【21-22】シーズン・レビュー ~選手評価Part.2~【マンチェスター・ユナイテッド】

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こんにちはMasaユナイテッドです。

21-22シーズンレビュー 今回は選手評価のPart.2として残りの17選手を独自評価します(10点満点)。なお、出場時間の極端に少ない選手には点数を付けていません。シーズン途中にレンタル移籍した選手は、ユナイテッドだけのプレーを評価しています。また、レンタル組、アカデミー組の成績もユナイテッドのトップチームのみの数字ですのでご了承下さい。

*Part.1はこちら

*シーズンレビュー ストーリー編はこちら

選手評価の最後には、当ブログ独自のMVPを発表します!

Part.2の17人はこちら!

👿21-22選手評価Part.2

⑲ドニー・ファン・デ・ベーク

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出場試合数・・・14試合(PL8試合)
出場時間・・・380分
タックル・・・3.87/90分(チーム1位)
評価・・・4

ユナイテッド加入2シーズン目も僅かに14試合の出場に留まり、冬にはエバートンへローン移籍したファン・デ・ベーク。手薄な3列目起用が多かったですが、なかなか指揮官の信頼を得ることができず、プレー時間は伸びませんでした。スールシャール最後の試合となったワトフォード戦でゴールを決めたのは印象的。

⑳ファン・マタ

出場試合数・・・12試合(PL7試合)
出場時間・・・409分
ファイナルサードパス成功数・・・6.22/90分(チーム3位)
評価・・・5

マタも今シーズンでユナイテッドから去る事に。テクニックに優れ、中盤と前線をリンクさせることに長けたマタですが、プレミアでは32節まで出番がありませんでした。最後は37節チェルシー戦や35節ブレントフォード戦で存在感を見せましたが、もっと使い所はあったはず...という印象に。

㉑ジダン・イクバル

出場試合数・・・1試合(PL0試合)
出場時間・・・1分
評価・・・NA

12月8日のCLヤングボーイズ戦でトップデビューを果たした19歳のイクバル。僅か1分のみでしたが、忘れられない瞬間となりました。これからの成長に期待。

㉒チャーリー・サヴェージ

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出場試合数・・・1試合(PL0試合)
出場時間・・・1分
評価・・・NA

イクバルとともにヤングボーイズ戦でトップデビュー。ロビー・サヴェージの息子はプレミア最終節のパレス戦でもベンチ入りを果たしました。

㉓ジェイドン・サンチョ

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出場試合数・・・38試合(PL29試合)
出場時間・・・2482分
ドリブル成功・・・57(チーム1位)
評価・・・7

鳴り物入りでドルトムントから加入したサンチョ。開幕当初は初挑戦のプレミアに慣れるのに時間が掛かりましたが、徐々に実力を発揮します。2月には6試合で2ゴール3アシストを記録。シティ戦でもゴールを挙げ攻撃陣を牽引。欠かせない存在となりました。最後4試合は扁桃腺による体調不良で出られず。チーム失速の一因に。

㉔マーカス・ラッシュフォード

出場試合数・・・32試合(PL25試合)
出場時間・・・1657分
ドリブル試行・・・59(チーム3位)
評価・・・3

開幕前に肩の手術で出遅れたラッシュフォード。エースとして飛躍が期待されましたが、終わってみれば5ゴール2アシストと低調なパフォーマンスに。エランガにもポジションを奪われました。右、左のウィングやトップでも起用されましたが、課題改善の兆しが全くありませんでした。来シーズンは真価が問われます。

㉕メイソン・グリーンウッド

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出場試合数・・・24試合(PL18試合)
出場時間・・・1700分
シュート本数・・・3.08/90分(チーム2位)
評価・・・1

今シーズンの本格的なブレイクに期待の高かったグリーンウッド。開幕から3試合連続ゴールを決めるなど気を吐きました。ロナウド加入により影響を受けたところもありましたが、右ウィングとしても成長が見られ、シーズン後半に向けて期待されました。しかし、1月末にプライベートで事件を起こし登録抹消。チームに影響を与えた上に、自身のキャリアも台無しに。

㉖ジェシー・リンガード

出場試合数・・・22試合(PL16試合)
出場時間・・・548分
プレス・・・26.3/90分(チーム1位)
評価・・・4

リンガードも今シーズンでユナイテッドを退団。今シーズンは開幕前にスールシャールにより移籍を阻止されましたが、結局548分の出場に留まりました。冬の移籍市場でも移籍を阻止され、クラブに対して不信感を抱いていたのは間違いないでしょう。ハイライトは5節ハマーズ戦の劇的勝ち越し弾。

㉗クリスティアーノ・ロナウド

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出場試合数・・・39試合(PL30試合)
出場時間・・・3221分
ゴール・・・24(チーム1位)
評価・・・9

12年振りにユナイテッド復帰を果たしたNo.7。ニューカッスル戦でいきなり2ゴールを挙げ、CLでも5試合連続でゴールを決めるなど役者振りを発揮。しかし一方でマネジメントしづらい選手でもあり、度々物議を醸しました。ラングニック体制になり、コンディション不良からパフォーマンスが落ちますが、怪我が治ってからはスパーズ戦、ノリッジ戦でハットトリックを達成。最悪のチーム状態の中でも輝いた37歳にはただただ脱帽です。

㉘アントニー・エランガ

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出場試合数・・・27試合(PL21試合)
出場時間・・・1446分
ゴール期待値・・・0.26/90分(チーム3位)
評価・・・7

ブレイクシーズンとなった20歳のエランガ。特にラングニックになってからラッシュフォードを追いやり、右ウィングのレギュラーに定着。持ち前の推進力と献身的なプレスは高い評価を受けました。アウェイのアトレティコ戦やリーズ戦のゴールなど、印象に残るゴールもありました。誰よりも早くトレーニングの現れるなど、ハードワークを続けてきたエランガのブレイクは明るい話題となりました。

㉙エディンソン・カバーニ

出場試合数・・・20試合(PL15試合)
出場時間・・・910分
ゴール期待値・・・0.38/90分(チーム2位)
評価・・・4

昨シーズン、ファンに望まれて契約延長したものの、ロナウド加入の煽りを受ける形となったカバーニ。ただ、本人自身のコンディションがなかなか整わなかったことも大きく影響しました。それでも、出場した試合では献身的な動きは健在で、プロ意識の高さを見せてくれましたね。10節スパーズ戦のゴールはパフォーマンスも含めて印象に残ってます。

㉚アンソニー・マルシャル

出場試合数・・・11試合(PL8試合)
出場時間・・・367分
ドリブル試行・・・3.87/90分(チーム2位)
評価・・・2

昨シーズンの不調を引きずる形のシーズンとなったマルシャル 。5節のエバートン戦ではゴールを挙げましたが、それ以降も出場時間は増えず、冬の移籍でレンタルでセビージャに移籍しました。今回の評価対象にはしませんが、そのセビージャでもヨーロッパリーグの1ゴールのみ。テクニックの高さは間違いないのですが、壁にぶち当たっている印象です。来シーズンはどこでプレーするのかわかりませんが、何かを変えないといけないのは確かでしょう。

㉛アレハンドロ・ガルナチョ

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出場試合数・・・2試合(PL2試合)
出場時間・・・11分
評価・・・NA

33節のノリッジ戦でトップチームのベンチ入りを果たし、37節チェルシー戦でトップデビュー。最終節のパレス戦でも11分間プレーした17歳のガルナチョ。トップチームでのプレーはまだ早いですが、その才能はアカデミーレベルでも突出しています。ガルナチョにとっては、とても実り多いシーズンとなりましたが、大事なのはこれからです。

㉜ハンニバル・メジブリ

出場試合数・・・2試合(PL2試合)
出場時間・・・68分
評価・・・NA

25節のセインツ戦でトップチームのベンチ入り。30節リバプール戦と最終節のパレス戦でプレー時間を得ました。両試合とも相手選手とやり合うという気性の粗さを見せました。褒められることではないですし改善が必要ですが、トップチームでも臆せずこれだけパーソナリティを見せられるというのはハンニバルの特異性を表している...とも言えますね。

㉝ショラ・ショレティレ

出場試合数・・・2試合(PL1試合)
出場時間・・・37分
評価・・・NA

ホームのヤングボーイズ戦で22分間プレーし、37節チェルシー戦でトップチームのベンチ入り。最終節でも15分間プレーしたショレティレ。昨シーズンにスールシャールによりトップデビューは済ませていますが、その後はなかなかチャンスが来ませんでした。大人しい性格ですが、天性のボールテクニックはそのままに、たくましさを増した肉体はしっかりトレーニングに励んでいる事の証。今後に期待。

㉞ダニエル・ジェームズ

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出場試合数・・・2試合(PL2試合)
出場時間・・・128分
評価・・・NA

サンチョ加入のあおりを受けて3節終了時点でリーズへと移籍したジェームズ。開幕リーズ戦では、積極的に裏への飛び出しを試み、プレスでも貢献しました。今シーズンのユナイテッドの強度不足を思うと、ジェームズはもしかしたら貴重な戦力となったかもしれない...。そんな気もします。

㉟アマド・ディアロ

出場試合数・・・1試合(PL0試合)
出場時間・・・68分
評価・・・NA

開幕前にフェイエノールトへのレンタル移籍が決まりかけていましたが、夏の移籍終了直前に太ももを負傷し、ユナイテッドに残る事に。怪我が癒えてからも出場機会はなく、ホームのヤングボーイズ戦で68分間プレーしたのみでした。冬の移籍でレンジャーズに加入。レンジャーズでも期待されたほどの活躍はできませんでしたが、スコティッシュ・カップ優勝を経験。これを糧に来シーズン成長を。

👿まとめ

攻撃陣を中心にレンタル組とアカデミー組を評価しました。攻撃陣に関しては、特にラングニックになってから得点力不足が顕著で、なかなか評価を高めた選手は少ないですね。その中でもロナウド、サンチョの新加入2人と、エランガの台頭は評価したいです。

レンタル組は、出場機会を求めて出ましたが、移籍先で評価された選手もいない印象...。このあたりは来シーズンの去就にも注目となります。アカデミー組は、勝ち抜けが決まっていたCLホームのヤングボーイズ戦と、シーズン終盤に主力に離脱者が続出した影響もあり、多くの選手がトップデビューを果たしました。この事は明るい話題ですし、ユナイテッドの伝統を守ったという点で評価できますね。

これで21-22シーズンの公式戦に出場した35名の選手評価が終わりました。評価点では9点のロナウドがトップ。それに続くのがフレッジ、サンチョ、エランガ、デ・ヘアとなっています。

ではマンチェスター・ユナイテッド大学的21-22シーズンのMVPを発表します!

MVPは・・・・・・・・・・・・・・

クリスティアーノ・ロナウド!

です!!

ロナウドの加入は、チームバランスを崩した面も確かにあります。しかし、チーム合計70ゴールのうち34%に当たる24ゴールをロナウド1人で挙げたことは評価すべきです。ラングニック体制下では、チームが深刻な攻撃不全にあえぐ中、ハットトリックを2回達成している点は特筆すべきでしょう。一方でチームとして考えた時に、これほどロナウドに依存しなければならない状況は歓迎すべきではありませんし、ユナイテッドの低迷を一番嘆いていたのはロナウドだった気がします。そんな中でもストイックに、プロ意識を高く持って戦ったロナウドを称えたいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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