こんにちはMasaユナイテッドです。
今回はユナイテッドのNo.20 ウィンガー的サイドバック
ディオゴ・ダロトを紹介します!
以下項目です。
①プロフィール
選手名:ディオゴ・ダロト
生年月日:1999年3月18日
国籍:ポルトガル
身長:183cm
ポジション:RB,LB,RWB,LWB
背番号:20
チームキャリア:ポルトB(16-17~)→ポルト(17-18~)→ユナイテッド(18-19~)
利き足:右
契約終了年:2023年6月30日
ポルトガル、ブラガ県ブラガ出身のディオゴ・ダロト。音楽家の両親の間に産まれました。幼くしてボールを蹴りはじめ、FCポルトの信者になります。6歳の時に地元ブラガのフィンタス・アカデミーに入団。あまりにも上手すぎて3歳年上のメンバーとトレーニングしていたそうです。そして8歳のころ、ベンフィカとポルトが同時にダロトに関心を寄せます。試しに2週間ベンフィカで過ごしますが、ブラガからベンフィカのあるリスボンは360kmあり断念。より近いポルトに入団することになります。
憧れのチーム、ポルトでも順調に成長を続け、16歳の時にはファースト・チームでトレーニングをしていました。16-17シーズンにはポルトBに昇格。2017年1月28日のレイションイス戦でプロデビューを飾ります(Bチーム)。次の17-18シーズンもBチームで20試合2G3Aをマーク。10月のカップ戦でトップ・チームデビュー。シーズン後半の2月18日のリオ・アベ戦でリーガ・ノス(ポルトガル・リーグ)デビューを飾ります。トップチームでは8試合に出場しますが、全てLBで出ています。
2018年6月6日、同胞のモウリーニョ監督に誘われる形でマンチェスター・ユナイテッドに1900万ユーロの5年契約で加入します。しかし、この時膝の半月板に負傷を抱えていたため、ユナイテッド・デビューは9月18日のCLヤング・ボーイズ戦でした。その後も負傷で離脱し、第14節12月のサウサンプトン戦でようやくプレミアデビューを飾ります。しかしそのわずか4戦後、モウリーニョ監督は解任されてしまいます。18-19シーズンは23試合3Aを記録しています(全コンペティション)。
19-20シーズンは開幕前から臀部の負傷でコンディションが整わず、さらにその後鼠蹊部を負傷。全コンペティションで10試合の出場に留まっています(第29節まで)。
②プレースタイル
2-1.ストロング・ポイント
ダロトのストロング・ポイントは空中戦の強さ、スピードとクロス精度、そしてドリブル・テクニックです。前へのスピードと推進力は特筆に値し、オーバーラップすればシザーズなどのテクニックを使ってマーカーを剥がして質の高いクロスを上げるのがダロトの得意なプレーです。
中でもドリブルテクニックは、それだけ見ればとてもSBの選手とは思えません(笑)。まぁもともとユース時代は中盤の選手だったのでドリブルは売りの一つだったと思います。
あとはユーティリティ性もダロトの特徴です。左右のサイドバック、ウィングバック、ミッドフィールダーをこなせます。アシュリー・ヤングの後継者ですね。
2-2.ウィークポイント
ダロトの弱いところは守備全般でしょう。身体はしっかりしていますが、1対1の対応も、ポジショニングも特別良いとは言えません。スタンディングのタックルは強いですが、スライディング・タックルはそこまで印象に残らないです。
フィジカルの強さと上背があってスタミナもあるという理由でサイドバックになっていますが、肝心の守備テクニックはまだまだ改善の余地があります。怪我での離脱が多いこともありますが、守備面の改善がなされないとサイドバックでの出場は今のところ厳しいかもしれません。
2-3.課題
ダロトの課題はウィーク・ポイントの項でも書いたように守備面と、怪我を少なくする事。そして適正ポジションの問題もあります。ダロトの適性ポジションはどこなのか?ユーティリティ性を長所に挙げておいて矛盾するようですが、ユナイテッドでのサイドバック適正に現時点では疑問があります。実際スールシャールもダロトのポジションを徐々に前に移していっています。
ダロトのポジションについて調べると、ポルト時代はRBが14試合、RMが12試合、LBで6試合の出場です。ユナイテッドではRBが20試合、RMが9試合、LBで3試合となっています。モウリーニョはダロトをRBの選手として取ってきましたが、RBでプレーしていたのはポルトのユース時代です。トップチームでは全ての試合でLBでした。
つまり、ユナイテッドに来て初めて高いレベルでのRBでのプレーを始めたという事になります。その攻撃性能から右の中盤でのプレーが適しているようにも見えるのですが、本人は自分の適性ポジションは右SBだと主張しています。そのポジションでレギュラーを目指すのであれば守備面の改善が絶対に必要になるでしょう。
③エピソード
・ダロトは姉のマリアナととても仲が良いですが、彼女はミュージシャンです。両親も音楽家ですが。その遺伝子を受け継いだんですね。
[http://
:embed:cite]
・ダロトの前に立ちはだかるワン=ビサカについてダロトは「何度も言うけど、その競争が僕にとって成長するうえでパーフェクトな道なんだ。アーロンが良いプレイをすることは刺激となり、それは僕にとって良いことだ。問題から逃げるのは簡単だ。これは良い問題であり、悪い問題ではない。この競争が僕を良い選手にすると思うし、アーロンも良い選手にする。さらにはチームも良くなる。なぜなら、こういう競争はチームにとっても非常に良いことだからね」と語っています。
・ダロトの背番号は20ですが、加入当時は2番を希望したそうです。しかし、リンデロフが譲らなっかため「2」の付いた他の番号を探します。そこで、ユナイテッドでは2人の偉大なレジェンド2人が付けた20番を選びます。その2人はロビン・ファン・ペルシとオーレ・グンナー・スールシャールです。
・ブルーノと同胞のダロトは、ブルーノがユナイテッドに来た当初ブルーノを様々な面で手助けしました。トレーニングにはダロトの車で一緒に行き、ホテル住まいだったブルーノをダロトの自宅に迎え入れたり、朝食を一緒に食べに行ったりとあらゆる面でサポートしたそうです。
・ダロトのガールフレンドの情報はあまりないのですが、インスタに1枚2ショット写真と「Happy birthday loves」の文字が…。お相手はクラウディア・ピント・ロペスさんという方のようです。詳細は不明です…。
[http://
:embed:cite]
・2019年夏のトレーニング期間に、チームで計測したスプリント・スピードの結果をルカクが漏らす事件がありましたが、そのデータで最速を記録したのがダロトでした。36.43km/hを記録しています。さらにジェームズもダロトが一番速い選手だと明かしています。
👿まとめ
いかがでしたか?
実績のないダロトを連れてきたのは前任のモウリーニョで、しかも怪我での離脱が長かった為、ユナイテッドでの立場に黄色信号が灯っているのが現状でしょう。
まずはトレーニングで、監督、コーチ、チームメイトにアピールして信頼を得る必要がありますね。
ポジション争いを恐れないマインドは素晴らしいダロト。正しい考え方をできています。希望の右SBでのレギュラー獲得は難しいかもしれませんが、ダロトにしかない武器を使ってチームに貢献できるプレーヤーになって欲しいですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
コメント