こんにちはMasaユナイテッドです。
プレミアリーグ第36節 ホームでレスター・シティと対戦したユナイテッド。前節ヴィラ戦から中1日という過密日程のため、10人の選手を入替えて試合に臨みました。アマド、エランガの若手2名をリーグデビューさせ、ベテランや出場機会の少なかった選手中心にチームを組みました。試合は9分にトーマスにボレーシュートを決められ先制を許す展開に。しかし15分にグリーンウッドのゴールで同点に追いつきます。後半になって、さらにレスターが圧力を強めますが、ユナイテッドは66分にカバーニ、ラッシュフォードを投入し、巻き返しを狙います。しかし、その交代直後のCKでソユンチュにヘディングシュートを決められ追加点を許します。78分にはブルーノも入れて得点を奪いにいきますが万事休す。ユナイテッドはシュートわずかに4本に留まり、試合は1-2でレスターが勝利しました。
試合の詳細はユナイテッド公式をご覧下さい。
レスター戦では、いつもと違うフレッシュな先発メンバーが登場しました。そこで今回は、この先発メンバーの選手評価をしたいと思います!マンチェスター・ユナイテッド大学独自の評価です!
以下項目です。
👿ラインナップ

ベンチメンバー
ユナイテッド:ヘンダーソン、ショー、リンデロフ、ワン=ビサカ、マクトミネイ、ラッシュフォード、ポグバ、ブルーノ、カバーニ
レスター:ウォード、フクス、アマーティ、ペレイラ、マディソン、マスワンハイゼ、チョーダリー、メンディ、プラート
①ゴールキーパー&デイフェンダー
デ・ヘア(GK)・・・5/10
プレー時間・・・90分 失点・・・2 枠内被シュート・・・3 セーブ・・・1
イレギュラーなディフェンスラインを支える為、ベテラン、デ・ヘアがゴールマウスを守りました。結果的に2失点を喫しましたが、どちらもデ・ヘアにとってはノーチャンスだったと思います。58分のイヘアナチョのボックス内のシュートをブロックしたシーンがハイライトでした。
ウィリアムズ(RB)・・・4/10
プレー時間・・・90分 タックル・・・0 キーパス・・・1 地上デュエル・・・3/5
今シーズンのプレミア、これまでわずかに7分しかプレーしていないブランドン。レスター戦でアピールしたかったところですが、印象に残るプレーはできませんでした。レスターの攻撃がほぼ、右(ユナイテッドの左)に寄っていたこともありますが(47%が右)、守備面でも見せ場は訪れず。持ち前の推進力が全く見られない今シーズンのウィリアムズ。89分のラッシュフォードへ送ったクロスが唯一の攻撃面での貢献でした。
バイリー(CB)・・・6/10
プレー時間・・・90分 パス成功率・・・92% 空中戦・・・2/4 シュートブロック・・・1
主にヴァーディのスピードに対応するタスクを担ったバイリー。バイリーも、レスターの攻撃が右に寄っていたため、あまり大きな仕事はありませんでした。しかし、前半はビルドアップ時のパスミスが何度かあり、いつもと違うメンバーに少しやりにくさがあったかもしれません。いつもと違いあまり前へ出るディフェンスをせず、深い位置で守りましたが、ヴァーディに決定的な仕事をさせなかったという意味ではタスクを遂行しました。
トゥアンゼベ(CB)・・・7/10
プレー時間・・・90分 クリア・・・4 地上デュエル・・・4/4 シュートブロック・・・2
今シーズンのリーグ戦7試合目の出場となったトゥアンゼベ。特に後半、レスターの右サイドの圧によく対応しました。ことごとく最終の局面ではトゥアンゼベがシャットアウトする活躍を見せましたが、9分の1失点目は、右に流れたイヘアナチョに吊り出され、ティーレマンスに裏のスペースを使われました。これ以外は冷静にプレーできており、もう少しチャンスを与える価値があると思わせてくれるパフォーマンスでした。
テレス(LB)・・・7/10
プレー時間・・・90分 タックル・・・5 地上デュエル・・・7/10 キーパス・・・1
強力なライバルに成長したショーの影響もあり、出番が少なくなっているテレス。レスター戦は、1月の敗れたシェフィールド戦以来の出場となりました。前半は、ウィングに入ったエランガをフォローする仕事もあったため、あまり攻撃参加しませんでしたが、後半ラッシュフォードが左WGに入ってからは積極的に前へ出てクロスを送りました。53分のグリーンウッドの頭に合わせたフリーキックは良い軌道でしたが、リーグ戦これまでわずかに2アシストは物足りません。レスター戦は、守備面での貢献は高かったと思います。
②ミッドフィールダー
マティッチ(CM)・・・8/10
プレー時間・・・90分 地上デュエル・・・7/8 ロングパス・・・8/10 インターセプト・・・3 ドリブル・・・4/4
ヴィラ戦では、監督の隣に座って戦況を見守る姿が話題となったマティッチですが、満を持して初めてキャプテンに任命されました(笑)。リーダーとして、タイトなディフェンスでチームを引き締めるプレーを披露。中盤のフィルターとしてのタスクを遂行しました。ビルドアップ時にはCBに降りて助け、精度の高いロングボールで局面を変えようと試みました。試合後「僕は、いつも若い選手のお手本になろうと思っていて、彼らの助けになれればと思っている」とコメント。プレー面以外でも大きな役割を担っています。
ファン・デ・ベーク(CM)・・・4/10
プレー時間・・・90分 ボールタッチ・・・57 パス成功率・・・86% タックル・・・2 クリア・・・3
レスター戦の前まで、プレミアわずかに326分(3.6試合)しか出番がなかったファン・デ・ベーク。レスター戦は2度目のフル出場となりました。しかし、アピールに成功したとはとても言えません。やはり、3列目では彼の良さは発揮できないという事を改めて示しました。確かに守備の意識は高かったですが存在感が希薄...。どうしても周りの選手に左右されるタイプのため、後半に入って、ラッシュ、カバーニ、ブルーノが入ってからの方が、動き自体は良かったです。しかし、ファン・デ・ベークがスペースに動いても、それを見ている選手がいませんでした。ファン・デ・ベークには来シーズンに期待したいと思います。
マタ(AM)・・・4/10
プレー時間・・・90分 ボールタッチ・・・55 パス成功率・・・82% ドリブル・・・1/1
マタも今シーズンのプレミアフル出場は2回目となったレスター戦。試合の序盤は若い前線の先生の様に、ポジショニングを指示し、自らも自陣深くに戻ってビルドアップに絡むなど存在感を見せました。15分のグリーンウッドのゴールの起点となるパスをアマドに送ったマタでしたが、それ以降はチャンスメイクできませんでした。やはり、このポジションの選手には攻撃面での貢献が不可欠。エンディディとのマッチアップは少しマタには厳しかったかもしれません。
③フォワード
アマド(RWG)・・・6/10
プレー時間・・・78分 アシスト・・・1 ドリブル・・・3/5 ボールロスト・・・14
ELではトップチーム・デビューを済ませ、ゴールも挙げているアマドですが、レスター戦はプレミアリーグ・デビューとなりました。ドリブルを武器とするアマド。レスター戦でもボールを持つことに自信がある事を伺わせました。プレスをあまり苦にしないタイプですが、チーム全体の重心が低かったこともあり、持ち味を存分に発揮するには至りませんでした。プレスの掛け方や守備意識はアタランタで育成されたこともあり、評価できると思います。アシストという結果も残せた事は、本人にとってもポジティブなデビュー戦となったのではないでしょうか。来シーズンが楽しみです。
エランガ(LWG)・・・4/10
プレー時間・・・66分 ボールタッチ・・・33 ドリブル・・・1/2 ボールロスト・・・15
今シーズンのU23では16試合9G3Aを記録。アンダー世代では、頭一つ抜けた存在感を放つ19歳のウィンガーですが、トップチームデビューとなったレスター戦は落ち着いてプレーできていました。持ち味の発揮までは至りませんでしたが、守備意識を高く持って、まずは自分の役割をしっかりこなそうとする姿勢は見えました。エランガにとって朗報だったことはDAZN解説だったベンさんが、エランガの事をしっかり紹介してくれたこと(笑)。エランガの武器や、お父さんのことまで話してくれましたね。個人的にも期待の選手なので良かったらこちらの記事もチェックしてください(笑)。

グリーンウッド(CF)・・・8/10
プレー時間・・・66分 ゴール・・・1 シュート・・・2 地上デュエル・・・5/7
絶好調グリーンウッド。相手ディフェンダー3、4人に囲まれながらも右足でゴールを決めました。マークに来たソユンチュは、ヴィラ戦のミングスの様に、簡単にグリーンウッドを離してしましました。ディフェンダーはグリーンウッドの一瞬の動きと、どちらの足で打つのか分からないモーションに着いていくことができません。レスター戦はメンバー的に、グリーンウッドはゴールを決めることが最大のタスクでした。見事に達成し、リバプール戦に備えて66分にカバーニと交代しています。前半は、自陣に戻って守備をする場面も多く見られ、地上デュエルでは好スタッツを記録しています。
👿まとめ
ヴィラ戦の勝利から中1日という事で、実に10人をローテーションして臨んだレスター戦。アマド、エランガという2人の若手選手をプレミア・デビューさせたと同時に、デ・ヘア、マティッチ、マタの3人のベテランをピッチに送り出しました。
選手のクオリティ的に、レスターが優位に試合を進めユナイテッドは守備を重視した戦いになりましたが、ある程度は想定内だったでしょう。アマドやエランガのプレスの掛け方や、マタ、ファン・デ・ベーク、グリーンウッドの守備意識の高さは試合前に打ち合わせをしていた結果だと思います。
先制されましたが、すぐにグリーンウッドが取り返したのは流石でした。しかし、2失点目はもう少し上手く対応できたと言わざるを得ません。セットプレーの直前に選手交代を行った判断は正しかったとは言えませんし、ソユンチュのマークにラッシュフォードが付いたのも失敗でした。この失点が大きな誤算だったのは間違いないでしょう。
先発メンバーについて、特にCL枠を争うライバルチームのサポーターから不満が出ていますが、カバーニ、ラッシュフォード、ブルーノの後半投入はスールシャール監督がこの試合に勝つつもりだったことをよく表しています。正確には交代は、同点の場面で行われています。もう1点取って逆転するつもりだったのは確かでしょう。

ユナイテッドvsレスター スタッツ 第36節 出典:プレミアリーグ公式

第36節 試合結果 出典:ユナイテッド公式
中1日が続くこの日程では、他にどうしようもありません。ローテーションしなければ選手の負担が大き過ぎます。「リバプールをCLから追い出す」などという考えはサポーターがしている事で、当の選手や監督は目の前の試合に全力を尽くすだけです。
この結果、20-21シーズンのプレミアリーグはシティの優勝が決定しました。ユナイテッドは3位レスターと4ポイント差(消化はユナイテッドが1試合少ない)。残りは3試合。ユナイテッドはあと1勝すれば2位確定となります。
次節は延期となっていたオールド・トラッフォードでのリバプール戦。5月14日(金)4:15キックオフ。今回は無事に試合が行われますように!カモン!ユナイテッド!!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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