【選手名鑑】ジェシー・リンガード No.14【マンチェスター・ユナイテッド】

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こんにちはMasaユナイテッドです。

今回はユナイテッドのNo.14 「イングランドのイニエスタ」

ジェシー・リンガード

を紹介します!

以下項目です。

①プロフィール

選手名:ジェシー・リンガード
生年月日:1992年12月15日
国籍:イングランド
身長:174cm
ポジション:AM,RWG,LWG
背番号:14
チームキャリア:ユナイテッドU-18(08-09~)→レスター、バーミンガム、ブライトン、ダービー(12-13~14-15ローン)→ユナイテッド(14-15~)
利き足:右
契約終了年:2022年6月30日

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イングランド、チェシャーのウォリントンで生まれたジェシー・リンガード。7歳の時にペンケス・ユナイテッドのアカデミーに入団してサッカーを始めますが、すぐにマンチェスター・ユナイテッドのアカデミーに加入します。

10-11シーズンのFAユースカップで、ポグバやモリソンと共に優勝を飾ったあとプロ契約を結びます。2012年11月にはレスター・シティーに1ヶ月のローンで加入し、その日のボルトン戦に出場しプロデビュー。2013年にはバーミンガム、2014年にはブライトン、2015年にはダービーとレンタル移籍を繰り返し経験を積みました。その間の2014年8月16日のスウォンジー戦でユナイテッドでの公式戦デビューを飾っています。

15-16シーズン、ファン・ハール監督時代にユナイテッドに復帰。公式戦33試合に出場し4G3Aを記録します。16-17シーズン、モウリーニョ監督に代わってからもコンスタントに出場機会が与えられ42試合5G3Aの成績を残し、2016年10月にはイングランドA代表デビューも飾りました。

続く17-18シーズンはリンガードにとって飛躍のシーズンとなります。42試合11G7Aを記録(全コンペティション)。ユナイテッドのレギュラーに定着し、2018年ロシア・ワールドカップにも主力として出場し、パナマ戦で1Gを上げました。18-19シーズンは36試合5G4A。19-20シーズンはプレミア20試合に出場しますが0G0A(第30節まで)最終的に、全コンペティションでは36試合4G2Aの成績を残しています。

20-21シーズンはユナイテッドでは3試合の出場に留まりますが、冬の移籍でウェスト・ハムへレンタル移籍し、16試合に出場9G5Aと素晴らしい活躍を披露。イングランド代表にも返り咲くなど完全復活を印象付けています。(*追記2021年9月19日)

②プレースタイル

2-1.ストロング・ポイント

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リンガードのストロング・ポイントは豊富な運動量オフ・ザ・ボールのポジショニング、献身性の3つ。リンガードはとにかくよく動きます。攻撃の時だけではなく守備においても自陣深くまで戻って味方のプレスを助けます。フレッジもとても運動量の多い選手ですが、リンガードもフレッジに負けないぐらいの運動量を誇ります。

そしてオフ・ザ・ボールのポジショニング。これはキャリックも以前に絶賛していましたが、「スペースが空くところ、そしてそれをいかに活用するかをおそらく彼は直感的に察知しているんだろうね。彼のプレースタイルは、なんとも独特なんだ。たいていの選手は、ボールを追って、ボールを使って何かしようとするものだが、ボールを持っていないときのジェシーの動きは、ものすごく効果的だよ」とのこと。リンガードが絶妙なポジショニングを取ることで、他の選手がプレーしやすくなるといった感じです。

献身性は運動量とリンクしますが、チームの為に走ることをいとわない選手で、ユナイテッドのアカデミー出身選手らしい特徴ですね。

2-2.ウィーク・ポイント

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リンガードのウィーク・ポイントはシュート精度落ち着きのないプライベートです。プレミアリーグではスールシャールが暫定監督に就任した、2018年12月22日のカーディフ戦から33試合ノーゴールの記録を現在(2020年6月23日)も更新中です。決してテクニックの低い選手ではないのですが、どうもシュートの時には力んでしまいきれいにヒットできていない印象です。

さらにプライベートでは、大事なリヴァプール戦直前に自身のアパレル・ブランドの発表会を行ったり、SNSでは度が過ぎた騒がしい動画を投稿したり、2018年には浮気騒動を起こしたりと、ピッチ上での献身性とは裏腹に、サッカーに集中できていない私生活がかい間見られます。結果が伴っていないので、余計に批判にさらされている面もありますが…。

リンガードに関しては以前に記事を書いていますのでこちらもどうぞ。

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2-3.課題

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ブルーノ・フェルナンデスの加入により、最も立場が危うくなった選手がリンガードではないでしょうか?年齢も27歳で今後のキャリアについて考える時が来たのかもしれません。ただ、最近はプライベートの方は落ち着いているようにも見え、コロナでの中断期間には相当なフィジカル・トレーニングを行い、ユナイテッドでのキャリアの再起に向けて準備万端のようです。

まずは出場する試合で目に見える結果を残す事。そしてサポーターの信頼を取り戻すことがリンガードの大きな課題です。

③エピソード

・リンガードはゴールを決めた時、セレブレーションで下のようなポーズを取ります。これは自分の頭文字「JL」を表しているのですが、このポーズが出来た経緯についてリンガードは「マーカス(ラッシュフォード)とふざけている時に偶然このポーズがJLに見えたんだ。でもLJにも見えたからひっくり返してこのポーズが完成したんだ。わずか5分でできたね。マーカスもマネしてやってみたけど、MはできたけどRは無理だったね」と語っています。このポーズが見られるのが年1回では寂しいですね…。

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・リンガードは自身のアパレル・ブランド「JLingz」を2018年に立ち上げています。ポグバやシティのスターリングの助けを借りて立ち上げたブランドですが、立ち上げ初年度の経営で21万1688ポンド(およそ3100万円)の赤字を出していたそうです。ファッションに興味のある方、ジェシーのファンの方ぜひ一度サイトを覗いてみて下さい!

jlingz.com

・リンガードには小さい頃から参考にしているプレーヤーが2人います。それはアンドレス・イニエスタティエリ・アンリです。イニエスタのビデオを何度も何度も見ていたそうですが、そういえば以前レネ・ミューレンスティーン(ファーガソン時代のアシスタント・コーチ)がリンガードの事を「イングランドのイニエスタ」と言っていました。アンリに関してはリンガードの背番号に影響を与えています。

リンガードの母親は今シーズンの初めに体調を崩したそうです。そのためリンガードが弟のジャスパー(14歳)と妹のデイジー(11歳)の面倒も見ています。そういったことが重荷になってパフォーマンスに影響した部分もあったようで、そのことをスールシャール監督に相談し理解を得ているとリンガードは言っています。

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・ユナイテッドで以前のパフォーマンスを取り戻そうとしているように見えるリンガードですが、2020年1月には代理人をミーノ・ライオラに変更しています。ユナイテッド退団の布石と言われたりしていますが、真相はどうなんでしょう…。(その後ライオラとの契約を解除、現在は親族や親しい友人が管理しています。2021年9月追記)

・リンガードは2017年ごろジェナ・フルメスさんというとても美しい女性と交際していましたが、現在はフリーのようです。しかしインスタには1歳の娘さんとの写真がチラホラ…。その子の母親はレベッカ・ハリデイさんで、パーソナルトレーニング会社のオペレーション・マネージャーを務めている方だそうです。リンガードと夜の街で出会いすぐに妊娠。結婚はしていませんが、娘を毎週1回リンガードに会わせているそうです。

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・リンガードのシーズン毎のショッツ・オン・ターゲット(枠内シュート率)を見てみます(プレミア)。16-17シーズンが35.1%。17-18が42.1%。18-19が38.7%。19-20が25%となっていて、17-18シーズンの好調振りと今シーズンの低調ぶりがよく現れる結果になっています。しかし、20-21シーズンは50%と大きく復調しているのが数字にも表れています。

👿まとめ

いかがでしたか?

パフォーマンスが一向に上向かず、批判にさらされているリンガードですが、どうやらその裏にはプライベートで色々あり、サッカーに集中できていなかった側面もあったようです。

以前は「パリピ」で、とにかく明るいリンガードでしたが、現在は少し落ち着いて見えるのは父親になった事も大きいですね。

いずれにせよ、ピッチ上で結果を出すことが要求されるのは変わりません。「イングランドのイニエスタ」と呼ばれた実力を再度示してくれる事を期待しましょう!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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