こんにちはMasaユナイテッドです。
現在のユナイテッドのアカデミーには、将来が楽しみな若手が目白押し!という事で、前回から期待の若手選手を15名紹介する記事を書いています。今回はそのPart.2。さらに5名の選手を紹介します。
前回の記事はこちら

では早速いってみましょう!
以下項目です。
①イーサン・ガルブレイス(Ethan Galbraith)
生年月日:2001年5月11日(19歳)
国籍:北アイルランド
身長:175cm
ポジション:CM DM AM
利き足:右
20-21成績:プレミアリーグ2・・・16試合2G1A EFLトロフィー・・・1試合1A
期待値:★★★★
北アイルランド、グレンゴルムリーで生まれたイーサン・ガルブレイス。 地元のCarnmoney Coltsというクラブでサッカーを始め、Balleyclare Comrades、Glentoran、 Crusaders 、Linfieidなどのクラブでユース時代を過ごしています。2017年、16歳の時にユナイテッドのアカデミーに1年間の奨学生として入団。17-18シーズンにはU18で13試合1G1Aを記録。シティ戦でのミドルシュートの衝撃、北部リーグ優勝への貢献を受けて、2018年にはユナイテッドと2年間の最初のプロ契約を結んでいます。
18-19シーズンにはU18で17試合4G4Aの成績を残し、U23のチームでも2試合でプレーしています。19-20シーズンにはトップチームのトレーニングにも参加。11月のアウェイでのELアスタナ戦で2分間プレーし、トップチームデビューを果たしています。2019年9月5日には、ルクセンブルクとの親善試合で北アイルランドA代表デビューも果たしており、大きく飛躍したシーズンとなりました。
20-21シーズンにはメンギと共にトップチームのメンバー入りが期待されましたが、開幕時にコンディションが整わなかったこともあり、U-23の中心選手として16試合でプレー。2G1Aを記録しています。トップチームには、2021年2月25日のELソシエダ戦でベンチ入りしたのは記憶に新しいですね。2020年10月にはユナイテッドと2023年までの契約にサインしています。
セントラルミッドフィールダーや守備的MFでのプレーが多いガルブレイスですが、キャリックに例えられるような、パスでのゲームメイクを得意とするプレーヤーです。トップ下を務めることもあるように、基本的なボールスキルは高く、一部ではシャビやイニエスタに例えられることもあります。個人的な印象ではポゼッションを安定させられる選手と感じています。今シーズンはチーム事情もありCBも経験。キャプテンも任されるなどプレーヤーとしての幅を広げたガルブレイス。来シーズントップチームでのプレーが見られることを期待したいですね。
②ジョー・ヒューギル( Joe Hugill)
生年月日:2003年10月19日(17歳)
国籍:イングランド
身長:188cm
ポジション:CF
利き足:左
20-21成績:プレミアリーグ2・・・17試合10G2A U18プレミアリーグ・・・5試合6G1A EFLトロフィー・・・3試合
期待値:★★★★★
イングランド北部、ダラムで生まれたジョー・ヒューギル。ニューキャッスルのユースでサッカーを始めますが、その後サンダーランドに入団。育成の名門「アカデミー・オブ・ライト」で最も才能ある若手の1人と言われたヒューギルには、アーセナルやトッテナムも大きな関心を示し、ユナイテッドと争奪戦を繰り広げました。争奪戦に勝ったユナイテッドへ2020年の夏に30万ポンドの移籍金で加入しました。
今シーズンのアカデミーで最も大きなインパクトを残しているヒューギル。加入当時は16歳でしたが、U-18の開幕戦で2ゴールを挙げ、次の試合からはU23へ引き上げられました。今シーズンこれまでU18プレミアリーグで5試合6G1A、U23のプレミアリーグ2で17試合10G2Aを記録しています。今年1月のプレミアリーグ2のリバプール戦では4ゴールを挙げる大活躍を披露。チームの勝利に貢献しています。
ストライカーとして優れた得点感覚を持つヒューギルは、ハリー・ケインに例えられることもあります。188cmの長身ながら足元のスキルに優れ、右利きですが、左足も同レベルで使えるという大きな武器も持っています。前線でのプレスも献身的にこなしており、万能型のストライカーとしてU23のチームでも欠かせない存在となっています。まだ17歳で線も細く、トップチームデビューは少し先ですが注目に値する選手であるのは間違いありません。
③アルバロ・フェルナンデス(Álvaro Fernandez)
生年月日:2003年3月23日(18歳)
国籍:スペイン
身長:186cm
ポジション:LB
利き足:左
20-21成績:プレミアリーグ2 15試合1G4A U18プレミアリーグ・・・3試合1G FAユースカップ・・・1試合 EFLトロフィー・・・1試合
期待値:★★★★☆
マジョルカ島生まれ、ガルシア地方ア・コルーニャで育ったアルバロ・フェルナンデス・カレラス。地元のクラブ、ラシン・フェロルで4歳の時にサッカーを始め、9歳で名門デポルティボ・ラ・コルーニャのユースに移ります。2017年にレアル・マドリーのカデーテBに入団します。2020年9月、レアルとの契約延長を断り、フリーでユナイテッドにやってきました(4年契約)。なお、アルバロにはシティも当時興味を示していたそうです。
9月にユナイテッドにやってきたアルバロは、U18プレミアリーグ第3節のバーンリー戦でデビュー。その試合でいきなりゴールを挙げます。そのあとすぐにU23に昇格し、プレミアリーグ2でこれまで15試合に出場。1G4Aを記録する活躍を見せています。4アシストという数字は、メイブリに次ぐ2番目の数字(ショレティレも4アシスト)。LBを主戦場とするアルバロの攻撃性能の高さを物語っています。
186cmの長身とロングヘアーがトレードマークのアルバロは、ドリブルでの持ち上がりが得意なサイドバック。中盤(LM)でも起用されますし、CBでもプレーした実績があります。しかし最大の武器は攻撃。チームのボール保持の場面では高い位置まで上がり、やや中にポジショニングして偽10番になり、そこから鋭いラストパスや、精度の高いシュートを放ちます。ベイルやカンセロに例えられるアルバロですが、本人のアイドルはマルセロ。ボールスキルが高く、右足でも強烈なシュートが打てます。守備の面ではまだまだ改善の余地がありますが、それを補って余りある攻撃センスを持っている選手です。
コーチ陣は2年後を目途にトップチームに昇格させたいようですが、それより早くトップチームに呼ばれる可能性も大いにあります。
④マルティン・スビデスキ(Martin Šviderský)
生年月日:2002年10月4日(18歳)
国籍:スロバキア
身長:180cm
ポジション:DM CM
利き足:左
20-21成績:U18プレミアリーグ・・・15試合1G1A プレミアリーグ2・・・6試合1A FAユースカップ・・・1試合 EFLトロフィー・・・1試合
期待値:★★★★
スロバキア東部の街、プレショフで生まれ育ったマルティン・スビデスキ。FCタトラン・プレショフのユースチームでサッカーのスキルを磨きました。2018年、15歳の時にユナイテッドのユースに加入しますが、スロバキアの天才と言われた少年の獲得をチェルシー、リバプールも狙っていました。さらに、シティ、インテル、ドルトムントでもトライアルを受けていたそうです。
しかし、ユナイテッド加入決定の3週間前に、前十字靭帯を損傷。膝内側側副靭帯と半月板にもダメージのある大怪我で1年間サッカーから離れます。2019年の10月にようやく復帰。U18プレミアリーグで7試合に出場しました。スベルスキの怪我からの復帰を献身的に支えたクラブは、彼を長期的に見ていて2020年2月には最初のプロ契約を結んでいます。20-21シーズンはU18のチームでキャプテンを任され、これまで15試合に出場。1G1Aを記録しています。またU23にも6試合に出場し1Aを決めています。
守備的な中盤のスビデスキですが、CB、LBでの出場も経験しています。左足の精度が高く、メイブリやガルブレイス同様に深い位置からパスでリズムを作る選手。FKやCKを担当する事もあります。まだまだフィジカルやスケール感不足は否めないですが、スビデスキの大きな特徴はチームをまとめる力。英語、スロバキア語、ドイツ語、フランス語、ギリシャ語を話せる才能は、国外選手と国内選手の橋渡し役としてとても重要です。試合中にチームメイトに声を出している事も多く、個人的にはマクトミネイに通ずる部分があると思っています。
来シーズンは、本格的にU23でのプレーになると思います。期待したいですね。
⑤マタイ・コヴァール(Matěj Kovář)
生年月日:2000年5月17日(20歳)
国籍:チェコ
身長:183cm
ポジション:GK
利き足:右
20-21成績:リーグ1・・・18試合35失点1CS プレミアリーグ2・・・7試合14失点2CS EFLトロフィー・・・1試合3失点 EFLカップ・・・1試合3失点
期待値:★★★☆
チェコ共和国のウヘルスケー・フラディシュテ出身のマタイ・コヴァール。地元の名門FCスロヴァコでプレーしてきました。18歳の2018年1月の移籍ウィンドウでユナイテッドのU18に加入しています。加入当時の逸話として、キャリントンに招待されたコヴァールに、モウリーニョ監督とズラタン・イブラヒモヴィッチがユナイテッドへ入団するように説得したという話があります。17-18シーズンの後半はコヴァールがゴールマウスを守り、U18プレミアリーグの優勝に貢献しています。
18-19シーズンにはU23の正ゴールキーパーとして17試合に出場。25の失点と5つのクリーンシートを記録しています。19-20シーズンはコロナの影響で短縮されたリーグ戦17試合のうち11試合に出場。12失点4つのクリーンシートをマークしています。また2019年10月にはクラブと新契約に合意。11月28日のELアスタナ戦ではトップチームのベンチ入りを果たしました。
20-21シーズンはリーグ1のスウィンドン・タウンにローン移籍。より高いレベルでの経験を積むはずでしたが、18試合に出場し35失点クリーンシートもわずかに1つと失意のパフォーマンスに。予定を早めて1月にオールド・トラッフォードに帰還しました。現在はU23のチームに戻り、調子を戻す為に奮闘中。3月12日のブライトン戦ではビッグセーブを連発する活躍を見せました。
183cmの長身(もっと高く見えるけど・・・)のコヴァールは素早いシュートへの反応が売り。またボールを持つ時も落ち着いていて、ビルドアップの安定に貢献できるキーパーです。飛び出してのセーブも得意で、デ・ヘアのように足でのセーブもよく見ます。キーパーというポジションで、トップチームに君臨するのは至難の業ですが、コヴァールにはそれだけの才能があると思います。
👿まとめ
いかがでしたか?今回の5人もU23でプレーする選手。アルバロ・フェルナンデスやヒューギル、スビデスキはU18登録の選手ですが、もはやU23常連選手になりつつあります。中でもヒューギルのインパクトは絶大で、トップチームにいない本格派のストライカータイプだけに、このまま順調に成長する姿を楽しみにしたいですね。一方、ガルブレイスとコヴァールは才能を開花するきっかけが欲しいところ。2人ともまだ若いですが、来シーズンローンで出るのかトップチームに食い込めるかが注目ポイントになりそうです。
次回Part.3はU18の選手を取り上げたいと思います!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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