こんにちはMasaユナイテッドです。
前節ブライトン戦の記事はこちら

今回はプレミアリーグ第33節、ホームでのボーンマスを迎え撃った試合。
緩慢な試合の入りとなったユナイテッド。前半16分にボーンマスのスタニスラスにマグワイアが股抜きされ、デ・ヘアのニアを割るショートを決められ先制される展開でした。そこから前半で3点取り返しますが、後半の入りもマグワイア、マティッチのパスミスからバイリーのハンドを取られPKから失点しています。
ミスが出た守備陣に対して攻撃陣は絶好調!最終的に5ゴールを挙げました。
今回は5-2でボーンマスをくだしたこの試合を勝利に導いた立役者5人をピックアップします!
以下項目です。
👿ラインナップ
まずはラインナップから

ベンチメンバー
ユナイテッド:ロメロ、ウィリアムズ、バイリー、フレッジ、マクトミネイ、マタ、ジェームズ、ペレイラ、イガロ
ボーンマス:ボルツ、トラバース、ステイシー、ウィルソン、ゴスリング、ビリング、サーマン、サリッジ、ダンジュマ
①メイソン・グリーンウッド
まずは2Gを決めたグリーンウッド。29分の同点弾を左足で、54分のチーム4点目を右足で豪快に叩きこみました。1点目はブルーノからの横パスを左サイドで受けてシュート。キーパーの手を弾く威力抜群のショットでしたね。グリーンウッドにしては珍しくコースは甘かったですが、あのパワーは見事。中断期間中に3kg筋肉を増強した効果かもしれません。
2点目は右足で。マティッチのパスをボックス右角で受けて、対応した左SBのリコを一度シュートモーションで動きを止め、さらに外に持ち出してとても振りの速いシュートを放ちました。シュートはゴール右上へ。あの体の向きであのコースに威力あるシュートが打てる選手はそういないと思います。
この試合のスタッツは
ゴール・・・2
枠内シュート・・・2
パス成功率・・・91%(21/23)
シーズンスタッツは
公式戦41試合15G5A
ゴール決定率(リーグ)・・・32%(8G/25shots)
*20本以上シュートを放った選手のなかではヴァーディー(35%)、イングス(32.73%)に次ぐ3位の成績
リーグ戦で8ゴールを記録していますが、これは18歳以下の選手のゴール記録では03-04シーズンのルーニーの9ゴールに続く成績です。
[http://
5 – The top five most goals by players aged 18 or younger in a single Premier League season. Famous. pic.twitter.com/DAyn9SD9Jy
— OptaJoe (@OptaJoe) July 4, 2020
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シュート時の自信と冷静さ、ショットの正確性は間違いなくこの年代トップクラス。ボーンマス戦は先制され、チームの流れが良くない中で同点弾を決め、チームに勢いを取り戻しました。公式のMOMを獲得しています。
②ブルーノ・フェルナンデス
この試合ブルーノは1G2Aをマーク。グリーンウッドとマルシャルのゴールをアシストしています。自身のゴールはフリーキック。素晴らしいスピードのフリーキックでしたね。ブルーノ加入前はマタぐらいしか直接FKを決めてる記憶がありませんが、ブルーノは蹴る前から入る予感しかしなかったです(おおげww)。
ゴール、アシスト以外でも流石の影響力をチームにもたらしています。局面で数的優位を作るポジショニングは抜群、ファーストタッチで相手の裏を取るスキル、俯瞰で見えているパス、自陣深くまでのプレスバックなど、正にチームの中心選手です。
この試合のスタッツです。
ゴール・・・1
アシスト・・・2
ボールタッチ・・・88(2位)
チャンスクリエイト・・・5(最多)
アタッキングサードでのパス・・・36/43(最多)
クロス・・・3/10(最多)
シーズンスタッツ(ユナイテッド)は
公式戦14試合7G6A
リーグ戦のアシスト5はラッシュフォード、ジェームズの6Aに次ぐ数字
ブルーノ加入後ユナイテッドは14試合10勝4分けの負けなし
毎試合ブリリアントな活躍を見せてくれるブルーノ。5点取っている状況でも自身のプレーが上手くいかないと思いっきり悔しがっていましたね。こういう姿勢がチームに好影響を与えています。
③ポール・ポグバ
3人目はポグバ。決して派手な活躍をした訳ではありませんが、ボランチとして、そして攻守の繋役として黒子的な働きをみせました。フィジカルの強さと長いリーチを使ったボールキープは相変わらず効果的。ポグバとマティッチのボールキープに信頼感があるので、ワン=ビサカとショーが安心して上がれるという側面もありますね。
復帰後のポグバは攻守のバランスをかなり意識しています。マティッチと組んでいる時でも守備意識は高いですし、後半67分に投入されたフレッジと組んでもそれは変わりませんでした(5点入っている事もあると思いますが)。
ポグバのこの試合のスタッツです。
パス成功率・・・88%(68/77)
チャンスクリエイト・・・3(2位)
アタッキングサードでのパス・・・15/20(4位)
ボールリカバリー・・・10(1位)
空中戦勝利・・・4/4(1位タイ)
攻守に貢献できているのが数字上にも表れていますね。守備面の意識改革が成功したポグバはフレッジ、マクトミネイとのポジション争いで優位に立っていますが、より守備の時間が長くなるビッグクラブとの対戦でどのような働きをするのか見てみたいですね。残念ながら今シーズンのリーグ戦はもうビッグクラブとの対戦はありませんが、FAカップ準決勝のチェルシー戦は見られるかもしれません。
④アントニー・マルシャル
チーム3点目を前半終了間際の46分に決めたマルシャル。左のボックス角からのゴラッソでした。チームにとって貴重な3点目で良い時間帯のゴールでしたが、逆にこの3点目で気が緩んだのか後半立ち上がり、立て続けのパスミスからPKを献上し2点目を入れられました。
それはさておき、マルシャルのゴールは素晴らしかったです。シェフィールド・U戦こそハットトリックを達成したマルシャルでしたが、ブライトン戦は好調な攻撃陣の中で影の薄い存在に…。今節も立上りから給水タイムまではあまりボールに触れませんでした。給水後ポジションを左サイドに修正。そこから左のオーバーロードが機能し、攻撃に絡むようになりましたね。ブライトン戦と、この試合の始めは中央に拘りすぎていましたが、このように修正できることろにマルシャルの成長を感じます。
マルシャルのスタッツは
ゴール・・・1
シュート・・・3
ボールタッチ・・・36
地上デュエル勝利・・・4/7
シーズンスタッツは
公式戦39試合20G6A
プレミアでは15ゴール キャリア・ハイの数字ですがランキングでも6位タイ(ヒメネス、マネ、ラッシュフォードと同点)
相手が引いてくる中で、中央を閉じられスペースがないことが多いので、あまりポストプレーが得意ではないマルシャルは確かに消えている時間帯も多いです。しかし一瞬のフレアで素晴らしいゴラッソを決めるのがマルシャル。ゴール数がどこまで伸びるか楽しみですね。
⑤ルーク・ショー
最後5人目は左SBルーク・ショーです。再開後のプレーの安定感は目を見張るものがあります。アシストを記録したり、派手なタックルを仕掛けるわけではないのですが、左サイドの安定したポゼッションと、崩しの際に見せる囮のチャンネル・ランはかなり効果的。
今節も、前節ブライトン戦同様ラッシュフォードが幅を取っているときはインナーレーンに、逆にラッシュフォードがインナーレーンにいる時は大外のレーンに出てプレス回避ポイントとしても機能。マルシャルのゴールの際は大外のランでアダム・スミスを一瞬引っ張りマルシャルのカットインに貢献しています。
ショーのスタッツです。
パス成功率・・・91%(43/47)
アタッキングサードでのパス・・・16/20(3位)
地上デュエル勝利・・・5/5
ドリブル成功・・・2/2
中断前から調子を上げ、チームへの貢献ができるようになっていたショー。19歳のウィリアムズとのレギュラー争いで優位に立っていることはもちろん、プレミア屈指の左SBとしてついに覚醒したかも…と思わせるパフォーマンスが続いています。シェフィールド戦では、プレスに行かなかったショーに対してキャプテンのマグワイアが「てめぇ!集中切らしてんじゃね~ぞ!!」と一喝されるシーンもありましたが、この好パフォーマンスの裏には「マグワイアが怖い…」というのもあるかもしれません(笑)。
👿まとめ
今回は5人に絞りましたが、そのほかラッシュフォードにもキレが戻りつつありますし、前半だけの出場で、怪我で下がってしまいましたがリンデロフも積極的にオーバーラップを見せるなど攻撃面でも存在感を発揮していました。また途中出場のフレッジも、マティッチとは違う豊富な運動量と推進力でアピールできていました。


守備面で若干綻びが出てしまいましたが、ユナイテッドは16戦無敗をキープ。公式戦3連勝です。33節終了で3位レスターと4位チェルシーも勝利したためユナイテッドは5位のままですが、同勝ち点でついてきていた6位ウルブスはアーセナルに敗れたため勝ち点を積み上げられませんでした。ユナイテッドは3ポイント突き放しに成功しています。
次節第34節は7月10日(金)4:15からヴィラ・パークでのアストン・ヴィラ戦。中4日空くので疲れを取って臨んでほしいですね!
カモン!ユナイテッド!!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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