【22-23PL最終節】見事3位フィニッシュとなったフラム戦のユナイテッド選手評価!

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こんにちはMasaユナイテッドです。

22-23プレミアリーグ最終節 ホームでフラムと対戦したユナイテッド。試合は19分にコーナーキックをケニー・テテが頭で決めてアウェイのフラムが先制します。いまいち調子の上がらないユナイテッドに対してフラムは、26分にトム・ケアニーがカゼミーロにボックス内で倒されPKの判定に。しかし、ミトロビッチが蹴ったこのPKをデ・ヘアが読み切って阻止。失点を回避します。そこからユナイテッドはようやくエンジン始動。ラッシュフォードのシュートやガルナチョがバーを叩くシュートを放つなど、フラム陣内に攻め込む時間が続きます。そして39分、フレッジのボックス内侵入からサンチョが決めて同点に追いつきます。さらに後半、55分にはフレッジの素晴らしいスルーパスに抜け出したブルーノが冷静にフィニッシュ。逆転に成功します。リードを奪ったユナイテッドは選手交代で主力を休ませつつ試合を終わらせに掛かり、そのまま2-1で終了最終節を逆転勝利で飾り、見事3位の座を確保することに成功しています。

*試合のハイライトはこちら

今回はこの試合を、前回のチェルシー戦同様にユナイテッドの選手評価という形で振り返ります!

*チェルシー戦の記事はこちら

以下項目です。

👿ラインナップ

22-23PL-38 ユナイテッドvsフラム ラインナップ

👿選手評価

★Starting

①ダビド・デ・ヘア:9/10

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19分にコーナーキックからテテに決められ先制を許す苦しい立上りに。前節チェルシー戦での勝利で4位以内を確定させたことで、チーム全体的に少しモチベーション低下を招いた印象でした。その緩い空気を変えたのが26分のデ・ヘアのPKストップ。ミトロビッチのキックを完璧に読んで阻止しました。また、86分のソロモンのシュートもファインセーブで凌いでいます。試合後にはゴールデン・グラブ賞を監督から受け取ったデ・ヘア。最終節でも大きな仕事をやってのけました。

②ハリー・マグワイア:6/10

ヴァランに代わってフラム戦先発となったキャプテン、マグワイア。しかし26分のPKはマグワイアのパスミスがキッカケとなり、空中戦ではミトロヴィッチに苦戦を強いられるなど不安定さが顔を覗かせる場面も。とはいえ、それ以外ではまずまずのパフォーマンスを披露。インターセプトは最多の3回、ボールリカバリーも6回を記録しています。ただ、試合後にテンハーグ監督は来シーズンの残留を明言しなかったこともあり、フラム戦がOTでのラストゲームだった可能性も...。

③ビクトル・リンデロフ:7/10

先制点はリンデロフの楔のパスから生まれました。このパスをライン間で受けたブルーノが反転してフレッジへ。ボックス内へ入ったフレッジは潰され、ボールはサンチョの下へ。これをサンチョがゴールへ押し込みました。フラム戦も95%と高いパス成功率を示したリンデロフはクリア最多の4回、空中戦勝率100%と再び安定した守備を見せ、勝利に貢献しました。

④ディオゴ・ダロト:7/10

ワン=ビサカに代わって先発したダロト。5月5日のブライトン戦以来5試合ぶりの先発となりましたが、前半は積極的なオーバーラップで右サイドの攻撃に厚みをもたらし、守備もウィリアンに対してタイトなマークで決定的な仕事をさせない堅実な仕事ぶりでした。しかし、ワン=ビサカを上回るようなインパクトは残せず。FAカップ決勝はベンチスタートが濃厚に。

⑤タイレル・マラシア:8/10

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ショーに代わって先発したマラシア。タックルは最多の6回、インターセプトも最多の3回、ボールリカバリーもチーム最多の8回と素晴らしい守備を見せました。攻撃面でも29分のバー直撃のガルナチョのシュートをアシストしています。ビルドアップ時の偽SBも的確な判断でこなしており、加入1年目の最終節でしっかり成長した姿を見せてくれました。来シーズンは攻守にレベルアップして、ショーを脅かすパフォーマンスを見せてほしいですね。

⑥カゼミーロ:6/10

26分にボックス内でケアニーを倒しPKを献上することとなったカゼミーロ。マグワイアのパスをインターセプトされ、カウンターを受けたためにカゼミーロは戻って対応しましたが、少し足が掛かってしまいました。しかし、それ以外のプレーでは後半開始早々にラッシュフォードへ素晴らしい裏抜けのパスを送り、シュートも3試合連続ゴールを狙って積極的に3本放つなど、攻撃面での貢献が目立ちました。ボールリカバリーもマラシアに次ぐ7回を記録。今回はフル出場ではなく、67分間のプレーだったことを考えると及第点のパフォーマンスでしょう。

⑦フレッジ:8/10

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5試合振りの先発出場となったフレッジ。ブルーノに次ぐ5本のキーパスと最多のアタッキングサードのパス22本と存在感を発揮。先制点のきっかけとなるボックス内への侵入と2点目のアシストとなる素晴らしいスルーパスで大きく勝利に貢献しました。67分間のプレーながらよくボールに触り、ファイナルサードでは細かなパスでリズムを作りました。トランジッションでも重要な役割を果たし、タックル成功率は100%を記録しています。フレッジは試合後にフラムのマルコ・シウバ監督と話しているところが撮られ、フラムが獲得を画策していると報じられています。出場機会の減少は確かにありますが、キャラクター的にはチームには欠かせない存在だけに今後の動向が注目ですね。

⑧ブルーノ・フェルナンデス:8/10

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チーム2得点目を決めたブルーノはプレミア公式のMOTMに選出されています。キーパスは最多の6本。特に前半はライン間で受けてチャンスメイクするシーンが多かったです。26分のブルーノからパスをもらったガルナチョは決めてほしかったところ…。ブルーノは今シーズンのプレミアで最多のチャンスクリエイト数(キーパス119本)を誇りながら、わずかに8アシストに留まっていますが、このことからもユナイテッドの得点力不足は明らかです。来シーズンは改善し、ブルーノのチャンスメイクがより報われることを願います。

⑨ジェイドン・サンチョ:8/10

チェルシー戦に続いて右ウィングで先発したサンチョ。38分にゴールを決め、試合を振り出しに戻すことに成功しました。右サイド起用でパフォーマンスを上げでいる印象のサンチョは、フラム戦でもドリブル最多の6回の仕掛けをおこなあ、キーパスも2本記録しています。特に91分のヴェフホーストへのクロスは完璧で、大外のストライカーの動きを冷静に見ていました。守備面でも、自陣までしっかり戻るシーンが何度も見られ、前線からのプレスもなかなか強度の高いものでした。気持ちが入っていることが伺えるパフォーマンスが見られており、2試合連続のフル出場は監督も評価していることの表れでしょう。

⑩アレハンドロ・ガルナチョ:6/10

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左ウィングで先発し、28分と29分の2度の決定機を決められなかったガルナチョ。どちらかは決めて欲しかったところですが、試合中の判断は少し改善されている気がします。守備面でも自陣まで戻っていますし、スペースを突く場面、シンプルに味方を使う場面の判断はそれほど違和感がありませんでした。テテとの1対1は見応えがありましたが、来シーズンはさらに対戦相手の対策が強化されることが予想されるだけに、引き出しを増やしていく必要がありますね。

⑪マーカス・ラッシュフォード:6/10

最終節はトップで先発。開始11分でゴール正面から惜しいフリーキックを放ち、それ以降も77分間で合計6本のシュートを放つなど、積極的にゴールを目指し続けました。47分のカゼミーロからのパスに抜け出したシーンと72分のブルーノのパスに抜け出したシーンは決定機でしたが決められず。チェルシー戦ではゴールを挙げましたが、シーズン終盤になってかなり決定率が落ちています。FAカップ決勝ではラッシュフォードのパフォーマンスがとても重要となるだけに、フラム戦でもゴールを取っておきたかったところでしょう。ちなみに前半はライン間に落ちて受ける動きも何度か見られ、トップとしての動きも少し改善された感も。

★Substitutes

⑫クリスチャン・エリクセン:6/10

67分、フレッジに代わってピッチに入ったエリクセン。見せ場はほとんどありませんでしたが、キーパス1本を記録しています。

⑬スコット・マクトミネイ:7/10

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同じく67分からピッチへ。入ってすぐにケアニーのシュートをブロック。危険を察知し、しっかり戻ったプレーは素晴らしかったです。

⑭アンソニー・マルシャル:5/10

マルシャルも67分に投入されましたが、ボールタッチわずかに6回でシュートは0。ユナイテッド最後だった可能性も...。

⑮バウト・ヴェフホースト:4/10

77分、ラッシュフォードに代わってピッチへ。マルシャルがトップへ入り、ヴェフホーストは10番でしたが、90分のサンチョのクロスをゴールにできず

⑯ファクンド・ペリストリ:7/10

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84分から出場しましたが、自陣からの力強いドリブルで90分のヴェフホーストシュートをお膳立て。ドリブルは2回試行して2回成功。地上デュエルも4/5回勝利と短い時間ながらしっかり仕事をこなしています。

👿まとめ

長かった22-23シーズンのプレミアリーグもついに閉幕。フラム戦は、前節チェルシー戦でCL出場権を確定させていたこともあってか、やや緩い試合の入りになりました。19分でセットプレーから失点。さらに26分にはPKを与える苦しい試合展開となりました。しかし、この悪い流れを断ち切ったのがデ・ヘアのPKストップ。このプレーで2失点目を回避したユナイテッドは目が覚め、逆転へと繋がっていきました。ブルーノ、サンチョをはじめ、普段はローテーション要因となっているフレッジやマラシアも良いパフォーマンスを発揮し、集まったサポーターに見事な逆転劇を見せてくれましたね。

テン・ハーグ1年目は3位フィニッシュとなり、最後の最後でニューカッスルを躱して終えられたのはチームの精神面での成長の証だと感じます。開幕2連敗スタートから始まり、終盤戦でもアウェイで連敗を喫するなど、不安定な時期もありましたが、それを乗り越えチームスピリットを示し、結果を得られたのは本当に素晴らしいと思います。さぁ、残すはFAカップ決勝。この1年の成果を全て出し切りシティの3冠を阻止しましょう!

22-23プレミアリーグは全日程を終了。ユナイテッドは75ポイントで3位となりました。

22-23PL-38 ユナイテッドvsフラム スタッツ
22-23PL-38 試合結果

次の試合はFAカップ決勝戦、ウェンブリー・スタジアムでのマンチェスター・シティ戦。6月3日(土)23:00キックオフ。カモン!ユナイテッド!!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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