こんにちはMasaユナイテッドです。
ヨーロッパ・リーグ準々決勝、ドイツ・ケルンでデンマークのコペンハーゲンと対戦したユナイテッド。
前半はコペンハーゲンの非常に統率の取れた守備と、素早いトランジッションからの攻めで苦しんだユナイテッド。徐々にペースを掴み前半ロスタイムにはグリーンウッドがネットを揺らします。しかしVARの判定によりオフサイドに。
後半は攻勢をかけるユナイテッドですがコペンハーゲンGKヨンソンが好セーブを連発。ゴールを割ることができません。試合は延長戦へ。延長前半開始の95分、マルシャルがボックス内で倒されPKを獲得。これをブルーノが決めて1-0。120分間の死闘をユナイテッドが制し準決勝に駒を進めました。
試合の詳細は公式サイトを参照下さい。
今回はこの試合のユナイテッドのキーパーソンを5人挙げて試合を振り返ります。
以下項目です。
👿ラインナップ

ベンチメンバー
ユナイテッド:デ・ヘア、フォス=メンサー、メンギ、リンデロフ、リンガード、ジェームズ、ペレイラ、マクトミネイ、チョン、マティッチ、マタ、イガロ
コペンハーゲン:グレイトブスト、アンデルセン、オビエド、パパジャンノプーロス、ベングトソン、バルトレッチ、マドラツィア、ボービング、ヒェルムホフ、カウフマン
①ハリー・マグワイア
1人目はキャプテン・マグワイア
今シーズンの54試合目の出場となったマグワイア。前の試合のLASK戦から5日空いた事もあり、リフレッシュして試合に臨みました。この試合も、組織立った守備からの積極的な仕掛けをしてくるコペンハーゲン相手に、クリーンシートに貢献しました。
スタッツを見てみましょう
クリア・・・4回
空中戦勝利・・・7/10回
インターセプト・・・2回
パス成功率・・・86%(77/90)
ロングパス・・・11/19
マグワイアは最初の70分をバイリーと、残りの50分をリンデロフと共にプレーしましたがどちらの選手と組んでも強さを発揮しました。守備面での安定もさることながら、この試合のマグワイアはロングフィードが冴えていました。ビルドアップ時、フレッジが左CBに落ち、ブランドンを高い位置に押し上げ、そこへマグワイアからロングボールを出すシーンが目立ちました。余談ですが、スールシャールが左利きのCBを求めていると報道がありますが、このプレーを右サイド(左CBから対角に右サイドにフィードする)でもやりたいのではないのかな?と思います。
②ブルーノ・フェルナンデス
2人目はブルーノ。
ブルーノも、LASK戦は休養を与えられリフレッシュして試合に臨みました。随所にリーグ戦終盤よりも、キレのある動きとプレー精度を見せてくれました。
スタッツを見てみましょう
ゴール・・・1(PK)
シュート・・・6本(枠内3本)*PK以外
ドリブル・・・3/3
チャンスメイク・・・6回
キーパス・・・3本
この試合のブルーノはライン間に留まっていることが多かったですね。これまでは下がって受けたり、守備に戻ったりすることが多かったですが、押し込んでいる時間が長かったことと、暑さもあって普段よりは運動量を抑えた印象を受けます。
その結果、チャンスに絡むことも多かったですし、自らも惜しいシュートを何本か放っています。PKはマルシャルに譲ってもらったようですが、コース、スピードと流石のPKでした。
なかなか得点できませんでしたが、攻撃陣も動きは良かったですし、チャンス自体はかなり作りました。その攻撃陣を操ったのは今回もブルーノでした。
③ポール・ポグバ
3人目はポグバ。この試合のポグバは守備面で素晴らしかったです。
スタッツです。
ボールタッチ・・・111回(最多)
空中戦勝利・・・6/7(2位)
地上デュエル勝利・・・5/8
インターセプト・・・2
ブロック・・・1
今回はマティッチではなく、フレッジと組んだポグバ。ビルドアップではフレッジがCB間に落ちて、ポグバが高い位置に上がる形を採用。マティッチよりは守備力で劣るフレッジと組んだことで、ポグバの守備意識は一段と高かったと思います。
印象的だったのは前半の飲水タイムで、ワン=ビサカに身振り手振りで動きを指示していた事。恐らくは右サイドの守備の話をしていたと思いますが、ポグバが守備の事を重要視しているのは成長を感じます。噂では契約延長が目前。自分中心ではなくチームの中でのタスクを忠実に実行しようとする姿は頼もしいですね。
④アントニー・マルシャル
4人目はマルシャル。得点こそ奪えませんでしたが、キレのある動きを随所に見せました。
スタッツは
シュート・・・4本(枠内3本)
パス成功率・・・100%(26/26)
ドリブル・・・7/9
キーパス・・・3本
チャンスメイク・・・7回(最多)
トップの選手でパス成功率100%はかなり珍しいですね。しかも119分間ですから。ドリブルも9回仕掛けていて、これはトップでありながら、ウィンガー的に切り込むマルシャルのプレースタイルをよく表しています。
シュートはことごとく、コペンハーゲンキーパーのヨンソンに止められましたが、PKに繋がる仕掛けは値千金でした。
マルシャルには毎試合このレベルのパフォーマンスを期待したいですが、マルシャルも着実に成長している選手の1人です。
⑤ファン・マタ
最後はマタ。延長戦からグリーンウッドに代わってピッチに立ったマタ。彼の投入により攻撃が加速しました。
スタッツは
シュート・・・3本(枠内2本)
ドリブル・・・2/2
パス成功率・・・91%(20/22)
チャンスメイク・・・6回
30分弱の出場で、ブルーノと同じだけのチャンスを作り出したのは立派ですし、PKに繋がるマルシャルへのパスを出したのもマタでした。LASK戦でも2アシストをマークしたマタ。ヨーロッパ・リーグの終盤戦において存在感を増しています。
なお試合後話題になったのは、マタの良い人エピソード。ユナイテッドのシュートをことごとく止めたヨンソンに「君はすごかったよ!」と笑顔でねぎらい、ユナイテッドを切り裂いたMFのファルクに対しては「フォルク、君はよくやったよ!素晴らしい試合をしたね」と讃えるビデオメッセージを送っていたそうです。
👿まとめ
1発勝負の準々決勝を制し、準決勝に進出したユナイテッド。今回取り上げた5人は素晴らしいプレーを見せてくれましたが、結果的にはPKの1点のみ。しかも延長戦にまでもつれた試合となりました。しかし内容は、コペンハーゲンも組織だったプレーで善戦し、ユナイテッドもチャンス数は多かったので引き締まった見ごたえのある試合だったと思います。
上に挙げた5人以外でも、ワン=ビサカも調子が戻ってきましたし、フレッジも後半に掛けてパフォーマンスを上げました。グリーンウッドはオフサイドにはなりましたが、前半終了間際の右足のシュートは完璧でしたし、ラッシュフォードも強烈なシュートを放つなど、個々のパフォーマンスは全員良かったと思います。
スタッツはこちら

出典:ユナイテッド公式
これで準決勝は因縁のセビージャと戦う事が決定したユナイテッド。セビージャは2014、15、16年のヨーロッパ・リーグ王者で、2018年にはチャンピオンズ・リーグでモウリーニョ・ユナイテッドを敗退に追い込んでおり、今回ユナイテッドはそのリベンジを狙います。
セビージャ戦に勝って決勝いきましょう!
次回EL準決勝は8月17日(月)4:00~ラインエネルギー・シュタディオン(ドイツ・ケルン中立地開催)でのセビージャ戦!
リベンジを果たし決勝へ!カモン!ユナイテッド!!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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