【21-22PL第4節】ニューカッスル戦に見るマンチェスター・ユナイテッド驚異の前線クインテット

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こんにちはMasaユナイテッドです。

21-22プレミアリーグ大輔4節 ホーム、オールドトラッフォードでニューカッスル・ユナイテッドと対戦したマンチェスター・ユナイテッド。クリスティアーノ・ロナウドのユナイテッド復帰戦。大歓声のサポーターに迎えられて背番号7は再びオールド・トラッフォードのピッチに立ちました。試合は前半ユナイテッドがニューカッスル陣内に攻め込みますが、なかなかニューカッスルの固いブロックを崩すことができません。しかし、前半アディショナルタイムにグリーンウッドのシュートのこぼれ球をロナウドが決めて先制します。後半に入り、追加点を狙うユナイテッドでしたが、ゴールを決めたのはニューカッスル。56分にハビ・マンキージョが決めて同点となります。ホームで勝ち点を落とすわけにはいかないユナイテッドは62分に再びロナウド。80分にはブルーノがゴールを決めて3-1に。さらに後半アディショナルタイムにリンガードもゴールを決めて4-1!ホームで素晴らしい勝ち点3を獲得しました。

*この試合のハイライトはこちら

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今回はこの試合を4-1の快勝に導いたユナイテッドの驚異の前線クインテットにスポットを当てます!

間違いなく世界屈指のクオリティを持つユナイテッドの前線4人。そこへポグバが加わったクインテットはまさに驚異であり脅威。そんな5人のパフォーマンスを振り返ります!

以下項目です。

👿ラインナップ

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21-22PL4 ユナイテッドvsニューカッスル ラインナップ

ベンチメンバー
ユナイテッド:ヒートン、ダロト、バイリー、リンデロフ、マタ、ペレイラ、ファン・デ・ベーク、フレッジ、リンガード、マルシャル
ニューカッスル:ダーロウ、フェルナンデス、シェア、ルイス、クラフト、マーフィー、ホワイト、ヘンドリック、ゲイエ

①クリスティアーノ・ロナウド

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ユナイテッド復帰初戦にして2ゴールという圧巻のパフォーマンス。まさにユナイテッドの救世主として再び「夢の劇場」に君臨したロナウドは、前半アディショナルタイムの先制点と、62分の勝ち越し弾をマークしました。「緊張した」というロナウドのコメント通り、試合の入りこそやや固さがありましたが、先制点はゴールへの意欲と嗅覚、勝ち越し弾は年齢を感じさせないスプリントを見せてくれました。連携という面ではまだまだこれからというシーンも多々ありましたが、ロナウドがチームにもたらした影響は絶大だったと思います。

ゴール・・・2 
シュート・・・6本 
ボールタッチ・・・65回 
キーパス・・・1本
プレス・・・1回 
インターセプト・・・1回

これまでのユナイテッドのトップの選手としてはかなり多い65のボールタッチを記録したロナウド。攻撃陣ではブルーノの70回に次ぐ数字です。ライン間に降りて、一度ボールに触り、ラストパスが来るタイミングでボックス内に侵入するプレーが随所に見られました。かつてのシザーズを多用し、ドリブルで切り裂くスタイルではないですが、ボックス内への侵入のタイミングは円熟したストライカーのそれでしたね。守備に関してはスタッツで見るとびっくりするぐらい貢献してないですが(笑)、実際は前線でプレスし味方のボール奪取に貢献するシーンもあり、まずまずだったと思います。

②ブルーノ・フェルナンデス

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ニューカッスル戦80分のチーム3得点目のミドルシュートを決めたブルーノ。スポルティング、そしてポルトガル代表の先輩とのユナイテッドでの初共演ということで、開始から気合の入ったパフォーマンスを見せてくれました。5-4のブロックを作り中央を固めるマグパイズになかなかライン間でボールを受けることはできませんでしたが、組立の場面では少し下がっているロナウドと並ぶようなポジショニングで攻撃の起点となりました。

ゴール・・・1
ボールタッチ・・・70回

キーパス・・・2本
SCA・・・2回
シュート・・・5本

前線4人の中では最多のボールタッチ70回を記録しています。しかし、気合が入り過ぎたのか、ラストパスの精度は少し欠いた印象があります。キーパスもブルーノにしては少ない2本。SCAも2回とチャンスメイクの局面ではいつもより存在感を出せていません。しかしながら、シュートはロナウドに次ぐ2位の5本放つなど積極的な姿勢でチームを牽引したのは事実。ニューカッスル戦のブルーノは、さながらロナウドと2トップのような関係にも見えました。というか今シーズンはチャンスメイクよりフィニッシュの意識が高いような気がします…。ゴールはまさにパーフェクト!マグパイズのディフェンスに一瞬迷いがあり、ブロックが遅れたこともありますが、完璧なシュートでしたね。ロナウドが加入してさらにモチベーションが上がっている印象のブルーノ。ロナウドが来てもチームの中心にはブルーノがいます。

③メイソン・グリーンウッド

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開幕から好調を続けるグリーンウッド。ロナウドがトップで先発した為、ニューカッスル戦は右ウィングでの出場となりました。ゴールこそありませんでしたが、先制点となるロナウドのゴールへ繋がるシュートを放っています。グリーンウッドの積極性が生んだゴールと言えますね。ニューカッスルの5-4ブロックが強固だった為、あまり中に入らず、外に張っていることが多かったグリーンウッド。右サイドでワン=ビサカ 、ブルーノとの連携で存在感を見せましたが、カウンターのシーンではドリブルで持ち上がるスペースがあるにもかかわらず、ロナウドにパスして結果スローダウンしてしまう場面もありました。ロナウドに気を使ったシーンでしたね(笑)。

SCA・・・7回
キーパス・・・2本
ロングパス成功率・・・100%(3/3)
ミドルパス成功率・・・100%(13/13)

SCAは最多の7回。キーパス2本。チャンスメイカーとしても機能したことを物語っています。をさらにロングパス成功率100%、ミドルレンジのパスも100%をマークしていて、今シーズンパスのクオリティを上げていることを証明しています。ロナウドに気を使う場面はありましたが、19歳ながらこのメンバーの中でも堂々とプレーできるグリーンウッドは実に頼もしい存在です。

④ポール・ポグバ

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ニューカッスル戦も素晴らしいパフォーマンスで2アシストをマークしたポグバ 。3点目ブルーノのゴールと、後半アディショナルタイムのリンガードのゴールをアシストしています(リンカードのゴールは嬉しかったです!)。ニューカッスル戦のポグバはウルブス戦同様、右の3列目で出場。ビルドアップの起点、崩しの起点とまさにチームの中心としての役割をこなしました。ニューカッスルはブロックを敷いて撤退守備をしていたことで、ポグバ のところは比較的フリーでボールが持てる状態に。ポグバ から左右にボールを展開、時折得意のラインブレイクの浮き玉を効果的に使っていました。ブルーノがどちらかというとフィニッシュの意識が高かった分、ポグバが10番の仕事もこなした形となりました。

アシスト・・・2
ボールタッチ・・・129回

パス本数・・・106本
パス成功率・・・92.2%
SCA・・・5回
キーパス・・・3本

ボールタッチは最多の129回。パス本数も最多の106本。成功率も92.2%と高い数字を記録しています。SCA5回、ファイナルサードへのパスも最多の53本、キーパス3本。ロングパス成功率は77%、ドリブル成功率は67%と軒並み高いスタッツを叩き出しています。開幕から4試合で7アシストと絶好調のポグバ。このメンバーで存分にフットボールを楽しめているはず。契約延長にサインして、チームにさらに勢いを与えてくれる事を願いたいですね。

⑤ジェイドン・サンチョ

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ウルブス戦に続いて左ウィングでの出場となった新加入のサンチョ。得点関与こそなく、66分で途中交代となりましたが、攻撃の場面ではボールによく触り、積極的に関与しました。得意のドリブルでマーカーを剥がすとまではまだいってませんが、オフザボールの動きも活発で、ブルーノやポグバがボールを持つと、スペースを突く動きを繰り返していました。31分のサンチョへのブルーノのパスがもう少し合っていれば...というシーンもありましたね。このあたりは連携が合ってくれば面白い崩しになりそうですね。

ボールタッチ・・・49回
SCA・・・6回
キーパス・・・2本
アタッキングサードでのパス・・・25本

66分間のプレーながらボールタッチは49回。前半終了時点では前線の4人の中では2番目に多い37回でした。そしてSCAはチーム2位の6回、キーパス2本を記録しています。アタッキングサードでのパス本数も5番目に多い25本と、崩しの場面での間接的な貢献が数字にも表れています。しかし、気になったのはパススピードの遅さ。ドルトムント時代がどうだったのかわかりませんが、プレミアであのスピードでは、受け手はすぐに寄せられてしまいます。この辺りは意識を変えるだけなので、コーチ陣はすぐに指摘するべきだと思います。

👿まとめ

ホームで4-1の快勝ながら、内容的には手放しで喜べるようなものではありませんでした。ニューカッスルの5-4ブロックをなかなか崩せず外外でボールを保持。ブロックを広げようとしますが上手くいかず、クロスを上げるか中央に戻すかというのを前半は繰り返しました。

そのような状況で、前半終了間際のロナウドの先制点は大きかったですし、同点にされた後のカウンターからの勝ち越し弾はチームに大きく勢いを与えましたね。

そしてその4得点の原動力となったのが、この驚異のクインテットです。明確な崩しの戦術を持たないユナイテッドは、昨シーズンまでブロック守備を崩すのに苦労することが多かったです。しかし、今シーズンはロナウドやサンチョの加入、グリーンウッドの成長などで前線のクオリティは上がった印象。スールシャール監督はこの能力の高い前線の選手たちに自由を与え、個の能力で相手を討ち破るスタイルに拍車を掛けようとしています

12年ぶりにオールドトラッフォードへ帰ってきたロナウドの復帰戦。ロナウドにとっても、サポーターにとっても忘れる事のない特別な日になりました。そしてロナウドがチームにもたらした効果は絶大。ニューカッスル戦、ロナウドとプレーしたユナイテッドの選手たちも手応えを感じたことと思います。

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21-22PL4 ユナイテッドvsニューカッスル スタッツ

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21-22PL4 試合結果

次節PL第5節はCLヤングボーイズ戦を挟んで ロンドン・スタジアムでのウェスト・ハム戦9月19日(日)22:00キックオフ!カモン!ユナイテッド!!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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