【選手名鑑】エリック・バイリー No.3【マンチェスター・ユナイテッド】

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こんにちはMasaユナイテッドです。

今回はユナイテッドのNo.3 怪我さえなければ最強CB!

エリック・バイリー

を紹介します!

以下項目です。

①プロフィール

選手名:エリック・バイリー
生年月日:1994年4月12日
国籍:コートジボワール
身長:187cm
ポジション:CB
背番号:3
チームキャリア:エスパニョールB(13-14~)→エスパニョール(14-15~)→ビジャレアル(14-15~*1月)→ユナイテッド(16-17~)
利き足:右
契約終了年:2022年6月30日

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西アフリカ、コートジボワールのバンジェビル出身のエリック・バイリー。母国の英雄ディディエ・ドログバによりサッカーブームが巻き起こったコートジボワールで、バイリーも例外なくサッカーの虜になりました。7歳の時に本格的にサッカーを始めたそうです。

その後、いくつかのクラブを渡り歩き2011年、ブルキナファソで行われたユース大会で、エスパニョールのスカウトの目に留まり、当時17歳だったバイリーは海を渡りエスパニョールのユースに加入します。14-15シーズン、10月のレアル・ソシエダ戦でラ・リーガ・デビュー。5試合に出場しますが、2015年1月からはアフリカネーションズ・カップに参戦しています(コートジボワールが優勝)。その間にビジャレアルが獲得に興味を示しバイリーは移籍することになります。ビジャレアルでは1シーズン半過ごし、47試合1G1Aを記録しています。

この時代の活躍がモウリーニョの目に留まり、2016年6月、4000万ユーロでユナイテッドへ加入します。加入初年度の16-17シーズンこそプレミア25試合に出場しますが、17-18シーズンは怪我のため13試合の出場に留まります。18-19シーズンは怪我はなかったですが、リンデロフ、スモーリングにポジションを奪われ12試合のみ。さらに36節で右ひざのじん帯を負傷し長期離脱を強いられました。19-20シーズンはわずかに5試合(全コンペティション)の出場に留まっています(第29節まで)。

②プレースタイル

2-1.ストロング・ポイント

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バイリーの長所は、スピード、高いフィード能力、冷静な守備、高い身体能力の4つ。SBもこなせるバイリーはスピードのあるディフェンダーです。上がったSBの裏のスペースや、被カウンター時の対応スピードなどはユナイテッドNo.1ではないでしょうか?フィードも良いものを持っています。安易にクリアで逃れず、できるだけ繋ぐという選択をすることがほとんど。18-19シーズンの中距離(5~25ヤード)のパス成功率は94.4%でトップでした。

そして冷静な守備もバイリーの特徴。ガツガツいくというよりは間合を上手くとってギリギリまで飛び込まない守備をします。そしていざタックルを仕掛ければフィジカルの強さと長くしなやかなリーチを使ってボールを刈り取ります。さらに190cmないバイリーですが跳躍力はものすごいです。

2-2.ウィーク・ポイント

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非常の能力の高いバイリーですが、致命的な欠点がありますね。怪我し過ぎ…ってことです。怪我さえなければマグワイアとコンビを組んでスタメンとして出られるだけの実力の持ち主。こればっかりはしょうがない部分もありますが、本当に惜しい選手です。

プレー面での欠点はそんなに思いつかないですが、たまにボックス内での守備がたんぱく過ぎる時があります。リスクを負いたくないのでしょうが、「そこはもうちょっと強めに当たってくれ!」っていう事が何度かありました。

2-3.課題

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バイリーの課題は一刻も早く怪我がちな体質を改善する事です。契約は2022年までですが、新たなCB獲得の噂も出ています。やはりCBの選手は安定感が大事です。毎試合出場できるコンディションをキープしておくことがとても重要。

恐らくスールシャール監督もジレンマを抱えているでしょう。実力はあるのに安定して使えないバイリーに対してどこまで忍耐がもつのか。今後のバイリーがどれだけチャンスを貰えて、良いパフォーマンスを見せて信頼回復できるのか。大きな課題が立ちふさがっています。コンディションの整った状態でリンデロフとポジション争いを繰り広げたいですね。

③エピソード

・バイリーは10代の頃、コートジボワールの経済都市アビジャンで電話ボックス・ビジネス?をして稼いでいたそうです。しかし本格的にサッカーに集中するためにその仕事を辞めたそうです。

・ユナイテッド移籍の際、バイリーはシティからも誘いを受けていたそうです。しかし、ユナイテッドを選んだ事について、

「私はモウリーニョが好きなのでユナイテッドとサインしました。ハードワークする監督のためにプレーしたかったのです。ペップ・グァルディオラと話したことはありませんが、第2監督が電話を掛けてきたのに対し、モウリーニョは自ら電話をしてきたのです。

モウリーニョ監督はユナイテッドに来て、自分のためにプレーしてくれと言ってくれました。かつてモウリーニョと仕事をしたディディエ・ドログバからの助言もモウリーニョを好きになった理由の1つです。コートジボワール代表でディディエと共にプレーしましたが、彼は友人でもあり、私に「ジョゼは自分にああしてくれた、こうしてくれた」と教えてくれました。

ヤヤも同じように私に声を掛けてシティに来るように誘ってくれました。でもジョゼからの電話とディディエのアドバイスがあってからは、私はもう彼のためにプレーしたかったんです。」

と語っています。ここでもモウリーニョ・パワーが炸裂ですね(笑)。

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・幼少期のころのバイリーは母国の英雄、ディディエ・ドログバに憧れてストライカーを目指していたそうです。「幼いころはドログバの大ファンでマルセイユが大好きだった。」とコメントしています。しかし、成長するにつれて身体も大きくなり、CBに抜擢されるようになると、憧れる存在が変わったそうです。「プロを目指し、身体が成長してくると、僕はセルヒオ・ラモスをよく見るようになっていたんだ。彼のプレーをたくさん見てきたよ!」と語っています。

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・バイリーと言えばこの動画!

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Hope you’re almost ready to return, @iamzlatanibrahimovic, I’ll be right here! 😎👊🏾

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当時チームメイトだった“ライオン”ことイブラヒモビッチに背後からパンチとキックをお見舞いしました(笑)!これ程勇気のある選手は見た事がありません!イブラと仲の良かったバイリー。他にもポグバ、フェライニ、バレンシアとも仲良し。陽キャなんでしょうね(笑)。

・怪我と言えばバイリー。バイリーと言えば怪我。というわけでバイリーの怪我の遍歴を見てみましょう。

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バイリー怪我遍歴

出典:transfermarkt

年々怪我で離脱する期間が長くなっていますね…。こうして見ると18-19シーズン、怪我がなかった(実際はラスト2節は怪我で離脱)にも関わらずプレミアでわずか12試合しかプレーさせてもらえなかったのが痛いですね。

・バイリーは2016年6月にヴァネッサ・トルーパーさんと結婚しています。彼女はコートジボワール時代からバイリーを支えた人物です。電話ボックスビジネスを辞めてサッカーに集中していたバイリーを精神的にも経済的にも支援してきました。売店で働いていた彼女は、バイリーが練習に行く交通費などを出していたそうです。現在はかわいい子供が2人います。

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・バイリーはプレミアリーグで通算52試合出場していますが、敗戦はわずかに6試合しかありません。しかもその内の3敗は加入後2ヶ月の間に喫しています。結構すごくないですか??勝・分け率88.5%です。

👿まとめ

いかがでしたか?

何度も言いますが、怪我さえなければ、怪我さえなければワールド・クラスのCBになって、マグワイアと鉄壁のディフェンスラインを形成していたはずのバイリー。

プレースタイル的にもスピードがあってフィードもできて、エレガントなリオ・ファーディナンドの系譜。バイリーさえフル稼働できれば、CBの補強は必要ないのですが…。

スールシャール監督が1年契約を延長したのは、恐らく最後のチャンスという事だと思います。がんばれ!バイリー!!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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