こんにちはMasaユナイテッドです。
今回は20-21シーズン、夏の移籍情報センターバック編Part.1としてユナイテッド移籍が噂される選手3名を紹介します。
ユナイテッドの補強ポイントは以下の記事を参照下さい。

センターバック編も2回に分けます。
以下項目です。
①パウ・トーレス
現所属:ビジャレアル
国籍:スペイン
年齢:23歳
身長:191cm
利き足:左
市場価値:30M€
現契約:6/30/2024
1-1.移籍の動向
✅獲得の可能性…30%
✅獲得プライオリティー…中
✅獲得難易度…A
18-19シーズンローン先のマラガでブレイクし、19-20シーズン、戻ったビジャレアルでもスタメンを勝ち取り、11月にはスペイン代表デビューも飾ったパウ・トーレス。7月下旬にユナイテッドがトーレスに関心を寄せていると英紙「スカイスポーツ」などが報じました。同メディアによると本人もステップアップを希望しており、クラブも適切なオファーがあれば交渉に応じると書かれています。
スピードがあり足元の技術も高いとあって、バルサやシティなども獲得のチャンスを伺っているようです。ビジャレアルはトーレスの移籍金に3000万ユーロを要求していると報じられています。
スールシャールが求めていると言われる左利きのCB。真意のほどはわかりませんが3000万ユーロで23歳の若手有望なCBが取れるなら安くないですか?獲得のチャンスがあるなら是非ほしいタレントです。しかし、本当に本人がステップアップの移籍を希望しているかは怪しいですね。6歳からビジャレアルのアカデミーに所属し、クラブ愛の強い選手です。ブレイクしてまだ1シーズン、ビジャレアルでプレーしただけで移籍を望むでしょうか?また、獲得を狙っていると言われていたバルサはCBの本命はシティのエリック・ガルシアだと言われています。バルサに誘われれば断れないというスペイン人は多いでしょうが、ユナイテッドとなると可能性は低いと思います。
1-2.19-20シーズンスタッツ

出典:transfermarkt
✅36試合2ゴール2アシスト
1-3.プレースタイル

出典:SoFIFA
パウ・トーレスは足元の上手いセンターバックです。ビジャレアルでもビルドアップの起点となっていてパス成功本数はチーム最多の1724本(19-20リーグ戦)、成功率も86.3%と高い数字をマークしています。守備の方はブロックが63回とチーム最多を記録。インターセプトも上位の数字。トーレスはリーガでも1、2を争う快速ディフェンダーです。19-20シーズンはリーガの全選手の中で5位となる34.93km/hをマークしています。
逆にガツガツした守備をする選手ではないので、プレミアではどうなんだろうという面もありますが、マグワイアと「鉄とシルク」の関係で愛称は良さそうです。191cmという上背がある割には空中戦の勝率が47.4%とそれほど高くないのが少し気になります。体格の割には地上戦の方を得意としているCBだと言えそうです。
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②カリドゥ・クリバリ
現所属:ナポリ
国籍:セネガル
年齢:29歳
身長:187cm
利き足:右
市場価値:65M€
現契約:6/30/2023
2-1.移籍の動向
✅獲得の可能性…30%
✅獲得プライオリティー…中
✅獲得難易度…S
2019年の夏の移籍市場でかなりユナイテッド移籍が報じられたカリドゥ・クリバリ。今年も数は多くないですがユナイテッドとリンクする報道がいくつか見られます。コロナによる収入減少の影響で、ナポリはクリバリをバーゲン価格で売却するのではないかと報じられたのが5~6月。しかし、ナポリはクリバリに1億ユーロ近い価格を設定を変更しておらず、一時ユナイテッドは撤退したと報じられました。
しかしセリエAで7位に終わりチャンピオンズ・リーグ出場権を逃した事でクリバリ放出の可能性が高まってきているようです。さらにナポリはリールからFWヴィクター・オシムヘンをクラブレコードの8000万ユーロで獲得しました。ナポリは財政的にひっ迫していないようですが、流石にそれ相応の放出が必要だと思います。
すでに29歳になったクリバリ。いまだにワールドクラスのディフェンダーという評価は変わりませんが、スールシャールがまだ欲しがっているかは微妙ではないでしょうか?欲しがったとしても、2年連続CBに8000万ユーロ近い金額は出せないでしょう。
クリバリ獲得にはユナイテッドの他にシティ、チアゴ・シルバが退団したパリSGの名前が挙がっています。
2-2.19-20シーズンスタッツ

出典:transfermarkt
✅34試合0ゴール0アシスト
2-3.プレースタイル

出典:SoFIFA
クリバリは速い、強い、上手いの3拍子揃ったディフェンダーです。19-20シーズンのリーグ戦、パス成功率92.1%、成功数1521本、タックル61回、インターセプト31回、空中戦勝率64.9%と安定したスタッツを記録しています。
フィジカル能力に優れ、対人守備にも非常に強いです。スピードもあり、サイドバック裏のスペースなど素早くカバーします。右利きですが、足元の技術が高いため左CBで起用されている点はマグワイアと同様ですね。総合力が非常に高く評価が高いのは頷けます。
ウィークポイントは敢えて上げるなら積極的に前へ出るディフェンスをするので、ファール、カードが多い事。19-20シーズンはチーム最多の10枚のイエローと1枚のレッドカード、ファール数はチーム2番目に多い49回を記録しています。
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③ダビド・アラバ
現所属:バイエルン
国籍:オーストリア
年齢:28歳
身長:180cm
利き足:左
市場価値:65M€
現契約:6/30/2021
3-1.移籍の動向
✅獲得の可能性…20%
✅獲得プライオリティー…高
✅獲得難易度…SS
19-20シーズン見事にチャンピオンズ・リーグを制覇したバイエルン・ミュンヘン。その守備の要として優勝に貢献したダビド・アラバ。その去就が取りざたされるのは、その契約が来年6月で切れる為です。そしていまだに契約延長を結んでいない事が移籍報道の要因の一つとなっています。
8月20日の衛星放送局「スカイ」の報道では、バイエルンからの1500万ユーロの年棒打診を、代理人のピニ・ザハヴィ氏が断ったと報じました。さらにバイエルンに残留するには、マヌエル・ノイアー、トーマス・ミュラー、ロベルト・レバンドフスキの3選手と同等の給料を得ることを条件にしているようです。
シティのペップ・グアルディオラ監督のもとでプレーした経験がある事から、早くからシティが獲得に動いていたようですが、同じ左利きのネイサン・アケを獲得したこと、リロイ・サネを取引の一部に含める考えもあったこと(サネは7月3日にバイエルンへの移籍が決定)からややトーンダウンしており、ユナイテッドが候補に上がっているようです。
モウリーニョ時代にもユナイテッド移籍が報じられた過去があるアラバ。過去何度も移籍をほのめかしながら結局12シーズン、バイエルンでプレーし続けています。その戦術理解度の高さ、左SB、左CB、そしてボランチも務めるユーティリティ性の高さ、パス精度の高さは大きな魅力で、左CBと左SB、そしてボランチが補強ポジションであるユナイテッドにピッタリの選手と言えます。
しかし、やはり実際の獲得は難しいでしょうね。年棒アップの為に名前を使われている感がすごいです(笑)。実際に獲得となれば7000万ユーロ程必要になりますし、クリバリの項でも書いたように今シーズンのユナイテッドはそれだけの金額を用意するのは難しいかもしれません。
3-2.19-20シーズンスタッツ

出典:transfermarkt
✅42試合2ゴール2アシスト
3-3.プレースタイル

出典:SoFIFA
19-20シーズンはアルフォンソ・デイビスの台頭もあり、本来の左SBからハンジ・フリック監督により左のCBに固定されたアラバ。戦術理解度の高さと、ユーティリティ性、キック精度の高さが円熟味を増し、近代的なCBとしてチームの最終ラインを支えました。
非常にスピードがあり、パス精度も高いアラバ。元々中盤の選手だった事もあり足元の技術のとても高いプレーヤーです。SB時は機動力を活かしたオーバーラップからピンポイントのクロスを上げ、ペップの元では「偽SB」として高い戦術理解度を見せました。
攻撃に特化したSBでしたが、ペップの下では3CBの真ん中でプレー。近年フィジカルも強くなり守備面での進化が目覚ましく、19-20シーズンも再びCBとしてプレーしました。キック精度の高さを活かしてビルドアップの起点となり、ハイラインを敷くバイエルンにおいて、後ろの広大なスペースを埋める為に快速を活かしています。
ただCBとしては上背がないので、空中戦では不利になりますね。19-20シーズンの空中戦勝率は44.9%でした。空中戦に関しては、いざプレミアでプレーするとなるとCBでは厳しいかもしれませんね。
Best Of David Alaba – The Record Champion’s Greatest Goals, Skills And Assists
👿まとめ
いかがでしたか?
今回紹介したクリバリとアラバはワールドクラスのCBでとても評価の高い選手です。残念ながら今夏のユナイテッドにはこの2人を買うだけの資金はないと思います。特にアラバは今のユナイテッドの補強ポイントの多くでプレー可能なので、アラバの獲得はユナイテッドにとって大きなメリットがあります。
若手のパウ・トーレスは左利きのCBで成長株ですが、こちらもユナイテッドの名前は上がりますが今シーズンの移籍はあまり現実的ではありませんね。
スモーリング、ジョーンズ、ロホに退団の可能性があるCBは補強が必要なセクションです。Part.2でも何人か獲得候補を紹介しますのでお楽しみに!
なお攻撃的ミッドフィールダー編もありますのでよろしければ!


最後まで読んで頂きありがとうございました!
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