【22-23EFLカップ4回戦】マンチェスター・ユナイテッドvsバーンリー 5つのQ&Aで振り返る!

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こんにちはMasaユナイテッドです。

22-23EFLカップ(カラバオ・カップ)4回戦。ホームでプレミアシップ所属のバーンリーと対戦したユナイテッド。試合は開始からユナイテッドがボールを持ち、ゲームをコントロールする展開に。27分にワン=ビサカの折り返しにエリクセンが合わせて先制しますが、その後はバーンリーが右サイドのマヌエル・ベンソンを中心にユナイテッドゴールに迫ります。ユナイテッドは不安定な守備もありましたがなんとか無失点で前半を終え、迎えた後半57分、カウンターからラッシュフォードが独走でゴールを決めて追加点!反撃に出るバーンリーもダルコ・チュルリノフとアシュリー・バーンズが決定機を作りましたが決められず。試合はユナイテッドが2-0で勝利。準々決勝に駒を進めています

*試合のハイライトはこちら

*フルマッチはこちら(MUTV)からどうぞ!

今回はこの試合を5つのQ&Aで振り返ります!

以下項目です。

👿ラインナップ

22-23EFL4 ユナイテッドvsバーンリー ラインナップ

①選手起用のポイントは?

ワールドカップ明けの最初の試合となるカラバオ・カップ。選手起用に関しては、ワールドカップに出場した選手をどれぐらい起用するのかというところが最大のポイントとなりました。ワールドカップ組で先発となったのはブルーノ、エリクセン、カゼミーロ、ラッシュフォード、マラシアの5人。ベンチにはフレッジ、アントニー、ペリストリ、ショーの4人が入りました。優勝したアルゼンチン代表のマルティネスと準優勝のフランス代表ヴァランはまだクラブに合流しておらず、マグワイアは体調を崩しており離脱、ダロトは怪我で不在でした。ワールドカップ組の選手たちの起用は、彼らのクラブでのモチベーションと、6週間違うスタイルや戦術でプレーしたことへの軌道修正的な意味合いがあったと思います。

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ワールドカップ期間中、クラブに残っていたメンバーはスペイン遠征でカディス、ベティスと親善試合を行いました。多くのアカデミー組を起用したこの2試合にはいずれも負けてしまいましたが(それぞれ4-2、1-0)、ジダン・イクバルやコビー・メイヌーなど若手の躍動と、マルシャルのパフォーマンスの良さが印象に残った試合となりました。カラバオでは若手の起用はガルナチョのみ。マルシャル、マクトミネイ、ワン=ビサカ 、ドゥブラフカのシニア組はカラバオでも先発出場を果たし、後半戦の戦力アップに繋がる働きが期待されました。

②戦術的なポイントは?

いつも通りの4-2-3-1のベースフォーメーションで挑んだユナイテッド。ボール保持時には4-3-3へ可変するいつもの戦い方を継続。何度もテン・ハグ監督が語っっているように、「プレスを掛け、ボールを握り、できるだけ敵陣でプレーする」というのがユナイテッドのスタンダード戦術となりますが、その言葉通りバーンリー戦では開始からユナイテッドがボールを持ち、ゲームを支配します。ポゼッションは、バーンリーのプレスを回避するワンタッチやレイオフも多く、ボールを保持しながらも縦に速いという良い時のユナイテッドの動きを見せていました。特に、この試合でCBに入ったカゼミロは、最終ラインから前線へ度々ロングボールを通し、楔のパスも効果的に出していました。マルティネス不在の穴を十分にカバーするプレーを見せ、最終ラインに1つオプションをもたらしています。

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プレスに関しても、前線の動きに中盤、最終ラインも連動できており、特にネガトラの場面では再三に渡って奪い返してからの素早い攻撃でチャンスを作りました。前半8分のガルナチョや40分のマルシャルのシュートなど、敵陣でボールを奪ってから決定的なチャンスを作り出しています。この試合で躍動したラッシュフォードは、何度もスペースを突くプレーを見せましたが、引いてブロックを作る守備を選択しなかったバーンリーの戦い方との相性が良かったところもあります。しかし、先制点は長い時間、敵陣でボールを回してから生まれており、速攻と遅攻、両方が機能したバーンリー戦でした。

③パフォーマンスが良かった選手

この試合でゴールを挙げ、MOTMに選ばれたラッシュフォード。自陣から約90mを独走して決めたゴールは素晴らしかったです。ワールドカップでもイングランド代表で3ゴールをマークし、コンディションの良さが伺えましたが、スピード、キレ、パワーどれをとってもかつてないほどの充実感があります。これまで機能しなかった右サイドからでも決定的な仕事ができており、背番号10に相当しい存在感を発揮しています。サンチョの離脱により手薄となるウィング陣において、このラッシュフォードのキレキレ振りは頼もしい限り。テン・ハーグ監督の指導と、イングランド代表での経験が自信となったのは朗報です。

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そして、先制点の起点となったブルーノ。ポルトガル代表でも素晴らしい活躍で、見ていて誇らしかったですが、ロナウドなき後のユナイテッドにおいて、チームの中心となるのは間違いなくブルーノでしょう。試合中に、チームメイトに声を掛ける頻度も高く、リーダーシップを発揮できている点はバーンリー戦でも見て取れましたね。バーンリーのライン間で幅広く動いてボールを引き出し、先制点の起点となったパスのようにサイドからのミドルパスは一気にチャンスを作れる威力を誇ります。キーパス5本は流石のできです。

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④パフォーマンスの良くなかった選手は?

バーンリー戦において、極端にパフォーマンスの良くなかった選手はいませんでしたが、やや不安定なプレーを見せたのはキーパーを務めたドゥブラフカでしょう。36分のバーンリーのショートコーナーの場面ではパンチングを空振り、あわやの場面を作られると、続く38分にはカゼミロからのなんでもないバックパスを逸脱。ヒヤっとするシーンもありました。今シーズン、ニューカッスルからローンで加入し、カラバオ・カップで起用されているドゥブラフカですが、優勝を目指すのであればこういったイージーミスはなくさないといけませんね。

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そのほか厳しい評価をすれば、決定機を決められなかったガルナチョ、マルシャル、パスミスからピンチを招いたマクトミネイとカゼミロ、68分にチュルリノフに裏を取られたワン=ビサカなどは良いところもたくさん見られましたが、致命傷になり兼ねないミスも混在したパフォーマンスとなりました。さらに、マラシア、エランガ、アントニーなどももう少し効果的にプレーしたいところ。彼らのパフォーマンスアップが後半戦の鍵となるだけに奮起に期待したいですね。

⑤試合の総括は?

プレミアシップ首位のチームに対してクリーンシートで勝利し、準々決勝進出は結果だけ見れば文句なし。しかし、自分たちのミスから失点してもおかしくないシーンもいくつかあり、下手すれば結果は違ったものになっていた可能性もあります。特に、先制点の直後からバーンリーの右ウィンガー、マヌエル・ベンソンに再三チャンスを作られるなど、得点後に勢いを失う悪いクセは早めに直しておきたいところ。あくまでも、自分たちがボールを握って試合をコントロールするべきで、難易度は高くても目指すところはそこであるべきでしょう。

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ユナイテッドはベストメンバーではありませんでしたが、ワールドカップ組の好調維持と、その他のメンバーのレベルアップが見られたという点は高評価。試合中のコミュニケーションも多く、チームがまとまっているのも肌で感じられ、過密日程必至の後半戦に期待を持たせてくれました。来週から再開させるプレミアリーグではさらにプレー強度が求められますが、まずはフォレスト戦にしっかり準備して臨みたいですね。

22-23EFL4 試合結果

この試合の結果、ユナイテッドはカラバオ・カップ準々決勝へ進出。2023年1月11日にチャールトンと対戦します。

次の試合はプレミアリーグ第17節 オールド・トラッフォードでのノッティンガム・フォレスト戦。12月28日(水)5:00キックオフ。カモン!ユナイテッド!!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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