【22-23プレシーズンマッチ】マンチェスター・ユナイテッドvsラージョ・バジェカーノ 期待の若手の活躍をチェック!

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こんにちはMasaユナイテッドです。

22-23プレシーズンマッチ第6戦 ホームでラージョ・バジェカーノと対戦したユナイテッド。プレシーズン初登場となったロナウドや、エリクセン、リサンドロ・マルティネスのホーム初お披露目。そして多くの若手選手を起用した試合となりました。前半を0-0で終え迎えた後半、48分にテレスのミドルシュートのこぼれに反応したアマドが押し込んで先制に成功します。しかし57分アルバロ・ガルシアに押し込まれて同点とされます。テン・ハーグ監督は次々と若手選手を投入し追加点を目指しますが、試合はそのまま1-1のドローで終了しています。

*試合のハイライトはこちら

今回はこの試合から、期待の若手選手の活躍をチェックしたいと思います!

以下項目です。

👿ラインナップ

22-23PSM-6 ユナイテッドvsラージョ ラインナップ

①アレハンドロ・ガルナチョ

プレシーズンマッチ初出場となったガルナチョ。期待されながらも全く出番が与えられない状況に、少し心配もしていましたが、ラージョ戦は素晴らしいパフォーマンスを披露。左ウィングで鋭い仕掛けを何度も見せてくれました。仕掛ける姿勢とテクニック、ボールへの執着を全面に出してプレーしましたが、最も成長を感じさせたのはフィジカルです。

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若干18歳のガルナチョは、スピードとテクニック、そしてゴールセンスのあるプレーヤーですが、前線からのプレスや自陣へ戻っての守備も献身的にこなしました。そしてデュエルの場面でも臆することなく挑み、ファイトする姿勢を見せました。シーズンオフのトレーニングでしっかりウェイトトレーニングをこなしたことがわかるぐらい、身体が一回りガッチリしましたね。ウィングのポジションはサンチョ、ラッシュフォード以下が、質的に溝を開けられているだけに、18歳とはいえガルナチョはトップチームに組込むべきでしょう。ガルナチョは準備ができています。

②イーサン・レアード

ガルナチョと共に鮮烈なパフォーマンスを見せてくれたのが、右サイドバックのイーサン・レアードです。レアードもアカデミー時代から評価の高いプレーヤーの1人ですが、ユナイテッドのトップチームでこれほどの時間プレーしたことはありませんでした。攻撃では積極的にオーバーラップを行い、右ウィングのタヒス・チョンの仕掛けをサポート。かなり自陣の深いところからでも、あっという間にアタッキングサードまで駆け上がるスピードは特筆に値します。ドリブルも無理が効くタイプで、少しタッチが大きくなっても、身体能力の高さで相手より一瞬早くボールに触ることができます。

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守備に関しても、戻りのスピードや危機察知能力もまずまず高く、64分のラージョのチャンスシーンではピンチを救いました。デュエルの強さもまずまずで、トータルバランスの取れたサイドバックだと思います。右サイドバックはワン=ビサカの評価が低く、放出の噂も絶えない状況です。レアードにチャンスを与えるという選択肢もありだと思うのですが、8月2日現在、ワトフォードへのレンタル移籍が濃厚のようです。いずれにせよ、今回のラージョ戦でポテンシャルを見せたと思うので、さらに成長して帰ってきてほしいですね。

③ジェームズ・ガーナー

キャリックの後継者として期待され続けているガーナー。ガーナーもレンタル移籍を繰り返し、なかなかトップチームでのプレー機会が与えられてきませんでした。プレシーズンのヴィラ戦で20分間プレーしたガーナーは、ラージョ戦では先発で74分間プレーしました。昨シーズン、ローン先のノッディンガム・フォレストでの成長をオールド・トラッフォードのサポーターにも見てもらう絶好の機会となりました。ビルドアップの場面ではヴァランとマルティネスの間に降りて3CBを形成。ボールを引き取る動きも頻度が高く、1アンカーとしての役割もしっかりこなしました

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守備の局面でも前のプレスの動きをよく見て潰す的を絞っており、当たり自体もまずまずの強度だったと思います。これならプレミアでもやっていけそうだという感じはしますが、あとは本人が出場機会にどれだけ満足できるかがカギとなりそうですね。ポグバ、マティッチと2人のMFを放出したユナイテッドは、アンカーで言うと現状フレッジしか試されていません。テン・ハーグ監督はマクトミネイもファン・デ・ベークも4-3-3のインサイドハーフと見なしています。フレッジに続く選手という意味では現状ではガーナーとイクバルになっています。このまま新たな選手の獲得がなければ、ガーナーにも相当な出場機会がありそうですが...。

④ジダン・イクバル

そのガーナーに代わって74分からピッチに立ったイクバル。プレシーズンマッチではアトレティコ戦以外で全てに出場しており、若手の中で最もアピールに成功したのがイクバルでしょう。しかも、出場した全ての試合で印象に残るパフォーマンスを見せているのは特筆に値します。ラージョ戦でも、中盤の底からドリブルで持ち上がり、正確なパスでゲームメイクしました。イクバルの素晴らしいところは、テクニックが高いだけでなくアグレッシブにプレーできるところです。また、どの試合でもコンスタントにボールタッチし、プレーに絡むことができるというのは、ポジショニングやフットボールIQの高さもあるということの証明です。

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現時点で守備的MFの獲得に至っていないユナイテッドは、ガーナーと共にイクバルをサブとして考えている可能性も十分にあります。特にイクバルはまだまだ成長します。適切な出場機会を与えれば、1年後にはユナイテッドの中盤を背負って立つ存在となるかもしれません。

👿まとめ

ドローで終わったラージョ戦ですが、新加入選手の慣らし運転と、若手の見極めということがテーマとなっていました。もちろん勝ちたかった試合ではありますが、エリクセンとリサンドロ・マルティネスの新加入2人は、前評判通りのプレーを見せてくれたと思います。初出場となったマルティネスは、ほぼ無難にプレーしましたが、時折インテンシティの高いタックルと前線へのロングフィードも見せました。今後が楽しみですね。

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そして、若手選手にとっては今シーズンのトップチームでの立ち位置を確立するためのアピールの場であり、うまくいった選手もあれば、不十分だった選手もいました。今回取り上げた4人は、素晴らしいパフォーマンスを見せたと思いますし、ローンに出ない選手は公式戦でもチャンスが回ってくるでしょう。中でもイクバルには是非注目して下さい!また、今回は取り上げませんでしたが、85分にピッチに入ったイサーク・ハンセン=アーロンも注目の若手です。今シーズン、公式戦でのトップチームデビューも夢ではないでしょう。

これで22-23のプレシーズンマッチ6試合すべてが終了しました。ビルドアップやプレス、崩しなどのチーム戦術には前進を感じましたし、個人ではサンチョ、マルシャルの好調振りが頼もしい限りです。新加入の3人、マラシアとエリクセン、マルティネスも早期のフィットに期待が持てそうです。まだまだ試合のコントロールを失ったり、昨シーズンの不安定さが顔を覗かせる時もありましたが、テン・ハーグ監督が言うようにおおむね「良かった」と評価できるプレシーズンでした。

22-23PSM-6 試合結果

今週はいよいよプレミア開幕!新生ユナイテッドの戦いを引き続き応援していきます!サポーターの皆さん、今シーズンもよろしくお願いします!!

次の試合はプレミアリーグ開幕節 オールド・トラッフォードでのブライトン戦。8月7日(日)22:00キックオフ!カモン!ユナイテッド!!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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