【19/20PL第34節】アストン・ヴィラ戦 スタッツで見る好調さ【マンチェスター・ユナイテッド】

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こんにちはMasaユナイテッドです。

今回はプレミアリーグ第34節アストン・ヴィラ戦のレビューです。

この試合入りこそ静かでしたが、飲水タイム後にはポグバが中盤でボールを奪われ、トレゼゲにポスト直撃のシュートを打たれます。その後ブルーノが倒され、少々疑惑のPK獲得から先制し、前半ロスタイムにカウンターからグリーンウッドが右足で2点目をマーク。後半にはコーナーのサインプレーからポグバがミドルを突き刺し3点目を決め、ヴィラに0-3の快勝を収めました。

今回はこの試合のスタッツを見ながら、

ユナイテッドの好調さ

を探ってみたいと思います。

なおスタッツの参照は主にこちらのサイトです。

Aston Villa vs. Manchester United Match Report – Thursday July 9, 2020 | FBref.com
Check out the match summary, team stats, player stats, goals scored and more for the football match between Aston Villa and Manchester United on Thursday July 9...

スタッツはサイト毎に若干数字が違ったりするのですが、最近このサイトの充実具合に感心しお気に入りです(笑)。サッカー好きの方は是非一度覗いてみて下さい!

以下項目です。

👿ラインナップ

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ヴィラvsユナイテッド ラインナップ

ベンチメンバー
アストン・ヴィラネイランド、ギルバート、エル=モハマディ、フーリハン、ナカンバ、ヴァシレフ、ランスベリー、キーナン・デイビス、ジョタ
ユナイテッド:ロメロ、ウィリアムズ、バイリー、ペレイラ、マクトミネイ、マタ、フレッジ、ジェームズ、イガロ

①シュート

まずはシュートの項目から。

この試合3得点したユナイテッド。シュート・スタッツは

シュート本数・・・14本
枠内シュート・・・6本
ボックス内シュート・・・10本

でした。1点目はブルーノのPK。2点目はカウンターからグリーンウッドの右足のシュート。3点目はセットプレー(コーナー)からポグバのミドルでのゴール。

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3トップのシュートはグリーンウッドの3本(枠内2本 1ゴール)とラッシュフォードの3本が最多。マルシャルは2本(枠内1本 1本クロスバー)でした。

そしてSCA(ショット・クリエイティング・アクション*シュートに結びつくアクションの事でシュートの前2つのアクションをカウントします)の数は

1位 ブルーノ・・・5回
2位 ポグバ、グリーンウッド、ショー・・・4回
3位 マルシャル・・・3回

となっており、ブルーノ、ポグバの崩しの質の高さはもちろん、グリーンウッドとショーが攻撃に効果的に参加できている事を示していますね。

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なおユナイテッドのゴール期待値(xG)は2.7なので3得点は妥当なのですが、見ている印象ではブルーノやワン=ビサカのヘッド、マルシャルのバー直撃のシュートなど、もう2点ぐらい取れていたかなとも思います。

シュートの精度と崩しの質の高さがスタッツにも表れていますね。

②パス

続いてパスの項目を見ていきます。

この試合ユナイテッドはパス総数683本で内成功が600本成功率は87.8%をマークしています。再開後、だいたいパス総数は600本以上、支配率で60%ぐらいをキープしていますが、今節の成功数600本は多いですね。確かに観ていても良くパスがつながっていました。

個人で見ると本数順に

1位 ポグバ・・・73/82(89%)
2位 リンデロフ・・・66/71(93%)
3位 マティッチ・・・61/68(89.7%)
4位 ショー・・・61/66(92.4%)
5位 ブルーノ・・・45/61(73.8%)

となっています。ダブルボランチの2人がよくボールを散らし、ビルドアップと敵陣でのボール循環にも積極的に関わったのが分かります。ポグバはアタッキングサードのパスも最多の29回(内24回成功)を記録しています。逆にブルーノが成功率はそこまで高くないのは、チャレンジングなパスが多いためです。通ればビッグチャンスにつながるような意図のあるパスを多く出しています。

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パスのスタッツではボランチ2人の好調さが表れていました。

③ポゼッション

ポゼッションの項目です。

ヴィラ戦の支配率はヴィラ33.4%、ユナイテッド66.6%でした。ユナイテッドのボールタッチ総数は764回でした。個人別に見ると

1位 ポグバ・・・92回
2位 リンデロフ・・・74回
3位 マティッチ、ショー・・・73回
4位 ラッシュフォード・・・70回
5位 ブルーノ・・・66回

というトップ5で、パス項目と同じ顔触れが並びます。なおアタッキングサードでのタッチ数は

1位 ラッシュフォード・・・43回
2位 ブルーノ・・・32回
3位 ポグバ・・・27回
4位 ショー・・・26回
5位 グリーンウッド・・・24回

となっていて、やはりポグバがこの位置で多くボールに触れていることはフレッジやマクトミネイにはない特徴ですね。

さらに、パスの受け手になった回数もポグバが78回と最多でした。内76回をコントロールしていますが(ミスの内1回は致命的でしたが!)、敵陣側にボールを運んだ距離は234ヤード(213メートル)で最長でした。

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ポゼッションの項目でもポグバの存在感が際立っていました

④ディフェンシブ・アクション

最後にディフェンシブ・アクションです。

総タックル数は12回、インターセプトは11回、クリアは12回でした。ポゼッションの項でも見たように、支配率でユナイテッドが圧倒していたので守備に回る時間は多くはなかったですが、守備面でも印象的なスタッツを見ることができます。

まずタックルのトップはマティッチの3回ですが、2位はマルシャルの2回です。さらにプレスのトップ5は

1位 ブルーノ・・・14回
2位 マティッチ・・・11回
3位 マルシャル、ショー、ワン=ビサカ・・・10回
4位 ラッシュフォード・・・6回
5位 グリーンウッド・・・5回

となっており、前線からのプレッシングが多いことがわかりますね。プレス回数の内、成功したのもブルーノとマルシャルが4回で最多となっているのも注目すべき数字。

そしてインターセプトの回数のトップがマルシャルの3回となっていて、交代時に得点できなかったことに悔しさを滲ませていたマルシャルですが、この試合守備面での貢献が素晴らしかったことが分かります。

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2点目はマルシャルの自陣でのボール奪取からでしたし、自身のクロスバー直撃のシュートのきっかけになったのも、マルシャルのインターセプトからでした。

守備面でも攻撃陣の好調さが表れる結果になりましたね。

👿まとめ

以上見てきたようにチームの好調さがスタッツにも表れていました。再開後ブルーノやポグバ、マティッチはどの試合でも素晴らしいスタッツを出していますが、シェフィールド戦のハットトリック以降、得点できていないマルシャルがヴィラ戦では守備面でチームに大きく貢献していたことがわかりましたね。

試合を見ていてもマルシャルの守備意識が今までと違うことを感じた方も多かったと思います。

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ヴィラvsユナイテッド スタッツ

引用:プレミア公式

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試合結果

引用:ユナイテッド公式

ヴィラに勝利した事により、ユナイテッドは公式戦17戦無敗をキープ。3位だったレスターがアーセナルと引き分け、4位だったチェルシーが勝利したため3位と4位が逆転しました。そしてユナイテッドは4位レスターと1ポイント差まで迫っています!

次節35節は7月14日(火)4:00からオールド・トラッフォードでのサウサンプトン戦。チームは絶好調!ホームで負けるはずがありません!

カモン!ユナイテッド!!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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