こんにちはMasaユナイテッドです。
22-23カラバオ・カップ(EFLカップ)準々決勝 ホームでリーグ1所属のチャールトン・アスレティックと対戦したユナイテッド。試合は格上のユナイテッドが左サイドの攻撃を中心に攻め立てます。21分にアントニーのゴールで先制に成功。その後も圧倒的にゲームを支配します。しかし、なかなか追加点が奪えず、テン・ハーグ監督は60分にカゼミーロ、エリクセン、ラッシュフォードの主力選手を投入します。それでもなお、再三チャンスを作りながらも得点に至らない展開でしたが90分、ペリストリのパスを受けたラッシュフォードが決めてようやく2点目を決めます。その後94分にもカゼミーロのパスを受けたラッシュフォードがゴール!試合は3-0でユナイテッドが完勝。準決勝進出を決めています。
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今回はこの試合のユナイテッドの選手評価を独自に!最も評価の高い選手は誰だ!?
以下項目です。
👿ラインナップ

👿選手評価
★Starting
①トム・ヒートン:7/10
今シーズン公式戦初出場。見せ場は多くなかったですが、素早いスローイングからガルナチョのカウンターの起点になるなどビルドアップでも貢献しました。フィジカルの強さはデ・ヘアにない魅力。クロス対応も充分なレベルで安定したパフォーマンスを披露。クリーンシートに貢献しています。
Embed from Getty Images②ハリー・マグワイア:6/10
空中戦勝率89%を記録。後半パワープレーに出たチャールトンにしっかり対応しました。左サイドのガルナチョへのロングパスを再三見せ、22分の先制点もマグワイアのフィードから始まっています。ロングパス成功数も9本を記録。ただアタッキングサードでのボールロストから取り返そうとして又抜きされたり、イージーなパスミスもあったりと不安定な一面も。
③リサンドロ・マルティネス:8/10
ワールドカップから帰還しての初先発。相変わらずの素晴らしい守備対応で存在感を見せました。地上デュエル勝率は67%。持ち前の闘争心は健在でした。前半は楔のパスでチャンスを演出。特に同胞のガルナチョへの配球が目立ちました。攻守ともに大きな貢献でリーダーとしても頼もしい存在。
Embed from Getty Images④ディオゴ・ダロト:7/10
アントニーとの右サイドの連携からアタッキングサードで攻撃に絡みました。相変わらずランニング、ポジショニングの質が高く、アントニーの先制点を囮のランニングで演出。24分には左サイド側のボックス内へ侵入するなど攻撃に厚みをもたらしました。34分に負傷交代。大事に至らなければ良いですが…。
⑤タイレル・マラシア:6/10
左サイドを運動量豊富に動き回り、特に前半はユナイテッドの左サイドのアタックに貢献しました。12分にはガルナチョとのコンビネーションからフレッジへ決定的なマイナスクロスを供給しています。マラシアのプレーはよく言えば一生懸命、悪く言えばいっぱいいっぱいで余裕がないという印象を受けます。ショーのように効率の良いプレーができるようになる必要があります。
⑥スコット・マクトミネイ:6/10
前半はアンカーとしてプレー。比較対象がカゼミーロになってしなうので仕方ないですが、ビルドアップもフィルター役としても平均的な出来でした。しかし、後半右のIHに移ってからは攻撃に絡んでいました。65分のカウンターの場面ではガルナチョへ見事なスルーパスを通し、90分のラッシュフォードのゴールの時は囮のランニングで貢献しています。
⑦フレッジ:8/10
4-3-3の左IHとしてプレーしたフレッジ。前半はMOTM級の働きを披露。特にパスが冴えており、キーパスは最多の4本を記録。22分のアントニーの得点をアシストしています。このシーンはフレッジはパスを出したあと、ボックス内へ走り込みんで相手ディフェンダーを吊っています。この囮のお陰でアントニーは比較的ブロックがない状態でシュートが打てました。そして35分にはポスト直撃の鋭いフリーキックを見せています。間違いなく今シーズンのベストパフォーマンスだったでしょう。
Embed from Getty Images⑧コビー・メイヌー:7/10
嬉しいファーストチームデビューとなったメイヌー。本来のポジションはセントラルミッドフィールダーですが、チャールトン戦はトップ下、もしくはIHのポジションでプレーしました。ボールタッチ35回で28本のパスのうち23回を成功させています。非常にテクニックの高い選手ですが、チャールトン戦は流れを切らないように慎重にプレー。まだ17歳ということを考えればとてもクレバーなプレーをしたと思います。徐々に本来のプレーができるようになってくれればOKです。
Embed from Getty Images⑨アントニー:7/10
22分に得意の形から先制点を突き刺したアントニー。フレッジとダロトの囮のランニングを上手く利用したプレーはアントニーの真骨頂。FAカップ エバートン戦に続く連続ゴールでマルシャルの5ゴールに並んでいます。ダロトと交代で入ったワン=ビサカともまずまずの連携を見せていましたが、シティ戦の備えて早めの60分で交代となりました。
Embed from Getty Images⑩アレハンドロ・ガルナチョ:9/10
個人的にはMOTMをあげたいぐらい素晴らしいパフォーマンスを見せたガルナチョ。前半からどんどん仕掛けボックス内へ侵入。マッチアップしたチャールトン右サイドバックのショーン・クレアを完全に翻弄しました。残念ながらゴールこそありませんでしたが、65分にはマクトミネイのスルーパスから完璧な体制でシュート。惜しいシーンもいくつもありました。シュート4本、キーパス2本、ドリブル6/9回は素晴らしいスタッツ。チームメイトも信頼してボールをガルナチョへ集めており、後半はエリクセンとの連携が見事でした。
Embed from Getty Images⑪アントニー・エランガ:4/10
この試合残念ながらもっとも低い評価点となったエランガ。9番でスタートし、60分からは右ウィングに配置されますが、どちらでも効果的にプレーに絡めていません。9番の時は再三裏を狙う動きをしていましたが味方からボールは出てきませんでした。ウィングとしても、終盤に出場したペリストリの活躍により明暗が分かれる状況に...。フォワードながらシュート0本もマイナス評価。何かきっかけを掴みたい...。
★Substitutes
⑫アーロン・ワン=ビサカ:6/10
ダロトの負傷により34分から出場。高い位置を取り、インナーラップを見せるなど、進化の片鱗を見せました。守備面も堅実にプレー
⑬カゼミーロ:8/10
60分から登場。すぐさま格の違いを見せつける素晴らしいプレーを披露。90分の2点目のシーンでは地を這う鋭いパスをペリストリへ出し、アディショナルタイムの3点目にはラッシュフォードに柔らかいアウトサイドキックでアシスト。シティ戦でも頼みます(笑)。
Embed from Getty Images⑭クリスティアン・エリクセン:7/10
60分から出場。左サイドでゲームメイクを担当し、特にガルナチョとは好連携を見せました。84分にはガルナチョのクロスに合わせる惜しい場面も。
⑮マーカス・ラッシュフォード:9/10
60分からトップの位置でプレーし、90分、94分と連続ゴールでMOTMに輝いたラッシュフォード。フィニッシュはいたって冷静。あの思いっきり打ってキーパーに当てるラッシュフォードはどこへ行ったのでしょう?(笑)。ホーム連続得点記録を8試合とし、クラブ新記録を樹立。
Embed from Getty Images⑯ファクンド・ぺリストリ:8/10
公式戦でのトップチームデビューを飾った21歳のペリストリ。84分にピッチに立つと右サイドから鋭いドリブルでチャンスを演出。90分のラッシュフォードのゴールをアシストしています。ウルグアイ代表としてワールドカップを戦ったペリストリは、チャールトン戦の短い時間でポテンシャルを見せました。もっと長い時間プレーが見たいと思わせた選手。これから出場機会が伸びそうな予感。
Embed from Getty Images👿試合の総括
マンチェスターダービーという大一番を前にローテーションして臨んだカラバオ・カップ準々決勝。先発した選手はしっかりと自分たちの仕事をこなし、アントニーのゴールで先制しました。ガルナチョの躍動やフレッジのハイパフォーマンスがありながらも追加点を奪えない展開が続きましたが、最近の安心感は半端ないですね(笑)。ネガトラとポゼッションが安定しているので、自分たちでコントロールしている感があり、得点も時間の問題だという感覚で見ていました。スタメンの選手たちのプレーも良かったのですが、60分に登場したラッシュフォード、エリクセン、カゼミーロにより、よりアタックにスピードとバリエーションが増えたのは間違いないでしょう。追加点は90分になってからでしたが、終わってみれば完勝というチャールトン戦でした。
カラバオ・カップもタイトルを狙える大会ですが、準決勝は2試合制のため日程次第ではかなり体力的にきつくなる可能性もあります。主力選手たちのコンディションは現在良好ですが、数週間後にはどうなっているのか分からないところもあり、今回のように普段はサブとして控える選手達でも、しっかり内容を伴った勝利が得られるというのは心強いです。メイヌーやペリストリなどの若手選手もチームに貢献できるポテンシャルを示しました。チーム一丸でタイトルを目指しましょう!
*試合のスタッツはこちら

この試合の結果ユナイテッドはカラバオ・カップ準決勝に進出。ノッティンガム・フォレストとの対戦が決まっています。
次の試合はプレミアリーグ第20節 オールド・トラッフォードでのマンチェスター・シティ戦。1月14日(土)21:30キックオフ!カモン!ユナイテッド!!
マンチェスターを赤く染めろ!!!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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