【21-22プレミアリーグ開幕直前】5つのポイントで見るシーズン・プレビュー【マンチェスター・ユナイテッド】

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こんにちはMasaユナイテッドです。

8月14日(土)ついに21-22シーズンのプレミアリーグが開幕します(開幕は現地13日に行われるブレントフォードvsアーセナル戦です)。

そこで今回は21-22シーズン・プレビューということで、今シーズンのユナイテッドを5つのポイントに分けてプレビューしていきたいと思います!

以下項目です。

①スカッド

★戦力値・・・85/100点
✅ゴールキーパー・・・S
✅ディフェンダー・・・S
✅ミッドフィールダー・・・A
✅フォワード・・・A
*C~SSの5段階評価 *フォワードはトップと両WG(トップ下はMFに分類)

8月10日現在の総合戦力値は85点を付けました(昨シーズンは75点)。

最新のプレミアリーグ登録スカッドはこちらを参照下さい。

www.premierleague.com

新戦力は3人。アストン・ビラからフリーで加わったトム・ヒートン、ドルトムントから獲得のジェイドン・サンチョ、レアル・マドリーから獲得のラファエル・ヴァラン(正式加入はまだ)です。一方の放出はセルヒオ・ロメロ(→無所属)ジョエル・ペレイラ(→RKCヴァールヴァイク)のGK2人を契約満了で放出。トゥアンゼベ(→アストン・ビラ)、ペリストリ(→アラベス)、チョン(→バームンガム)の若手3名をローンで放出しています。

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21-22 マンチェスター・ユナイテッド ラインナップ

セクション別に見ていくと、昨シーズン同様にGKは欧州屈指の陣容をキープしています。ロメロをフリーで放出しましたが、代わってアストン・ビラからユナイテッド・アカデミーで育ったトム・ヒートンを獲得。35歳のベテランですが、プレシーズンでは安定したセービングと正確なキックで頼りになるところを見せています。噂されたデ・ヘア放出の動きは今のところなく、新シーズンも正GKの座を巡ってヘンダーソンと争う事になりそうです。

ディフェンダーに関しては、やはりヴァランの獲得が最大のニュース。レアルで数々のトロフィーを獲得し、勝者のメンタリティを持つヴァランの獲得は、中央の守備強度を確実に引き上げてくれるでしょう。ユナイテッド加入を熱望してくれたヴァランをサポーターはしっかり支えたいですね。CBに関してはリンデロフとバイリーがバックアッパーとなります。リンデロフも優秀なCBだけにローテーションできるのは心強いですね。

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SBに関しては、獲得が噂されたアトレティコ・マドリーのトリッピアー移籍合意は今のところありません。懸念されている右SBのバックアッパーはダロトが務める事になりそうです。ここは左右のSBがこなせ、クロス精度、プレースキック精度の高いトリッピアー獲得が理想でしたが、ダロトの成長に期待するしかないですね。もし上手くいかなければワン=ビサカには昨シーズン並みに働いてもらう事になります(笑)。

ミッドフィールダー部門は昨シーズンと同様の陣容をキープ。ただ、昨シーズンは中盤センターのクオリティ不足(マクトミネイ、フレッジ)が課題とされました。中盤の選手獲得の動きも今は止まっており、新戦力獲得の期待はあまりできません。しかしリンガードとファン・デ・ベークの成長により、戦力アップが見込める可能性があり、個人的にはこの2人に期待。そして今シーズンもブルーノがチームの中心となるでしょう。

フォワード部門は念願だったサンチョの獲得により戦力アップといきたいところですが、ラッシュフォードは肩の手術のため長期離脱。昨シーズン終盤に怪我を負ったマルシャルも本調子ではないという事でトータルはプラマイ0に。加入2シーズン目のカバーニには大きな期待がかかりますが、前線3枚にブルーノを加えたフロント4全員で得点関与することが必要になります。

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②戦術

★戦術完成度(100点満点)
✅カウンター・・・80/100
✅ポゼッション・・・75/100
✅崩し・・・75/100
✅ビルドアップ・・・75/100
✅ポジティブ・トランジッション・・・70/100
✅ネガティブ・トランジッション・・・70/100
✅ブロック守備・・・85/100

昨シーズンは自慢のカウンター戦術が対策され、機能するシーンは減っています。波はありましたが、相変わらず引いたブロックを崩すのに手こずる場面もあり、例年通り崩しの局面は課題となりそうな予感。昨シーズンもチーム戦術でどうこうしたというよりは、カバーニ、グリーンウッドのシーズン後半のパフォーマンスアップに助けられたという側面が大きく、やはり個々の能力、パフォーマンスが大きくものを言いそうです。

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プレシーズンを見る限りでは、ビルドアップとハイプレスに若干の変化が見られました。ビルドアップは中盤センターの2人が横並びにならないようにしていると思います。そしてトップ下、もしくはトップの選手が1列降りて縦パスを引き出す形を採っていて、昨シーズンまでのCB→SB→WGというサイド一辺倒のボール運びにテコ入れがなされた印象です。

ハイプレスは選手のキャラクターにもよりますが、プレシーズンでは特に前半の早い時間帯に丁寧に人を捕まえに行っていて、昨シーズンの早い時間帯に失点する悪癖を修正するためのハイプレスといった印象を受けます。

昨シーズンから大きな戦術的変更はなさそうですが、ポグバをWG起用して新たな形を見出したように、人の配置を変えて新システムとする可能性は大いにあるでしょう。

③日程(プレミアリーグ)

ユナイテッドの開幕戦は8月14日(土)20:30からホームでのリーズ・ユナイテッド戦になります。以降の日程はこちらから確認して下さい。

www.manutd.com

対ビッグ7との対戦日程はこちら。

★対ビッグ7対戦日程
10/16・・・vsレスター(A)
10/25・・・vsリバプール(H)
10/31・・・vsスパーズ(A)
11/4・・・vsシティ(H)
11/28・・・vsチェルシー(A)
12/1・・・vsアーセナル(H)
3/6・・・vsシティ(A)
3/13・・・vsスパーズ(H)
3/20・・・vsリバプール(A)
4/2・・・vsレスター(H)
4/23・・・vsアーセナル(A)
5/15・・・vsチェルシー(H)

毎年ハードなスケジュールをこなす必要がありますが、今シーズンもなかなかハードです...。10月16日のレスター戦から12月1日のアーセナル戦まで毎週ビッグゲーム(11月21日のワトフォード戦以外)が連続します。さらにその間にCLのグループステージも組み込まれるので、まさに息つく暇のないスケジュールになります。3月から4月も対ビッグ7との試合が連続しており、もはやこの日程はFAの悪意さえ感じます(笑)。

12月は毎年恒例の週2でリーグ戦が行われますが、年明けの1月は2日から16日まで空いています。恐らくここにFAカップが入ってくると思われます。昨シーズンはコロナの影響で開幕が遅くなり、基本的に週2試合を戦うことで駆け抜けましたが、一応今シーズンは例年通りのスケジュールで行われます。いずれにせよ、リーグ戦の中断期間も代表戦が組み込まれるので、選手たちにとってはタフな日程である事には変わりありませんね。

チームとしてもやはりコンディション調整とローテーションが大きなカギを握ると思います。

④注目選手

★新シーズンの注目選手
✅ラファエル・ヴァラン(DF)
✅ルーク・ショー(DF) 
✅ドニ―・ファン・デ・ベーク(MF)
✅ブルーノ・フェルナンデス(MF)
✅ジェイドン・サンチョ(FW)

正直注目選手だらけなのですが、なんとか5人に絞りました(笑)。新戦力の2人は言わずもがなですが、ヴァランはディフェンスを、サンチョはオフェンスをそれぞれレベルアップさせてほしいです。この2人は即戦力として期待がかかります。加入1年目から実力を発揮することが求められるでしょう。

ショーとブルーノは昨シーズンに引き続きチャンスメイクの面で期待がかかります。もしこの2人が離脱やコンディション低下に陥ると、チームの危機に繋がる可能性があります。替えの効かない2人だけに大事に起用していく必要もあると思います。

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中盤では新戦力がない代わりにファン・デ・ベークに期待。失意の1年目を払拭するパフォーマンスを今シーズン見せることができるか。本人にとってもチームにとっても重要な要素となります。オフ期間に肉体改造を敢行したファン・デ・ベーク。試合中ももっと自己主張して良いと思います。

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⑤ライバル

★ライバルチームの新戦力(8月10日現在)
シティ・・・ジャック・グリーリッシュ(アストン・ビラMF)スコット・カーソン(ダービーGK)
リヴァプール・・・イブラヒマ・コナテ(RBライプツィヒDF)
チェルシー・・マーカス・ベッティネッリ(フラムGK)
レスター・・・パトソン・ダカ(RBザルツブルクFW)ブバカリ・スマレ(リールMF)ライアン・バートランド(サウサンプトンDF)
スパーズ・・・クリスティアン・ロメロ(アタランタDF)ブライアン・ヒル(セビージャFW)ピエルルイジ・ゴッリーニ(アタランタGK)
アーセナル・・・ベン・ホワイト(ブライトンDF)アルバート・サンビ・ロコンガ(アンデルレヒトMF)ヌーノ・タバレス(ベンフィカDF)

ライバルチームの新戦力は上記の通り。しかし移籍市場は8/31まで開いており、これからラストスパートで多くの移籍が起こることが予想されます。

シティグリーリッシュを1億£で獲得。攻撃面のクオリティを大きく上げる補強となる可能性があります。グリーリッシュをどこで、どのように起用するかはペップ次第ですが、デ・ブルイネとのコンビはどんな対戦相手にとっても脅威となります。さらに前線には相変わらずケイン獲得の噂があり、仮にケインも獲得となればバルサへ旅立ったアグエロの穴を埋めると同時に、待望の本格派ストライカーの獲得となります。

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現状で見ると、リバプールコナテを獲得したのみで移籍市場で苦戦していますが、ファン・ダイクの復帰はリバプールにとっては朗報です。しかし、ワイナルドゥムが抜けた穴埋めと、前線3人のバックアッパーが心許ないという点で戦力的にはやや見劣りするかもしれません。クロップ監督の手腕がより重要になりそうなリバプールです。

昨シーズン大型補強を敢行したチェルシーは、今のところ大人しいですが、ルカク獲得が迫っています。ジルーを放出し、エイブラハムも移籍が濃厚。ヴェルナーは得点力の部分で信頼を得られないということでルカクに白羽の矢が立ったようですね。

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レスターはユナイテッド移籍の噂もあったダカを獲得。フォワードはヴァーディ、イヘアナチョという強力なライバルがいますが、昨シーズン34得点12アシストを記録した逸材はプレミアでも輝ける才能があると思います。スパーズとアーセナルは共にワールドクラスのCBを確保。ロメロとホワイトはユナイテッドにとっても厄介な相手となりそうです。さらにヌーノ・サント新監督が率いるスパーズは、ケイン放出となれば大きく戦力を落としますが、その売却益で誰を狙うかも注目ポイントとなります。

新シーズンの本命はやはりシティ。そしてタイトル争いに食い込んでくるのはトゥヘル体制2シーズン目、昨年の欧州王者チェルシーですね。リバプールも立て直してくるでしょう。ライバルは強力ですが、今シーズンのユナイテッドは本気でタイトルを狙いにいきます。12-13シーズン以来となるプレミア制覇に向けて「赤い悪魔」に大暴れしてもらいましょう!

開幕戦は8月14日(土)20:30キックオフ。オールド・トラッフォードでのリーズ・ユナイテッド戦です!皆さま今シーズンもよろしくお願いします!カモン!ユナイテッド!!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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