【20-21選手名鑑】ディーン・ヘンダーソン No.26【マンチェスター・ユナイテッド】

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こんにちはMasaユナイテッドです。

今回はユナイテッドのNo.26 正ゴールキーパーは俺だ!

ディーン・ヘンダーソン

を紹介します。

①プロフィール

選手名:ディーン・ヘンダーソン
生年月日:1997年3月12日
国籍:イングランド
身長:188cm
ポジション:GK
背番号:26
チームキャリア:ユナイテッド・ユース(13-14~)→ストックポート(15-16*ローン)→グリムズビー・タウン(16-17*ローン)→シュルーズベリー・タウン(17-18*ローン)→シェフィールド・ユナイテッド(18-19~*ローン)→ユナイテッド(20-21~*ローンバック)
利き足:右
契約終了年:2025年6月30日

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イングランド北部の港町、ホワイトヘブンで生まれたディーン・ヘンダーソン3歳の頃からユナイテッド・サポーターであったヘンダーソンですが、5歳になって始めたスポーツはクリケットでした。かなりクリケットが上手かったようですが、徐々にサッカーに興味を持ち、8歳の時にはカーライル・ユナイテッドのアカデミーに加入します。

当初はキーパーではなくフィールド・プレーヤーとしてプレーしていましたが、10歳になる前にキーパーに転向しています。そして14歳の時にマンチェスター・ユナイテッドのアカデミーに入団。ユナイテッドでも順調に成長し、14-15シーズンのクラブの最優秀若手選手賞の候補に入ります(結果トゥアンゼベが受賞)。そして2015年8月にクラブと初のプロ契約を結びました。

しかし当時のユナイテッドにはデ・ヘア、ロメロ、ペレイラ、ジョンストン、バルデスと5人のシニアGKを有しており、ヘンダーソンはローンで修行に出る道を選びます。ストックポート・カウンティ、グリムズビー・タウン、シュルーズベリー・タウンとレンタル移籍を繰り返し、18-19シーズンからはシェフィールド・ユナイテッドにローンで加入します。

シェフィールド・Uのプレミア昇格に貢献し、クラブの最優秀若手選手賞を受賞。さらにチャンピオンシップのゴールデングローブ賞も受賞する活躍を披露しました(クリーンシートは21試合!)。そして19-20シーズンはシェフィールドで自身初のプレミアでの挑戦でクリーンシート13試合を記録。チームの躍進に大きく貢献しました。

20-21シーズン、ユナイテッドに戻ってデ・ヘアとの正ゴールキーパー争いを決意。2025年までの契約延長にもサインしました。

②プレースタイル

2-1.ストロング・ポイント

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ヘンダーソンの強みはセービングです。19-20シーズンのセーブ率は75.2%を記録。大股での構から繰り出すダイナミックなセービングが特徴。動作は大きいですが、しっかりボールが来るまで待てるのもヘンダーソンの強みです。ポジショニングも良く、反射神経やハイボール処理も問題ありません。

バックラインに合わせて細かなポジション修正はしないタイプですが、スピードがあり、ライン裏のケアの意識も高いため守備範囲は広いと思います。あとディフェンスラインへのコーチングもしっかり出来ています。

2-2.ウィーク・ポイント

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ヘンダーソンのウィークポイントはキックでしょう。19-20シーズンのパス成功率は37%。シェフィールドの戦術が後ろからビルドアップする戦術ではなかったので、ほとんどロングボールを蹴っている事が原因です。ユナイテッドに戻ってきてどのくらいビルドアップに貢献できるか見る必要がありますが、エデルソンやアリソンのような足元のメチャクチャ上手い選手ではないのは確かです。

タイプ的にはクラシックなタイプのゴールキーパーですね。

2-3.課題

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デヘアとのポジション争いに勝つ事。これが20-21シーズンのヘンダーソンの課題です。本人は自信に満ち溢れています。3歳からサポートしているクラブの正ゴールキーパーになる夢はもう目の前です。

デヘアのこれまでの貢献には敬意を表しますが、開幕戦を見る限りヘンダーソンにチャンスが与えられるべきだと思います。

近年ユナイテッドの正ゴールキーパーを務めたアカデミー出身選手はいません。今シーズンのパフォーマンスはヘンダーソンにとって大きな意味を持ちます。

③エピソード

・ディーノは2つのギネス記録保持者です。1つはゴールキーパー・ユニフォームへの早着替え(49.51秒)。2つ目は1分間のヘディングでのパス交換本数(91本 クラーク=サルターと共に)です。その模様は下の動画をどうぞ!


Young Lions Guinness World Record Challenge | Sessegnon, Henderson & Clarke-Salter | England U21

・ローン移籍を繰り返してきたヘンダーソンですが、17-18シーズンに在籍したシュルーズベリー・タウンには思い入れが強いようです。リーグ戦38試合に出場し14のクリーンシートをマーク。リーグ・ワンの昇格プレーオフに導く活躍を披露し、サポーターから愛されたヘンダーソン。この時のキーパーコーチであるダニー・コインの指導のお陰でキーパーとしての才能を大きく開花させました。ヘンダーソンは別れに際して「このサッカークラブに関わる全ての人が大好き。このサッカークラブに関わる全ての人を愛している。」とインスタにメッセージを載せています。

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・シュルーズベリー・タウン在籍時にヘンダーソンは「HopeHouse」という地元の慈善団体を支援するために丸坊主にし、1500ポンドを集めています。自慢のカーリーヘアーをそり落としましたが、当時は冬で大雪も降った年だったようで「頭が凍ってる!頭がなくなったみたいだ!」と言ってます(笑)。

www.shrewsburytown.com

9月22日のカラバオ・カップのルートン・タウン戦で待望のユナイテッドのトップチームデビューを飾ったヘンダーソン。ヘンダーソンは後半35分に右手一本でのファインセーブを披露。0-3の勝利に貢献しました。幼少期からの愛するクラブのゴールマウスに立ったヘンダーソンは試合後「ずっと夢見てきた。素晴らしい気分だ! それにクリーンシートで勝利もできた!」と喜びを露わにしていました。

・ユナイテッドが、トップチームのゴールキーパーを輩出(レギュラークラス)したのは1978年のギャリー・ベイリー以来42年振りだそうです。ギャリー・ベイリーはその後8年間No.1のシャツを着てプレーしました。

・ヘンダーソンは結婚していませんが、シングルではありません。インスタにお美しい彼女との写真を公開しています。なお彼女の詳細については不明です。

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Merry Christmas everyone! Have a great day!!! ❤

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👿まとめ

いかがでしたか?

ローン先のシェフィールド・Uで大きく成長し、2020年8月にはイングランドA代表にも選出されたディーン・ヘンダーソン。デ・ヘアという強力なライバルとのポジション争いを決意した背景には、自信と3歳から始まったクラブ愛がありました。

スールシャール監督がどういった起用法をしていくか注目されますが、ヘンダーソンの積極的な起用を期待したいですね。アカデミー出身の守護神というのはサポーターから絶大な支持を受けるでしょう。シェフィールド・Uでのパフォーマンスはそれに値することを示しています。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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