU-23での出場でどこまでやれるか楽しみです。

2-5 アントニー・エランガ

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生年月日:2002年4月27日
国籍:スウェーデン/カメルーン
身長:178cm
ポジション:LWG RWG CF
利き足:右
成績:U-18プレミリーグ 9試合7G3A
プレミアリーグ2 6試合1A
期待値:☆☆☆☆

アントニー・エランガはブロンビー(デンマーク)やマルモ(スウェーデン)でプレーしたジョセフ・エランガを父に持つウィンガー。お父さんはカメルーン人ですが北欧でプレーしていたため、エランガはスウェーデンの代表歴を持っています。

彼の特徴は何といってもスピード。左WGを主戦場としていますが、フィジカルも強くサイドからやや強引にスピードとフィジカルで突破し、クロスやシュートを放つのが十八番です。

シュートも上手くチームトップの7Gを記録しています。ドリブルで仕掛けた後のプレー選択が良く、周りが見えているのも印象的。U-18の中ではちょっと1人抜きんでたプレー振りに見えます。U-23にも6試合に出場。来シーズンからはU-23でプレーする事になりますが楽しみですね。

👿まとめ

いかがでしたか?

今回は注目選手5人だけ紹介しましたが、他にも16歳のショアタイアジダン・イクバル、スピードスターのソトーナ、先日プロ契約を結んだばかりのウェレンス、攻撃的SBのディバインなども要チェックです。

この中からトップチームまでたどり着くのは一体だれか!?

ワクワクが止まりませんね!

次回はU-23について書きたいと思います。乞うご期待!

最後まで読んで頂きありがとうございました!気に入っていただければSNS等で拡散、はてなブックマーク、コメントもお待ちしてます!よろしくお願いします!

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