こんにちはMasaユナイテッドです。
22-23EFLカップ(カラバオ・カップ)決勝戦 ウェンブリー・スタジアムでニューカッスル・ユナイテッド(以下ニューカッスル)と対戦したマンチェスター・ユナイテッド(以下ユナイテッド)。試合は堅さのあるユナイテッドに対してニューカッスルが強度の高いプレーでペースを掴みます。しかし、先制したのはユナイテッド。33分に得たフリーキックをカゼミーロが頭で合わせてゴールに流し込みます。VAR判定の結果オンサイドとなり、得点が認められ先制に成功します。さらに39分にはヴェフホーストのパスを受けたラッシュフォードが決めて追加点。ユナイテッドが前半を2点のリードで折り返します。後半ニューカッスルも攻勢にでますが、ユナイテッドはワン=ビサカ、マクトミネイ、ザビッツァーを投入しタイトな守備で抵抗します。74分のラッシュフォードやアディショナルタイムにはカウンターからブルーノが決定機を作るも追加点は奪えずタイムアップ。試合は2-0でユナイテッドが勝利しカラバオ・カップ優勝!6年ぶりのタイトル獲得を達成しました。
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今回は、優勝を果たしたカラバオ・カップ決勝戦を受けてのコラムです!6年間の無冠を経てついに獲得した優勝トロフィー。冷静な分析が売りの当ブログですが、1サポーターとしての思いの丈をコラムにしました(笑)。
以下項目です。
👿ラインナップ

①暗黒の6年間
6年前の2017年2月26日、ユナイテッドはカラバオ・カップの決勝をサウサンプトンと戦い3-2で勝利。ジョゼ・モウリーニョ監督のチームはタイトルを獲得しました。ズラタン・イブラヒモヴィッチの2ゴールとジェシー・リンガードのゴールで勝利した決勝戦のラインナップで、現在も残っているのはデ・ヘア、マルシャル 、そしてラッシュフォードの3人だけ。スカッドにはマクトミネイ、ショーなどもいましたが6年経って多くの選手がユナイテッドを離れ、当時のチームの原型はほぼなくなっていると言って良いでしょう。もちろん6年という年月と監督が変わっているということで当然の流れではあります。
Embed from Getty Images22-23のカラバオ・カップ優勝を成し遂げたテン・ハーグのチームはユナイテッドの歴史に名を残し、語り継がれることになります。一致団結して戦うこのチームはとても愛されるスカッドとなりました。モウリーニョ監督の後、チームの指揮を執ることになったオーレ・グンナー・スールシャールが種を蒔いたと言っても過言ではないこのチームは、20-21シーズンにはプレミア2位、ヨーロッパリーグ準優勝とタイトル獲得にあと一歩のところまで迫りました。監督としての力量は常に疑問符が付きながらも、レジェンドという立場とその人柄から愛される存在となったスールシャール。個人的に評価している点はスカッドを若く勢いあるものに変革したことです。補強に関しても、マグワイア、ワン=ビサカをはじめ、ブルーノやサンチョ、ヴァランを獲得。マクトミネイやグリーンウッドなどアカデミー組に重要な役割を与え育てた功績も無視できません。しかし、ロナウドを迎えた昨シーズン、スールシャール監督は求心力を失いチームは崩壊。後を引き継いだラルフ・ラングニック暫定監督も選手からの信頼を得らえずプレミア6位という成績に終わります。
20-21シーズンでせっかく芽吹き始めた若草は昨シーズン、一気に枯れ果てることになりました。聞こえてくる不協和音、ネガティブな噂の数々...サポーターに与えた失望はとても大きく、再生には時間が掛かると思われました。しかし今シーズンやってきたテン・ハーグ監督は、その惨状に真っ向から立ち向かい、もう一度土地を耕し、養分を変えて再び芽を出させて見せました。それだけでなく、就任一年目でタイトル獲得という「実」をも収穫するという偉業を成し遂げています。
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