【20-21PL第15節】レスター・シティvsマンチェスター・ユナイテッド 3つのGoodと2つのBadポイント

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こんにちはMasaユナイテッドです。

プレミアリーグ第15節 アウェイ、キングパワー・スタジアムで2位レスター・シティとの上位対決に臨んだユナイテッド。試合は立ち上がりからチャンスを作ったユナイテッドが、23分にラッシュフォードのゴールで先制します。しかし31分にはバーンズにミドルを決められ振り出しに。後半75分にカバーニを投入し勝ちにいったユナイテッド。79分にそのカバーニのフリックにブルーノが抜け出してゴール。追加点を上げます。しかし85分にヴァーディのシュートがトゥアンゼベに当たってゴールとなり再び同点に。2-2で試合終了となりました。

試合の詳細はユナイテッド公式をご覧ください。

www.manutd.com

今回はこの試合を3つのGoodポイントと2つのBadポイントで振り返ります!

以下項目です。

👿ラインナップ

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レスターvsユナイテッド ラインナップ

ベンチメンバー
レスター:ウォード、フクス、アマーティ、トーマス、メンディ、チョーダリー、ぺレス、プラート、イヘアナチョ
ユナイテッド:ヘンダーソン、テレス、トゥアンゼベ、マティッチ、ポグバ、リンガード、ファン・デ・ベーク、カバーニ、グリーンウッド

①Goodポイント

1-1.ブルーノのフレア

レスター戦1ゴール1アシスト。クラブに加入してからの60ゴール中31ゴールに絡む大活躍で、18ゴール13アシストを記録したブルーノ。また、2008-09シーズンのクリスチアーノ・ロナウド以降ではプレミアリーグのシーズンで二桁得点を記録した初のポルトガル出身選手にもなりました。

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ミッドウィークのカラバオカップから中1日。コンディション的に厳しいものがあり、決してハイ・パフォーマンスではなかったですが、得点に絡む一瞬のフレアは流石の一言につきます。レスターの1点目は、中盤でブルーノがマディソンの股を抜こうとしてボールロスト。そこからバーンズに決められ失点の要因になりましたし、37分のフリーキックに合わせたヘディングも決めて欲しかったですが、ブルーノのチームに対する影響力はチームレベルを1段上に導いています。試合後のインタビューは、勝ち点1しか得られずガッカリしていたサポーターの気持ちを少し和らげてくれたのではないでしょうか?

「今日はドレッシングルームで幸せな気持ちになれた。みんなが悔しがっていたし、レベルアップしないといけないと言っていたからね。メンタリティ、勝者のメンタリティを生み出せているのは良いこと」

と語っていて、チームが良い方向に前進できている事を示唆しました。

1-2.ショーの躍動

新加入アレックス・テレスと併用されている今シーズンのショー。もちろん怪我がちな事もありますが、テレスの印象的なパフォーマンスにより若干影が薄い存在に。しかしレスター戦は積極的な攻め上がりと、精度の高いキックで存在感を見せました。

この試合セットプレーのキッカーを任されたショーは、フリーキック2本とも味方にドンピシャで合わせています。ショット・クリエイション・アクションは最多の4回チャンスクリエイトも最多タイの3回を記録しました。

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守っても、オルブライトンとインナーラップを仕掛けてくるジャスティンに上手く対応。テレスの加入で火が付いたのか、責任感とチームに貢献しようとする意志が強くなった印象を受けます。

チームとしても、テレスでもショーでも、どちらが出ても高水準のパフォーマンスを維持できるのはとてもありがたいですね。

1-3.カバーニの働き

リーグカップのエバートン戦で90分フル出場、1ゴールを上げたカバーニ。流石にレスター戦は中1日とあって先発での出場はなかったですが、残り15分で出番が回ってきました。

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試合に入ったカバーニはわずかに6回のボールタッチしかしませんでしたが、相変わらず動きでチームを助けました。ブルーノのゴールをアシストしたライン間への移動とフリックはそれだけでカバーニ出場の価値がありましたね。

33歳のカバーニに毎試合の出場は無理があり、あくまでもファースト・チョイスはマルシャルです。ですが、試合中ずっと相手ディフェンダーを出し抜こうと全集中する姿勢はマルシャルにはできない姿勢です。一瞬のキラメキを見せるマルシャルですが、明らかにストライカーとしては不十分です。トップでの起用を希望するのであれば、カバーニから学ぶべきものがあると思いますが、今のところ改善は見られません...。

これまで6ゴールのラッシュフォードはまだしも、ミッドフィールダーであるブルーノがチーム内得点王である現状はマルシャルの不甲斐なさを際立たせているとも言えます。

って全然Goodポイントではなくなってしまいましたが(笑)、カバーニの働きには満足です。

②Badポイント

2-1.リンデロフ離脱

不在のワン=ビサカに代わって、右サイドバックでの出場となったリンデロフ。左過多の攻撃をしてくるレスター相手という事もあり、もっぱら深い位置での守備がメインのタスクとなりました。

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今シーズン公式戦23試合中19試合で出場しているリンデロフは、慢性的な背中(腰)の痛みを抱えていましたが、バックアッパーの体制が不十分であったこともあり、ダマしダマし出場を続けていました。しかしレスター戦の66分に負傷交代。試合後スールシャール監督は

「また腰を痛めたのだと思う。彼の状態に関しては、ウォルヴァーハンプトン戦前に確認しないといけない」

と言っていますが、あの痛がり方は少し厳しいかもしれませんね。ワン=ビサカが戻ってこられれば良いですが、もしダメならトゥアンゼベという事になるでしょう。ちなみにリーグカップでは右SBでなかなかのパフォーマンスを見せていたトゥアンゼベですが、レスター戦は中1日だった事とハムストリング負傷から復帰したばかりだったので出場させなかったようです。

過密日程で各チームとも苦しいのは同じだと思いますが、年末年始の試合で優勝するチームは抜け出すと思うので、何とか喰らいついていきたいところですね。主力のリンデロフの怪我が今後に影響しない事を望みましょう。

2-2.すり抜けた勝利

ユナイテッドがこの試合リードしていたのはわずかに16分。放った9本のシュートの内、8本をボックス内で放ち5回ものビッグチャンスを作りながらドローという結果に終わった事は失望です。2位浮上のチャンスを逃したこの試合が、シーズン終了時に大きく影響する事がないように願いたいです。

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ハイプレスと、リトリート・ディフェンスの使い分けが完ぺきだったレスター。ハイプレスはユナイテッドのビルドアップを。コンパクトなブロック守備はユナイテッドの崩しをという具合に、ユナイテッドの2つの弱点を突く戦術でした。ユナイテッドも中盤にフレッジ、マクトミネイ、前線にジェームズを起用し基本的にはカウンター狙い。お互いに良く言えば堅実な、悪く言えばリスクを冒さない戦いぶりでした。

得点後、すぐに失点したユナイテッドですが、中1日、ランチタイムキックオフという事も影響したかもしれませんし、ディフェンスラインがいつもと違ったことも影響したかもしれません。ですが、ユナイテッドは4点ぐらい決めていてもおかしくなかった内容で、決して崩すのに苦労したわけではなかっただけに悔しいドローとなりました。

👿まとめ

2位攻防戦は痛み分けのドローとなりました。決定機を決められなかったユナイテッド。特に開始早々のラッシュフォードのヘディングは決めなければならないものでした。締まった好試合というよりは、ユナイテッドの自滅感のある試合だったというのが個人的な感想です。

ヴァーディはやはり怖いストライカーでしたが、バイリーはスピードでよく対応していましたし、マディソンも上手く消していたと思います。しかし、1失点目はやはりブルーノのミスが発端になっていますし、デ・ヘアも全盛期なら止めていたのではないかと思うようなコースでした。ゴール期待値もレスター1.04、ユナイテッド2.08となっていて勝てた試合だったといえます。

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レスターvsユナイテッド スタッツ
出典:プレミアリーグ公式
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試合結果
出典:ユナイテッド公式

14試合で23失点は下から6番目、フラムと同じ失点数となり明らかに多すぎます。逆に得点は30でリバプールに次ぐ2位ですが、やはり失点の多さは何らかの改善が必要でしょう。逆転勝利も多く、攻撃的な姿勢を見せているのでなんとなく目を瞑ってしまいがちですが、守備の面で昨シーズンのような安定感がないのは間違いない事実です。

リーグ戦で言えば、スパーズ、アーセナル、チェルシー、シティ、レスターと上位陣相手に勝ち点を積めてなく(勝ち点2のみ)、CLもパリ、ライプツィヒとここぞという試合で負けていて、攻守のバランスを欠いているのが気になるところです。冬でのCBと右SBの補強が可能であれば狙った方が良いかもしれませんね。リンデロフの負傷がそのことを後押しするかもしれません。

この結果ユナイテッドはエバートンに抜かれ4位に転落

次節第16節はオールド・トラッフォードでのウルブス戦。12月30日(水)5:00キックオフ。2020年最後の試合。勝って締めくくりたいですね!カモン!ユナイテッド!!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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